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異世界で夢を叶えたい~ダンジョンでみつけた魔物などで食文化、産業革命を提案する~  作者: クーニー
ダンジョン攻略 50階層から61階層まで
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116話 それぞれの感想

「「「「「「「「「「「いただきます」」」」」」」」」」」


いただきますをしてからそれぞれ食べ始めていく

父親と宗人の二人は

もも肉とねぎの串から食べ始めているようだった


「塩焼きもタレもどっちもうまいな」

「だな 炭火焼きにしているから炭の風味も加わってるな」

「あぁ…これ 酒飲みたくなるな 宗人」

「そうだな さすがに昼間からは呑むのはまずいが」

「確かに それにしても…定期的に食いたくならないか?」

「なりそうだなぁ」


女性陣の方をみると

ゆかり妃殿下と母親が心臓と肝臓を食べながら


「コカトリスの心臓もプリッとしていてコクがあるみたいですね」

「ゆかり様 肝臓の方は柔らかい上に濃厚です」

「そうですね 肝臓は濃厚ですね

 それにしても内臓を食べる文化は

 この国にはなかったわけですが色々と新鮮ですね」

「はい」


こういう会話をしていた

俺はと言うとネギともも肉の串を食べながら

ご飯を食べているのだが

美穂達も全種類口にしてみているみたいだった


「塩もいいけどたれもおいしいよね」

「そうですね わたくしは心臓が好みですね

 肝臓の方はちょっと苦手ですが」

「おねえちゃん こんな感じの食感だめなの?」

「はい」


未来は肝臓が苦手みたいだった

芽衣の方を見ると


「色々 おいしい ご飯にもも肉とネギの串を

 串から外して載せていって醤油をかけてみると

 これはこれで…おいしい」

「めいちゃん それ 焼き鳥丼になるね」

「あ そっか 丼物になるのね こういうかたちにすると」

「うん めいちゃんはタレの方が好み?」


芽衣は考えこんだあと


「うーん…塩は塩でおいしいし

 タレはタレでおいしいからどっちか選ぶのは難しいかなぁ

 あ そうだ 焼き鳥って…他にもあるんでしょ」

「うん 忘れていたけど鳥の皮もある

 ゼラチン質が豊富でブニブにしているけど

 ぼくは1番好きな部分だった」

「そうなんだね それもタレと塩?」

「うん タレの方が好きかなぁ」

「幸正くん 今度 つくってあげる?」


芽衣が少し赤くなりながら俺に聞いてくる


「作って貰えるの?」

「基本的には同じなんだよね 焼き方」

「うん」

「じゃあ、今度は皮で」

「めいちゃんひとりで?」

「わたし一人の手料理が食べたい?」

「食べてみたい」


俺は少しうつむきながら小さくいう


「わかった みほさんたちには内緒ね」

「うん…」


俺と芽衣が会話している間

美穂と未来はお互いに焼き鳥の会話しているみたいだったので

俺たちの会話を気にとめている様子もなかった

俺は内心ホッとしていた


ミアさんはと言うと

すでに串が十数本も山になっていた

食べることが好きな人だなって毎回思ってしまう

侍女さん達も思い思い食べていた


「あぁ、おいしい」

「うん わたし 心臓が好き」

「あー わたしも これ おいしい」

「わたしはももかな 塩の方が好きかな」

「わたしはタレかなぁ」

「どっちもおいしいからどっちも」

「それは うんうん」


そんな会話をしていたと思うと

侍女さんの一人が俺の方にやってきて


「昨日も今日もありがとうございます」

「いえいえ」

「それで…ふと気になったのですが

 肉料理とか魚料理だけでしょうか?

 デザート類はなにもないのです?」

「デザートですか この国だと和菓子ですよね?」

「はい 和菓子以外には…と思ってしまって」


俺はケーキとか作り方もわからないし

作り方がわかる範囲だとフレンチトースト辺りになる


「わかる範囲なら…フレンチトーストというものなら

 比較的 簡単に作れると思います」

「フレンチトースト? トーストということだと

 パンを焼くものでしょうか?」


侍女さんが首をかしげてきいてくる

俺はウインドウを表示させてフレンチトーストを表示させる


「こんな感じのものです

 食パンを卵と牛乳と砂糖を混ぜた液に漬け込んで

 染みこませた後で焼く感じです これならすぐ出来ると思います」

「なるほど 上にはバターとかハチミツを

 かけてもおいしいそうですね?」

「はい」

「ありがとうございます 後で作ってみますね」

「はい」


そんなこんなで

少し遅めのお昼ご飯を食べ終えるのだった

食事後はみんなで後片付けをして

未来 ゆかり妃殿下 侍女さん達は帰っていき

美穂達も家に戻っていくのだが

芽衣だけはまだ帰らずにいた


「あの…幸正くん さっき侍女さんになにを教えていたの?」


もじもじしながら聞いてくる


「あ フレンチトーストかな

 デザート類作ったりしないのかって聞かれたから

 簡単に作れる甘いものだと…フレンチトーストがいいかなと」

「どんなの?」


俺は芽衣にウインドウでフレンチトーストをみせる

芽衣は作り方を読みながら


「手間もかからないね

 日曜日 作ってくるから食べてくれる?」

「それは うん 喜んで

 あ めいちゃん 制限解除しておくから 指輪」

「えっ? いいの?」

「めいちゃんしか使えない指輪だし

 ウインドウみてるときに闇シールドでも使って

 みえなくするとか出来るでしょ」

「いわれてみれば そうですね 闇魔法で

 周りを暗闇で覆ったりすればいいですね うん」


俺は芽衣の指輪の制限を解除する


「これで好きなときに調べ物出来るから」

「ありがと 明後日 楽しみにしててね」

「うん」

「あ あしたはどうするの?」

「明日も大人しくしてようと思う」

「そっか もう急ぐ必要もないもんね」

「あとは英雄さんが魔法効果を物質に組み込むのが

 ちゃんとうまく出来れば

 冷蔵庫などもできるし

 ゼラチン等でデザートも作れると思う」

「あ…ゼラチンっていうとゼリーとかババロアとかに使うものだね?」

「検索してたの?」

「みほさんとネット見ていて見た覚えあるから」

「そうなのね ゼラチンって普通に売ってるんだよね?」

「ゼラチンはまだ売ってないと思う

 寒天なら…羊羹もあるし」

「そうなるとゼラチン作りからかなぁ」

「作り方わかるの?」

「わかんないからネットをみながらかな」

「そうなるのね 明日までわたしもネットでみてみるから」

「うん うまく出来るかどうかはわかんないけど」

「まぁ、そのときはそのときで…フレンチトーストも

 家に帰ったら試しに作ってみるから」

「うん 明後日 たのしみにしてるね」

「うん じゃあ、いくね」


芽衣を見送った後

家に入り自分の部屋に戻るのだった


投稿開始してから3ヶ月経ちました

累計PV数は9000超えたところです

まだまだ底辺なんでしょうけど

ブックマーク数も13人…10人超えたのは嬉しいです


評価して貰えた方も3人 ありがとうございます

これからもよろしくお願いします


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