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8話 皇室にて

月宮陛下視点になります

言葉遣いの使い方が難しくてうまく書けてないかもしれません

初老になろうとしている男性が和服に似た服装を纏いながら

杖を片手でつき部屋の窓からある場所を眺めていた


(なにが起きておる)


男の視線のその先には虹色に輝く柱が天から降りてきていた


(魔の森の封印結界がある場所のはずだが

 虹色の柱はプロテクトアクセラレートか しかし

 あの魔法は我々一族でなければ使えないはずだが

 どうなっておるのじゃ…)


男が虹色の柱を眺めながら考え込んでいると

扉をノックする音が聞こえてくる


「入れ」


男の言葉を聞くなり入ってくる男

これまた初老でがっちりとした体格で

腰に日本刀のようなものを携帯している

部屋に入るなり部屋の中にいた男の前で跪き口を開く


「陛下、畏れながら申し上げます」

「何事だ」

「は、窓の外を拝見致しましたでしょうか?」

「無論だ あれはプロテクトアクセラレートだな」


陛下とよばれた男が窓を見つつそう答える


「は、お察しの通りでございます しかしながら

 通常のプロテクトアクセラレートでの強化値を

 異常に上回っておりまして」

「やはり其方もそう思ったか」

「は、結界対策部署の面々も困惑しておりまして」

「ふむ して…あれを発動出来るものも限られておるが

 息子達はどう答えておった?」

「皇太子殿下ならび妃殿下にはお尋ねてみましたところ

 プロテクトアクセラレートを使用した覚えはないと答えられました」

「そうか 孫娘の未来はどうだ?」

「未来様も使用してないと答えましたが未来様は

 少し様子がおかしいようでした」

「様子がおかしい?」


陛下とよばれた男は首をかしげる


「は 未来様に詳しいことを尋ねてみたところ

 プロテクトアクセラレートを使用するシーンが

 脳裏に浮かんだと語っておりまして」

「なんと…ふーむ 未来には双子の妹がいたはずだが

 妹の方は皇室から外れ…最西の街に我が一族の護衛家系にあたる

 家の者に預けられたと聞いておるが」

「もしかすると…未来様の妹に当たる姫君が発動させたものだとお考えでしょうか?」

「しかしだな…未来の妹には聖魔法を覚醒していなかったはずなのだ

 二人が生まれた直後に鑑定スキルを持っているものに

 鑑定させてみて妹の方には聖魔法が見当たらず

 未来に万が一あったときのためのスペアとして

 遠くで育てる方針をとったのだが」

「双子なれこそお互いに共鳴し合うと言うことでしょうか?」

「それはわからぬ しかし 数年後に結界の力が弱まるとされていたのを

 強化されたのならば国としては喜ぶべき事態だ」

「は」

「一度 様子を見に部隊をむかわせよ

 鑑定スキルもちのものを同行させよ」

「御意でございます 直ちに…」


跪いてる男が立ち上がり部屋を出ようとしたところ

陛下は男を呼び止める


「まて 同行者に未来も同行させるように手配しろ」

「よろしいのでしょうか? 双子である二人を会わせてしまうのは」

「構わぬ 未来の方は薄々感ずいているだろう

 妹の方は分からぬが…」

「承知致しまする それでは」


男が部屋を出て行くのを見届けたあと

ため息をつきながら椅子に腰を下ろす


「魔の森の結界を強化してくれたことはありがたいのだが

 本来なら一族がやらなきゃならない役目なのだが…」


陛下は再び窓の外を眺めるのだった


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