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異世界で夢を叶えたい~ダンジョンでみつけた魔物などで食文化、産業革命を提案する~  作者: クーニー
ダンジョン攻略 50階層から61階層まで
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102話 魔法の授業 見学と武器いじり

朝 俺ははやめに起きると中庭に出て

刀の素振りと抜刀、納刀の練習をしたあと

朝ご飯を食べて登校する

昨日よりは周りの目は落ち着いているものも

やはり俺を見てひそひそ話をするグループもちらほらある

気にせず教室に向かい席に着いていると

しばらくしてから美穂がやってきた


「もう どうしておいていったの?」

「あ ごめんなさい 刀の練習して朝ご飯食べたら

 そのまま来ちゃった」

「むぅ」


美穂が顔を膨らませながら俺を睨む

そのあと芽衣も登校してきたようだ


「おはよう」

「「おはよう」」


挨拶を交わして芽衣は隣の席に座る


「お父様達も唐揚げ好評でした」

「よかった」

「あ 芽衣さんはどれがよかった? わたしはコカトリス」


美穂がそう言うと芽衣も

コカトリスがよかったらしく頷いていた

そして俺たちが会話しているとちらほらと

クラスメイト達も教室にやってきて

挨拶ときののお礼も再度言われた

最後に未来がやってきて


「おはよう」

「「「おはよう」」」


挨拶を交わす

予鈴が鳴り各自の席に戻っていき

授業も問題なく進んでいき3時間目

今日は魔法と実技の授業みたいだが俺たち4人は揃って

先生から見学を言い渡されていた


「そりゃ、わたしたちは教わる意味もないしね」

「確かにそうですね」

「ただ、見学するのも時間の無駄だなぁ

 素振りでもしてようかな ぼくは」

「「「もう…」」」


俺は先生に話しかける


「見学するだけなら時間の無駄ですので

 素振り等していてもよろしいですか?」

「あ はい そうですね 未来様達も自習で」

「「「はい」」」


すんなりと教師から許可を得たので

俺は隅で抜刀と納刀 そして素振りを繰り返すことにした

練習をしつつ美穂達をみていると

美穂は弓を構えて弾く練習を始めていた


「みほさん 弓の扱いは?」

「あ うん 昨日の夜と朝にお母さんに構え方など教わったばかり」

「絵美は…そういえば一通り出来ているものね」

「あらためて…お母さんすごいなと思ったわ

 あと この七色弓だけど矢は魔力で形成されるみたい」

「それは便利ですね 矢を持ち歩く必要もないですし」

「うん そういえば五芒星の杖と三日月の杖は

 髪飾り状態でも装備効果あるから問題なさそうだけど

 ゆきくんはどうするの?」


美穂が俺にそう聞いてくる


「あ νロッドですか?」

「うん 杖 邪魔になるよね ビットはともかく」

「うーん そうだね 杖をなくしてしまって

 篭手装備に変更しようと思います

 ビットはもちろん今まで通り使いまくるけど」


俺はνロッドを取りだしてくる


νロッド 攻撃力9500


杖状を篭手にかたちを作り替えて

防御力と素早さアップを追加する


νガントレット 攻撃力9500 防御力5000 素早さ+150%


漆黒のガントレットにしてビットも組み込む

必要に応じて5つのビットがシールド展開をする


「こんなものでいいかな? 左手用に」

「ほんと ゆきくん 色々出来るよね」

「ゆきくん 頼みあるのですが…雷槍を使わないときに

 収納出来るようにいじれませんか?」

「あ うん どこがいい?」


未来が考え込んだあと


「そうですね 左手の腕輪に出ませんか?」

「うん わかった」


未来から雷槍を受け取り念じながらいじっていく

青白い腕輪に出来るように変更

いじり終えたあと未来に返す


「念じてみて」

「はい」


未来が念じると槍が腕輪に変化して自動的に

未来の左腕に巻き付く


「装備効果はそのままだから

 左手でぶん殴ればスタン効果もあると思うよ」

「なるほど これは便利になりますね」


未来がにっこりと微笑む

俺は美穂の方を見て不機嫌になってないか伺うと

それに気づいたのか美穂が俺の顔を見る


「なによ? 不機嫌になってないか心配してたの?」

「えっと…弓も同じ仕様にする?」

「ふーん おねえちゃんにしてあげたから

 わたしにもしないと起こると思ったの?」

「みほさん その言い方…ゆきくんがかわいそうです」


未来が美穂にそう諭す


「あ ごめん はい 弓」


俺は美穂から弓を受け取り同じように腕輪に出来るようにして

美穂に返す


「ありがとう」

「うん」

「わたしの腕輪は七色に輝いてるね」

「そりゃ、七色弓だからね」


俺は…ふと思い出したように

美穂と未来の左腕の腕輪に触る


「「どうしたの?」」


困惑そうに聞いてくる二人に


「腕輪にするんだし守り面も追加しておこうと…」


そう言うと俺は二人の腕輪に追加効果として


チート攻撃無効 即死無効を追加する

二人はステータス確認して驚くように


「あのね ゆきくん?」

「ゆきくん 誰と戦うつもりなの?」


と…呆れるように俺に言う


「ぼくみたいな転生者 チート能力者が相手でも

 殺されることのないようにかな?」

「「はぁ…でも、ありがと」」


こんなやりとりをしつつ授業が進む

素振りをしながらクラスメイト達のほうも見ると

みんな 的に攻撃魔法を当てる練習をしているようだった

終了間際になり教師が俺たち4人を呼ぶ


「未来様方 ちょっと前においで下さい」

「「「「はい」」」」


俺たちは教師の近くにむかうと


「最後に未来様方に実演をお願いしたいのですが

 あそこの的全部使って構いませんのでよろしいでしょうか?」

「「「「はい」」」」


俺たちは頷いたあと

それぞれの目を一度見てから全員

ビットを飛ばす

芽衣は10個のビットを自身の周りを周回させている

未来 美穂 俺は5個だが

同じように自身の周りを周回させておく

それをみたクラスメイト達は


「わぁ」

「そんな武器 はじめてみた」

「ぼくも」

「わたしも」

「あれどうやって攻撃になるの?」


さまざまな感想が飛び交っている

教師は困惑気味に俺たちを見ているがお構いなしに

全員がビットを操っていき

極小の魔力弾をビットから飛ばして的に当てる


「こんなところかな」

「的を壊さないように絞るのが大変だったね」

「えぇ そうですね」

「はい 魔力を絞る練習にはなりますよね これ」

「「「うん」」」


俺たちがこんなことを呟いていると

クラスメイト達は一斉に


「「「「「「すごい」」」」」」


歓声を上げていた

教師の方はと言うと…立場がなさそうに小さくなっている

そして授業が終わりを迎える

このあとも問題なく授業が進み

放課後になり

各自 帰宅をしてから57階層へ集合するのだった


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