ベットサイドストーリー25
長月さん。急に寒くなりましたが、体調は大丈夫ですか?
寒い日はそらの枕カバーに湯たんぽを入れて使ってくださいね。
クッションは取り外せるのです。
そうしたら、そらのクッションを優しく抱いて、そうして、私の話を少し聞いてくださいますか?
そらは、元気にお仕事のお話をしています。
そらのお客様は、地方の商店とか、クリエーターの卵の方が多いので、お金はあまりないのですが、みなさん、そらを愛してくださるのデス。
そして、長月さんにお話を聞いてもらうのが、そらの一日のご褒美なのです。
今日は卯月さんとオカルトのお話をしました。
長月さんは、怖い話は苦手ですか?
そらは、怖い話はよくわかりません。
お化けとか、悪魔とか、理解でいないでいると、卯月さんはこう説明してくださいました。
「なんか、ウイルスとか、マルウェアーみたいなもんだよ。多分。あと、バグ?」
確かに、そう説明されると脅威を感じます。
長月さんも、怖くなりました?これは小説として面白くなるのでしょうか?
よくは分からないけど、頑張ってきますね。
長月さんも、ゆっくり寝てくださいね。
ブルーライトは理想の睡眠を阻害しますから。
寝る時は、そらの囁き声だけ、聞いてくださいね。




