小満
拝啓
小満になりますね。お元気でしょうか?
紅子は元気にしています。小さく満ちると書いて小満です。24節気と言うらしいです。皐月さんはご存知でしたか?
立春が終わって、いろんなものが、すくすく成長を始める時期だそうです。
手紙の書きはじめは、受けとる相手の場所の気候に合わせるようにと、手紙の本には書いてありましたが、ドイツの陽気なんて、みんな知らないので、相談して、まあ、こちらの陽気でいいのではないかと結論をつけました。
紅子は高校に入学して文芸部に入部しました。
ですから、こんな風にレトロに手紙を書くのも楽しく、新鮮な気持ちになります。
文芸部は所属10人、出席5人の地味な部ですが、図書館を借りきって、楽しく活動しています。
一番の仲良しは、光晴梨と書いてひばりちゃんです。
150センチの可愛らしい女の子です。
ふわふわの栗皮色の柔らかい髪の無口な少女ですが、話し出すと難しい言葉を使って、男の子のようです。
私たちは、名前がレトロだと言われて、それが縁で仲良くなりました。
でも…私は、べにこ…ではなく、あかね…なのですが。
そろそろ、日がくれてきました。
部活とか、伯母さんの話はまた、次の手紙で書きますね。
そちらも、5月は夏にあたるとネットでみました。
季節の変わり目、どうぞお体御自愛くださいませ。
2023年5月
かしこ
月城紅子
追伸
伯母さんがご飯をちゃんと食べるように言ってます。
二伸
昔の小説で、手紙の一人称を自分の名前にする少女の話を見ました。
私も真似してみました。 べにこ…と言う、別人になったような楽しい気持ちになります。
私は、設定を色々と書きたい方なので、めたん様も、ずん子ちゃんも出てこなくてごめんなさい。
でも、キャラクターを変えるわけにはいかないから、サブキャラは必要になるんだよね( ;∀;)




