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51.神器錬成


『条件を達成しました』

『スキル【神器錬成】を獲得しました』


「お、おお……? なんか、新しいスキルを覚えたぞ」


 場所は現実の、俺の家。

 勇者ブレイバくんの武具一式を換金したら、新しいスキルを取得したようだ。


 俺には【異世界のまれびと】という称号がある。

 これの効果で、俺は常人を遥かに凌駕した成長速度を得られてるのだ。


「し、しかし……150億ってやばいな」

「やばすぎっすよ……税務署が動くんじゃないっすかね」


 同居人JKの南木曽なぎそなぎが、恐る恐る尋ねてくる。


「いや、電子マネーだし……そもそも異世界で得た金なんだが……」


 それともかく。

 150億円。宝くじ何回分だよ。まじで、これ。


「ちょおー大金もちっす! すげえっすよ!」

「う、ううむ……なんか申し訳なくなってきた」


 俺より若い子から、150億円分の武具をもらったって思うと、ね。


「ならばその新しいスキルで、武具を作ってやるのはどうだ、我が主よ」


 フェンリルのフェリが、あくび交じりに言う。

 た、確かに……そうだ。


「せっかく手に入れたスキルだ。活用してみよう」


■神器錬成(SSS):特定のアイテムをよりしろに、術者の魔力を吹き込むことで、神器に変換する。作られる神器は、変換前の素材、術者の付与する魔法・スキルに影響を受ける。


「付与魔法のすごい版みたいなもんか」

「よりしろってなんすかね?」

「素材となるアイテムってことじゃないか?」


 ブレイバ君には武器と防具をプレゼントしよう。

 武器……剣、剣か。


「あ。そうだ、あれを」


 俺は土蔵へと向かい、物を取って、戻ってくる。


「これ、剣道の道具っすか?」


 畳の上に置いたのは、俺が高校時代使っていた剣道の竹刀および防具だ。


「そう。俺、高校の時剣道部だったんだよ」

「はえー……意外っすわ」

「まあ弱小剣道部だったんだがな。数えるくらいしかメンバーいなかったし。顧問がOGだったし」

「卒業生っすか?」

「そう。ちょーおっかないひとでさ。今何してるのかな、上松あげまつ先輩」


 まあそれはさておきだ。


「竹刀を神器に変えるか。まあ……神器ってよくわからんが」


■神器(?):神のつくりしアイテム


 ……わ、わからん。


「まあいいや。神器錬成」


 竹刀の上に、半透明なプレートが出現する。


 手のひらの形をしていた。ここに手を乗せて魔力を吹き込めってことだろう。


 また、魔法も付与できるみたいだな。

 俺は無属性魔法の、【魔力刀ブレード】【切断強化】を選択する。


「よし……ぐ、ぬぅううううう!」


 こ、これ結構魔力が必要だぞ!

 付与魔法なんかの比じゃないレベルで、魔力が吸い取られる……!


 やがて……俺の身体から、今まで感じたことないくらいの魔力が吸い取られた。

 かなり頭痛がする。いっつぅ~……これ連発はできんぞ。


「! 界人さん! 見てください、これ!」


 ただの竹刀が、それはそれは見事な刀に変化していた。


■妖刀ヤマタノオロチ(SSS)


「おお、なんかすごそうな剣になったぞ」

「SSSランクってすげーっすよ! さすが界人さんっす!」



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― 新着の感想 ―
[良い点] 形も変わるんだね。それなら安心w
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