254.
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
「あーもう……頼むから帰ってくれよ」
「いえ。神の下僕として、一生あなた様に尽くします」
俺がソファーで頭を抱えていると、スーツ姿の神・モリガンが真顔で即答してきた。
忠誠心が重すぎる。
そんな真面目すぎるモリガンの横で、天使トゥアハーデはだらしなく床に寝転がり、ポテチのカスをこぼしながらくつろいでいた。
「いやぁ、ありがとう主神様〜。モリガンが主神様のおかげでうるさく言わなくなったので、もう堕落しまくりです〜。最高〜」
「……お前、それじゃもう完全に『駄目神』だな」
俺が呆れ果ててため息をついた、その瞬間だった。
ブワワワワワッ……!
突如、リビングの空間が歪み、視界を埋め尽くすほどの大量の精霊たちが実体化して現れた。
彼らは一言も発さず、ただ無表情で、床に寝転がるトゥアハーデをじっと見つめている。
「えっ、なに……? なんなの、ねえ、こわいよ!」
尋常ではない精霊のプレッシャーに、トゥアハーデが涙目で俺の足元にすがりついてきた。
「どうしたフェリ、これ……」
『ふむ。なるほど』
霊王たるフェンリルのフェリが、ポテチを咀嚼する手を止めて顎をさすった。
『どうやら精霊たちは、「この天使を進化させるか?」と聞いておるぞ』
「ハァ~~~~? なんだそれ」
『いま、主がそいつのことを「駄目神」と言ったじゃろ? でもトゥアハーデは天使じゃ。だから、主の言葉通りに「神」へと進化させようかと、精霊たちが待機姿勢に入っておるわけじゃ』
「言葉の綾で言っただけだ! いらんって!」
俺が慌てて叫ぶと、精霊たちはスンッと空気に溶けるように消えていった。
……危なかった。
だが、ふと疑問に思う。
いつもなら、俺のこういう何気ない一言で「無自覚やらかし」が発生し、強制的に取り返しのつかない大事件(強制進化など)が起きていたはずだ。
どうして今回は、勝手に発動せず『確認』のワンクッションがあったんだ?
『どうしてって、我のおかげじゃろうが』
フェリがドヤ顔で胸を張り、ふんす、と鼻息を荒くした。
『前に我から渡しておいた「始動キー」があるじゃろ? あれのおかげで、主の力が暴走せず、ちゃんとワンクッション置けるようになったのじゃ。感謝するがよい』
なるほど……!
俺は心の中でフェリに全力で土下座した。
いやぁ、フェリからあの時『始動キー』をもらっておいて、本当によかった……!
あのアイテムがなければ、今頃俺のリビングにまた新しい神が爆誕し、スローライフがさらに遠のいていたところだ。
俺は冷や汗を拭いながら、ソファーに深く沈み込むのだった。
【おしらせ】
※2/25(水)
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