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【Web版】異世界行ったら長野の神になりました  作者: 茨木野
第3章

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245/255

245.蘇生



 俺のうかつな発言により、女神モリガンをぶっ殺してしまったようだった。


 万里ばあちゃんとの通話を切った後、俺はスマホを懐にしまい、ポリポリと頭をかいた。


「で、どうしようかな」


 目の前には、白目を剥いて舌を出した女神の死体が、無様に転がっている。

 さすがに放置はできなかった。俺がやっちまったわけだし。

 でも、不思議ととんでもないことを、しでかした感はないんだよな。普通、人を殺したら罪悪感にさいなまれるもんだが。


 俺にそれが、ないわけじゃあない。

 でも、なんというか、説明するのが難しい。だが、なんとかなる、という根拠のない予感しかなかった。


『なんだ、主よ。さっさと蘇生させるんじゃあないのか?』


 フェリが呆れたように尻尾をパタパタと振る。

 言いながら、前足でモリガンの頬を、ぷにぷに、と楽しそうにつついている。

 ついでにトゥアハーデちゃんも、ここぞとばかりに指でつんつんしている。

 おい。


「あんたの上司じゃあないのか?」


「そうですが、今までひどいことされたのでっ」


 トゥアハーデちゃんが、花が咲くような満面の笑顔で答える。その指は、リズムよくモリガンのわき腹をえぐっていた。

 鬱憤がたまっていたと。そんないい笑顔で、つんつんするなって。

 余計に不憫に思えてきた。なんとかしてやりたい。


「かはっ! はぁ……! はぁ……! こ、ここは……」


 突然、死体がビクン! と魚のように跳ね起き、深呼吸を始めた。


「は? 何で生き返ったのん……?」


 俺は思わず半歩下がって目を丸くした。

 いや、死者蘇生レイズデッド、使おうかなって思ったところだった。それだけだった。

 蘇生の魔法を使ってないのに、一体、どうして生き返ったんだろうか。


「ちょっと、トゥアハーデ……あなた何をしてるのですか?」


 モリガンがジト目で睨みつける。


「ひー! すみませんモリガンさまぁ~!」


 トゥアハーデちゃんが涙目になり、ガタガタと震えながらジャンピング土下座を決めた。



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※12/24


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