237.甘いもん
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
天使のトゥアハーデちゃんは、戦うことが嫌だったようだ。
まあ、どう見てもバトル向きな性格してなかったしな。
そんな子を無理矢理、戦わせていたんだ。天界の神ってやつは、どうしようもないやつだなって思ったね。なんなんだろうかあいつ……ったく……。
グスグスと泣いてるトゥアハーデちゃん。
なんとか、慰められないものだろうか。
『えーろ、えーろ、えーろ』
……フェルのやつが、あおってくるが、無視する。何でもかんでもエロで解決しようとすな。まったく……。
エロより、この子の場合、美味しいものを食べるのが一番だろう。
ということで、俺は彼女を客間にあげる。
料理の前に、小腹がすいてるだろうと、俺は冷蔵庫からそれを取り出す。
トゥアハーデちゃんのもとへいき、とん、とちゃぶ台の上にそれをのせる。
「……ぐす。なんですかそれ?」
「タピオカミルクティだ」
「た、たぴ……?」
通販で買っておいたものを、冷蔵庫で冷やしておいたのだ。
「美味しいぜ、飲んでみ?」
甘いものはいい。幸せな気持ちになるからな。
今のこの子には、甘いものが必要だろう。
トゥアハーデちゃんはうなずいて、タピオカミルクティに手を伸ばす。
ストローを指した状態で渡した。彼女は直感的に食べ方を理解したらしく、一口ずず……とすする。
「!? な、なんだこれは……! う、うまい!」
ずるずるずる、とトゥアハーデちゃんがタピオカをすすっている。
「もちもちで……美味しい! なんだこれ! こんな美味しいもの初めてだ!」
そう言っているトゥアハーデちゃんの表情は明るい。よかった。少し元気になって。
よし、もっと元気になるように、うまいもん用意してやるか。
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