236.したくない
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
トゥアハーデちゃんが襲いかかってきた。
「なーもー、やめようぜ? 争いはよくないよ」
「だ、黙れ……!」
トゥアハーデちゃんは、上からの指令のせいで、戦わないといけない。
でも……俺はなんとなく理解していた。
「君……あんま戦うの好きじゃあないでしょ?」
「!?」
トゥアハーデちゃんの目が見開かれる。心の中を言い当てたからか、相当驚いてるようだ。
「お、おのれ……邪神の、の、能力か……!?」
「いんや。違うよ。てか、俺じゃあなくても、わかるよ。君が……優しい子だってね」
俺を殺すのが目的ならば、寝首をかくなり、暗殺するなりと、やり方はたくさんあったはずだ。
でもこのこは正面から俺を殺そうとしてる。……俺に抵抗させようとしてる。
「君、戦いが嫌いなんだろ?」
「だ、黙れぇ……!」
「無理に戦う必要ないよ」
「うるさい……! わ、わたしは……天の使い! 天の命で動く人形! それ以上でもそれ以下でもない……! それが! わたしの存在意義!」
だっ……! とトゥアハーデちゃんがこちらに襲いかかってくる。
天の剣を新たに作って、それで斬りかかってきた。
……俺は……よけなかった。
びたっ、と剣が俺の前で止まる。
「……なぜよけない?」
「もうやめようぜ。こんなこと、そんなことより……ご飯食べよ? な?」
トゥアハーデちゃんは剣を消して、その場に崩れる。
ぐすぐすと、泣き出す。やっぱり……人を殺すことを、このこはあんまり得意としてなかったんだな……。
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