226.意味深
ばーさんから、神は恐るるに足らずってことを教えて貰った。
はー、やれやれ。心配して損したぜ。
「ところで、界人。我が孫よ」
「なんすばーさん?」
「ひ孫はいつうまれるのかのぅ?」
「はぁあああああああ? ひ孫ぉ……?」
こくん、とばーさんがうなずく。
急にどうしたんだろうか……。
「いつまでもふらふらしてないで、女を作れ。おらんのか? ん? 確か同居してる女がいるんだろう?」
「いやまあ、何人かいますけども」
なぎとか。
「そやつと子供が生まれないのか?」
「どうだろ……」
「やってないのか?」
「いやまあ、やってますが……」
何度かね。
「避妊してるから」
「なんと! いかんのぅ……それはいかん! わしはひ孫の顔をみたいのじゃー!」
のじゃーっつってもねえ……。
「俺まだ独り身でいいし」
「本当かのう?」
「ほんとほんと。つか、今色々忙しいしさ」
天使やってきたり、なんだったりで。
「ふぅむ……そうか。忙しさがどうにかなれば、おぬしは子作りしてくれるのか?」
「え、あー……どうだろう」
まあ、でもなぁ、今の変な忙しさが一段落すれば、いいかもなぁ。
にやり、とばーさんが笑う。
「なるほど、理解したぞい」
「え、何を?」
「ふふふ……」
「意味深笑いやめて!」
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