217.天使を飼い慣らす
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
俺の目の前で、天使ちゃんが芋にがっついている。
「うま……! なにこれ……! この……この感情は、いったい……!」
頬を赤らめながら、ガツガツと芋を食う姿には、神聖さのかけらも感じられない。
『うむ……うまうま』
フェルさんも芋を食べている。
どれ、俺も一口…………うん!
「うめえ……!」
なんだこりゃ。甘すぎる!
ねっとりとした口触り、そして上品な甘さ!
「「『うまぁ……!』」」
つい俺たちの声が重なってしまう。
天使ちゃんはハッ! と我に返る。
「て、天使はこれくらいで買収されませんので!」
「はぁ……」
何も言ってないんだけども……。
「それより、おかわりはないのですか?」
「え、ああ。あるけど……」
「そうですか」
「ああ」
無言。
あれ、もしかして……。
「おかわりほしいの?」
「だ、誰が欲しいと! こ、この私は天使! 神の使いが、そんな、物乞いのようなマネをするはずがありません!」
さいですか。
なーんかちょっとむかっときたな。
「じゃ、おかわりはあげない」
「あ……」
天使ちゃんがこの世の終わりみたいな顔をしている。
ちょっといたずら心がむくむくと。
「欲しかったら、お願いしないとね」
「ぐぬ……! く、お、お願いします……おかわり……ください」
「はいはい」
俺は二つ目の、銀紙に包まれた焼き芋を渡す。
天使ちゃんはうれしそうに頬張っている。
『天使を飼い慣らすとは、やるなぁ』
フェルさんニヤッと悪い顔をする。
いや別に飼い慣らすきはないけども……。
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