表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
210/241

210.シリアス終了RTA



 日本がヤバいらしい。

 

「具体的に何をしようとしてるンです、殺し屋たちは?」

「どうやら異世界から……邪悪な竜を呼び出そうとしてるらしい」


 ……異世界からドラゴンを召喚……か。


「なんでわかったんだ?」

見晴者レイカーが召喚魔法陣を確認したんだ」


 練能力者にはそれぞれコードネームがあるんだそうだ。

 見晴者レイカーとは、公安所属の練能力者で、千里眼の能力を持つらしい。


「かつて召喚し、日本を危機におとしいれた邪悪龍召喚の魔法陣と一致した」


 ……ん?

 邪悪龍……?


『くっくく』


 あ、フェルさん笑ってる。これは何かに気づいたようだな。


「フェル」

『なんだ?』

「何か気づいたんだろ?」

『まあな。くくく! だが……我は言わないぞ』


 まーただよ。ったく。

 しかし……フェルが笑ってるってことは、多分……俺の予想があってるってことだろう。

「邪悪龍が召喚されたらおしまいだ……」

「あー……あのさ、無一郎さん。多分だけど、邪龍は召喚されないよ」


「!? ど、どういうことだっ!?」


 どういうことって……まあ。


「俺、それ倒したし」

「………………はひ?」


 ぽかんとしてる無一郎さん。


「俺、向こうの世界にいたときに、倒したんだよね。その邪悪龍ってやつ」

「え? え? ……ええええええ!?」


 無一郎さんが驚愕してる。

 そりゃそうだ。


「し、しかし! 待ってくれ! たしか古文書によると、邪悪龍を倒した人間は強力な呪いにかかると」

「あ、うん。呪いかかりました。もう治したけど」

「えええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!?」


 無一郎さんが唖然、呆然とする。

 そりゃ、まあ。そうなるわな……。


「ふぇええ……じゃあ、ぼくの心配は、杞憂だったってことぉ~……」

「なんか、すんません……」


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ