表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
207/241

207.帰ってきたぞ!



 やるべきことをやって、俺は現実へと帰還を果たした。

 ラビリンとは森の外で分かれた。んで、俺は世界扉をくぐって、こうして地球へと帰ってきた次第である。


「は~~~~~~~~長かったぁ……」


 久々に現実世界へと帰還したな。なんかもうずいぶんと異世界に居た気分だ。

 もうしばらくは現実でスローライフ……と思ったがこっちはこっちで、俺、長野神なんつーあほみたいな名前の神として、あがめられてるんだよね……。


「どこにあるのよ、安住の地……」


 まあ、こっちの信者どもは下手に神の社(※俺んち)に入ってこないから、いっか。

 ここから出なければ、人と会うこともないし(神は来るけども)。


「あれ? なぎー? 悠乃ー?」


 俺と一緒に暮らしてる、JKのなぎと、なぜか拾ってしまったハリウッド女優の悠乃メンヘラが居ない。


「どうしたんだー?」


 ……すると俺の寝室のほうから、何やら艶っぽい声……否、あえぎ声が聞こえてくるじゃないか。


「フェルさん。様子を見てきてくれ」

『くく……良かろう』


 一緒に世界扉をくぐってやってきたフェンリルのフェルが、ニタニタ笑いながら寝室へ向かう。

 しばらくして、フェルが戻ってきた。


『主よ、面白いものが見られるぞ』

「あ、いいっす。見たくないっす」


 どうせろくでもない事態が展開されてるんだから! 俺知ってるんだから!


『どうやら女どもは、さみしかったんだろうな。おまえ様の布団で自慰……』

「あーあー、もうわかった。理解しましたよ。はいはい」


 どうやら二人にかかっていた、邪龍の発情の呪いが解けてない様子。


「解呪《ディスペル!》」


 俺は扉越しに二人に、呪いをとく魔法をかけておいた。

 現在、俺は邪龍の呪いを解いた状態だ。だから、解呪で元々かかっていた呪いをとけば、二人は元通りになるはずである。


 解呪をかけたし大丈夫なはず。あとはちょっと時間をおくか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] カミサマ、それフラグ……
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ