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204.進化



 闇の大精霊が進化した。


「うわははは! すごい! かっけー! これぞオレ様の最終進化形態だぁ!」


 女となった闇の大精霊がはしゃいでる。

 飛ぶな、揺れるぞ……(胸が)


「わ! かっこいーのですっ!」


 ラビリンが褒めるもんだから、大精霊のやつ喜んでまたぴょんぴょんする。やめろ。


『しかし主よ』


 フェルさんが離れたところで言う。


『やつは一時的に進化しただけにすぎんぞ?』

「どういうこと?」


『闇の大精霊は今、長野神から一時的魔力供給を受けてるから人型となっている。が、神気しんきがなくなれば元に戻る』

「ほーん……」


 別にそもそもこいつを人型にしておく意味も理由も俺にはないんだが。


「えー! この姿じゃなくなっちゃうのぉ?!」

「らしいぞ」

「しょんなぁ~……」


 がっくり、と大精霊が目に見えて落ち込む。

 ラビリンがチラチラ、とこちらに期待のまなざしを向けてきた。どうにかしろってか?


 うーん……。

 まあ大精霊が可哀想だしなぁ。


「フェル。どうにかできないか?」

『そうさな。名を付けるのはどうだろうか』


「名前?」

『うむ。名前を付けることで、主との間に強力な魔力経路パスができる。そうすれば、常時主から精霊は魔力供給を受ける』


 ふーん……。

 理屈はよーわからんが、とにかく名前を付ければ良いんだな。


『名を付けるということは、名で縛ることと同義。名付けは原初の呪術といえる』


 なんかぶつくさよーわからんこと言ってるフェルさん。

 ま、いいや。


「名前名前……。闇だから【シャドウ】とかどうだ?」

「おおぉおお! すごい! なんか……体の中に熱い物が流れ込んでくるぞぉ!」


 さっきまでシャドウの体は少し透明だった。

 が、俺が名付けた瞬間、きちんとした肉体になった。


『これで契約は完了したぞ』


 よし、あとはラビリンに、シャドウと契約してもらうだけだ。

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