202.一〇八式
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
闇の大精霊と戦っている。
『はぁあああああああああああああああああああああ!』
大精霊の体からはとてつもない闇のオーラがあふれ出ている。
『108式をついに使う羽目になってしまったかぁ!!』
なんか語り出した。
『この力はオレの寿命を削る技! できれば使いたくなかったんだ!』
え、まじか。
寿命削る……? いやいやいや。
「そこまでしなくていいよ。どうせ俺にダメージ入らないだろうし、寿命を無駄に削るだけになるってば」
善意で忠告したつもりだった。
しかし大精霊は俺の発言がしゃくに障ったようだ。
『余裕ぶりやがって! 食らえ! はぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!』
さらに闇のオーラが大精霊の体から湧き出る。
彼は苦悶の表情を浮かべていた。
なんか申し訳ない。
『くらえ! 108式波動球ぅうううううううううううううううううう!』
黒いエネルギーが目の前で凝縮され、1つの球となる。
そして俺めがけて飛んでくる。
黒い球は俺の体にぶつかると……。
ドゴォオォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!
『はっ、はっ、ははは! どうだぁ! みたか! これがオレの命を削った一撃ぃ!』
が。
ノーダメージ。
えっと、どうしよう。
なんか可哀想になってきた。
「ぐ、ぐわー、や、やられた~」
ぱたん、と俺はその場に倒れる演技をする。
しかし闇の大精霊は……。
『なんで生きてるんだよぉおおおおおおおおおおおおおおおおおお!』
「あ、これ死んでなくちゃ駄目だった?」
『ちくしょぉおおおおおおおおおおおお!』
わんわん! と大精霊が泣き出してしまった。
あわわ。
『あーあ、主がなーかしたー』
フェルが茶々入れてくる。
くそ、うるさいぞ。
『命まで削ったのにぃ~! ノーダメージだなんてぇえええ! うぇええええええええええええええええええん!』
あわわ、どうしよう。
慌てる俺をよそに、ラビリンが大精霊に近づく。
「よ、よしよし。大精霊様は、がんばったのです!」
優しいなラビリン……。
大精霊はよしよしされているうちに、泣くのをやめた。
『おまえ……いいやつだな。名前は?』
「ラビリンなのです」
『ラビリンか……うん、おまえ、オレの子分にしてやっても良いぞ』
「わーい! ありがとなのですぅ!」
子分いいんかい。
まあ気に入られたようだし、契約はしてもらえるだろうから、いっか。
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タイトルは、
『おっさん剣聖、獣の国でスローライフを送る~弟子に婚約者と道場を奪われ追放された俺、獣人国王女に拾われ剣術の先生となる。実は俺が世界最強の剣士だったと判明するが、泣いて謝っても今更戻る気はない』
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