201.実は俺神でした
闇の大精霊のもとへやってきた俺たち。
なんか大精霊は怒って俺に攻撃してきた。
ワシの波動球は108式まであるとか言って、攻撃してきてるんだが……。
『ぜえ……はあ……ひゃ、100式闇波動球ぅうううううううううううううううううううううううううう!』
大精霊が両手をバッ! とかかげる。
悟●の元●玉みたいなのが出現する。
「ひいぃ! なんて闇の波動ですぅう! 今度こそ終わったですぅううう!」
同行者ラビリンがおびえてますわ。
でも俺は全然怖いって思わないんだよね。早くしてよっていうか。
『死にさらせぇえええええええええええええええええええ!』
大精霊が波動球を俺にぶつけてくる。
だが俺は何もしない。何もしなくとも……。
ドゴオォオオオオオオオオオオオン!
「で?」
『なん……だと……!? ひゃ、百式でもおまえを、倒せないというのか……』
なんかすごい落ち込んでる。
なんか申し訳ない。
「すまんな」
『ぐ、く、くそ! なんなのだ!? どうなってる……大精霊の魔法がきかないなんて……』
するとフェルがあくび混じりに言う。
『そこの男は、現人神だよ』
『なっ!? や、やはりか……!』
あらひとがみ?
『人の姿をしてこの世に現れた神のことだよ』
「いやいやいや……フェルさん、俺は人間っすよ?」
確かに後天的に神の力を得たけどさ。
するとフェルが言う。
『いや、我が主は神として生まれてたんだよ。最近確信を得た』
「ど、どういうこと?」
『主は後天的に神になったと思ったが、多分違う。神の生まれ変わり、あるいは神の魂を持った存在だったのだ。肉体の器が人間ってだけで』
う、ううん?
何言ってるの?
「え、俺の前世が神とかそういうこと言ってる?」
『正確には違うが……まあ、にたようなもんだ』
まじかい……。
『神の魂を持ち、人間の器に収まっていたが、信者が増えて神として覚醒した。それが今の主の姿だ』
「いやしかし……そう思う根拠はなんだよ?」
『神の力を自在に操ってるところだな。神の力を操れるのは、神の魂を持つものだけ』
つ、つまりなんだ……?
俺、実は最初から神だったってこと……?
『然り。本来は人間として終わるはずだったのだが、神の力を得たことで、神となった……ってところだな』
ま?
え、俺、自覚がなかっただけで最初から神だったのか……。
まじか……。
『くそっ。神が相手なら、勝てなくても仕方ない……』
なんか落ち込んでる大精霊さん。な、なんか悪いな……。
『だ、だが! オレはまだ負けたと認めたわけじゃない! 108式波動球を、おみまいしてやるぅ!』
えー……まだ続けるのぉ?
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