表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
199/241

199.幻術

【※読者の皆様へ】

今回のあとがきは、

「全ての読者様」にお読みいただきたいです!


1分も掛からないので、最後まで目を通してくだると幸いです。



 俺は闇の大精霊に会いに来ている。

 どうやら俺たちを試しているらしい、精霊の罠をかいくぐり……。


 ついに、俺たちは広いホールへと到着した。


「ここが闇の大精霊の寝床でいいのか?」

『『『そー』』』


 俺の周りにいる微精霊たちがうなずく。

 うーん……ただのホールだ。地面は石畳、壁は土まるだしで、木が張っているくらい。

 ほかに何かがあるわけでもない。


 精霊の影も形もない。


「留守してるのかな?」


 そのときだった。

 ずぶ……。


「あわわあ! か、神様たすけてください!」

「おん? どうしたラビリン? って、おおお!?」


 ラビリンが床に沈んでいくのだ!

 底なし沼のように、ずぶずぶと!


「え、どうなってんだこりゃ!」


 俺は近づいて、ラビリンの腕をつかみ、引っ張り上げようとする。

 が。


「ぬぐぐぐ! 持ち上がらない!」


 どんどんとラビリンは沈んでいく。

 一方で俺はいくら頑張っても彼女をもちあげられない。


「フェル! おまえも手伝え!」

『ぶぐぶぐ……』

「フェルーーーーーーーーーーーー!」


 フェルのやつも沈んでいた。

 鼻先しか出ていない!


 おかしい、普通の地面なのに、俺たちはどうして沈んで……いやまて。


「俺も、どうして沈んでるんだ……?」


 俺は浮遊してるっていっていた。

 床に接地してないのに、どうして、俺は沈んでいくんだ……?


 ……どうにも違和感がある。

 微精霊たちが何も言わないのも気になる……まさか!


「幻術!」


 パキィイイイイイイイイイイイイイイイイン!


「『は?』」


 俺……と、誰かの間抜けな声がした。

 俺は床に倒れている。もちろん、沈んでいることはない。


「はひぃん! たすけて~!」

『ぶぐぐぐぐ……あるじぃ~……』


 ラビリンとフェルは、俺の目の前で倒れて、目を閉じている。

 まだ幻術にかかったままか。


『し、し、しんじらんね~~~~~~~!』


 俺の目の前には、黒い大きな光の球があった。

 球がしゃべるたびに、明滅を繰り返している。


『オレ様の幻術を自力で突破!? しかも……何かこいつ自身がやったわけじゃない! なんだこいつ! なんなんだこいつぅ!?』


 どうやらこの黒い球体が、闇の大精霊らしい。

 なんだこいつだって……?


「ただの、ドロップアウトしたおっさんだよ」

『『『長野神~』』』


「それ恥ずかしいからやめて!」


 微精霊が、俺の恥ずかしいあだ名を言うのだったっ。

 やめて! それ!

【★大切なお知らせ】


好評につき、連載版をスタートしました!


『【連載版】スキル【無】の俺が世界最強〜スキルの無い人間は不要と奈落に捨てられたが、実は【無】が無限に進化するSSS級スキルだと判明。俺をバカにした奴らが青ざめた顔で土下座してるけど、許すつもりはない』


広告下↓にもリンクを用意してありますので、ぜひぜひ読んでみてください!


リンクから飛べない場合は、以下のアドレスをコピーしてください。


https://ncode.syosetu.com/n2689ja/

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 「なんでそんなこと知ってるの?」 →「カイトをフォロー(信仰)してるから」
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ