188.またまたやらせていただきました
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
俺は妖精郷ってとこにきている。
呪いを解いてもらうためだ。
で、目の前にはフードを被った女子。
眼鏡をかけた、10代前半くらいの女の子だ。
おさげだし、どことなく大人しい子の印象を受ける。
「きゅ~……」
「おおい、大丈夫かい?」
「はえ……?」
お、目が覚めたみたいだ。
女の子は俺を見て……。
「え、えと……」
「よっ。大丈夫かい。君、倒れてたけど」
「あ、はい……」
そう答えたあと、しばしの沈黙があって……。
「ほええええええええええええええええええええええええええええええ!?」
こ、声がデカい……。
どうしたんだろう、この子。何に驚いているんだ?
「ええええ、な、ななん、なんで!? なんで【らび】のこと、見えてるのです!?」
「らび……?」
と、そこへ……。
「GUGYAAA!」
ん?
デカい虫が近づいてきたじゃないか。
『馬鹿な虫だ』
「ほんとな」
どうやらこの子を狙って、魔蟲どもが近づいてきたみたいだ。
「ひぅううう! 魔蟲にも見付かってる!? なんでぇ!?」
怯える女の子。
一方、魔蟲を前にしても、俺は特段どうにも思わなかった。
あんな人間サイズくらいの、デカい虫。
普通だったらビビってしかるべきだろう。
でも、なんでかな。
俺にはあのデカい虫が、蚊とかハエとか、そういう小さな虫にしか見えないのである。
「GI……!!!!!!!!!!!」
虫が俺の前で止まる。
俺は、言う。
「帰れ」
「GI、GA……GIIIIIIIIIIIIIIIIII!」
虫が去っていく。
ふー、良かった良かった。
「あ、あわあわ……あの恐ろしい魔蟲を、にらみんだだけだけで追い返すなんて……すごいのです……」
にらんですらいないんだが……。
俺の目つきが悪かったから、そう見えたのかな?
さて。
「嬢ちゃん大丈夫かい?」
「は、はひ……あ、あのぉう……らびが見えてるのです?」
「え、ああ。ハッキリと」
すると女の子がじわ……と目に涙をためると、めそめそ泣き出したの!
「え、え、ど、どうした!? お腹空いたの?」
「ちがうのですぅう~……うれしくってぇえ~……ふええええええええええん」
ええ、どうしたんだろう……。急に泣き出すし。
困ったなぁ……。
『くく、恐るべき巨大蟲よりも、泣いてる女子のほうに手を焼くとはな。やはり主は面白いやつよ!』
【★☆読者の皆様へ 大切なお知らせです☆★】
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