178.邪龍デスクライシス?
黒い竜をぶったおしたあと、勇者ブレイバくんに見つかってしまった!
逃げるつもりが、駄犬にむりやり、勇者のもとへ連れてかれたのだった。
覚えておれ……(恨み骨髄)
「ししょう! ひさしぶりです!」
「そ、そっすねえ……」
このお目目キラキラさせてるおこちゃまが、この世界の勇者ブレイバ君。
なんか知らないうちに、俺は彼の師匠的サムシングになってるのだ。なぁぜ?
「邪龍デスクライシスを一撃で倒してみせるなんて、さすがっす!」
「はい……?」
なに……え? なに?
デス……え?
「なんだって?」
「デスクライシス! 封印されていた邪神の一柱っす!」
「お、おう……」
なにそれ。封印?
邪神? なんのこっ茶(お茶的な)。
「邪神復活に手こずってる、ダメな弟子のために、たすけてくれたんすね!」
すんません、邪神復活したこと知らなかったし、そもそも助けるつもりは毛頭なかったっす……。
それを正直に言うと傷つけるだろうし、だまっとこ。
とりあえず長くしゃべってると、いろいろバレてめんどくさいし(邪神が何とか興味ないし)……。
「まあ、その、あれだ。じゃあね!」
「あ、ししょう! いずこへ!?」
俺は自分で飛行の魔法を使って、その場を後にしたのだった。
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