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176.龍と竜

【☆★おしらせ★☆】


あとがきに、

とても大切なお知らせが書いてあります。


最後まで読んでくださると嬉しいです。



 俺はフェンリルのフェルの背中に乗って、上空にいた。

 思えば……あんまり異世界を旅したこと無かったなぁって思ったり。


 こっちでしばらくのんびり異世界旅行とかでもいいかもしれんな。


「ってか全然人を見掛けんな」


 現在、隠密ハイドの魔法で姿を見えなくしながら、空を飛んでいる。

 眼下にはしかし、人が歩いてる気配がない。


 馬車すら通ってる感じもないな。


「なぁぜなぁぜ?」

『くくく……さぁなぁ~』


 この犬……絶対理由わかってるだろ。それでいて主人に報告しないなんて、駄犬め。


『主よ、これからどうするんだ?』

「いったろ、魔物相手に魔法をぶっぱなすって」


 とはいえ、魔物っぽいのがあんま見当たらない。

 あんれぇ~? どうなってんだ?


探知サーチ


 生命反応を調べる、探知サーチの魔法を使う。

 すると確かに人の気配はする、魔物もいる。が……。


「どっちもなんか不自然に固まってるな」

『何かから逃げてるのではないか?』


「何かって?」

『例えばアレとか……?』


 すると、少し離れた場所に、黒々とした鱗の、巨大な龍がいた。


「マジか! あんなでっけえモンスターにひっかからなかったなんて、探知サーチの魔法はナニしてるんだ?」

『くく……さあて主よ。どうする? あの龍』


 改めて黒い龍を見やる。

 結構でっかいな。山ひとつくらいある。

 翼の生えてないタイプで、ヘビみたいな、龍がそこにいる(ドラゴンボールのシェンロン的な)。

 黒龍からは何か黒いもやみたいなものが出ている。


「どう見ても魔物だな」

『どうする?』


「んなもん、倒すに決まってんだろ」


 久しぶりに攻撃魔法ぷっぱするぜ。

 現実じゃあ使う機会ないしよぉ。


「派手にいくぜ!」


 バッ……! と両手を前に伸ばしたそのときだ。

 カッ……! と俺の両手が輝きだした!?


「あ、あれ……? まだ使う魔法決めてないんやが……?」


 もとより無詠唱魔法を使う俺であるが、使う魔法の名前を叫ぶ(イメージする必要があるから)。

 しかし今回はその魔法名すら唱えず、魔法が発動した……!


 巨大魔法陣が上空に展開。

 そこから降りてきたのは……これまた、ドラゴンだった。


 雷を纏った、超巨大ドラゴンが、黒い龍を見下ろしていた。


『ふむ、あれは神域しんいき級魔法だな』

「なんだよ神域しんいき級って……?」


『神クラスの魔法、と言えばよいかの』

「ごめんわからん」


 雷のドラゴンを前に、黒い龍がぽかん……と口を開けていた。

 龍もそうとうなでかさだが、俺の出した雷のドラゴンは、もうそれを何倍、何十倍でっかくしたようなサイズ感をしている。


『BAOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!』


 雷のドラゴンがそう叫ぶと、手で龍をがしっとつかむ。

 そして頭から、龍を丸かじりした。


 そしてばくばくばく、と龍を食ってしまい……

 ドゴゴオォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!


 雷鳴をとどろかせて、消滅。

 あとには何も残らなかった。


 黒い靄もいつの間にか消滅してるし……。


「なんだったんだ、あの龍と竜は……?」

【★☆読者の皆様へ 大切なお知らせです☆★】


新作の短編投稿しました!

タイトルは、


『大魔導士は田舎でのんびり人生を謳歌する~「おっさんは必要ねえんだよ」と勇者パーティをクビになった俺、実は仲間にレベルを奪われてただけだった。呪いが解けて弱体化したみたいだが俺にはもう関係ない』


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リンクから飛べない場合は、以下のアドレスをコピーしてください。



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