155.うっかり呪いを解く
【☆★おしらせ★☆】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
七獄をクリアしたと思ったら、ハイエルフの里にきてしまったようだ。
……うーん、正直転移魔法で帰りたい。
帰ろうかな。
そうしよう。
「…………」
あれ?
転移魔法が発動しないぞ。
『どうした? 我が主よ』
フェリがテレパシーで会話してくる。
俺も同じように言う。
『めんどくさいから、転移で逃げようとしたら、できなかった』
『ほう……なるほど。転移を阻害する結界でも張っているのだろうな』
『ほーん、そんなもんあるんだな』
俺は頭上を見上げて、鑑定スキルを発動させる。
■乱魔結界
→魔法の効果を乱す結界。登録されていない魔力以外の魔法を感知すると、キャンセルしてくる。
なるほどね。こりゃ厄介だ。
さてどうやぶるかね。
『スキル結界破壊を獲得しました』
……お、おう。
もう結界を破壊するスキル、手に入っちゃったよ。
そういえば、俺の持つ称号って、成長速度が速くなるんだったか……。
いやそれにしても、結界破壊って。
都合よすぎだろ……。
「どうした? 貴様」
前を歩くハイエルフがそう言う。
「いや……なんでも」
もうめんどうだし、発動させておくか。
ブレイバくんたちも連れて逃げれば良いし。
「スキル発動、結界破壊」
→【乱魔結界】を破壊しました
→【呪詛結界】を破壊しました
……おん?
「あれ? なんか別の結界まで壊してるような……」
「なっ!? なんだとおぉおおお!?」
前を歩くハイエルフが、めっちゃ驚いていた。
え、なに……?
「ばかな……森の呪詛が、消えていく……! どうなっているのだ!?」
え、なにこれ?
俺、何かしちゃった……?
「貴様……いや、あなた様は……いったい……?」
あれ、なんか偉そうだったハイエルフさんが、かしこまってきたぞ?
あれ、あれれ?
『くく……なんか久しぶりにやらかしたな、我が主よ』
【☆★新連載はじめました!★☆】
タイトルは――
『追放された最強の結界師は嫁とのんびり旅したい~弱すぎる味方に結界を張ってたのに、自分が強くなったと勘違いした勇者に追放された。結界が永続じゃないと気づいて土下座しても遅い、俺を溺愛する幼馴染と旅してる』
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