145.最適解が最適とは限らない
《界人Side》
俺は庭に出現したダンジョンをクリアするため、フェンリルのフェリとエルフのイージスと一緒に地下に潜っている。
途中、幼女アギレアちゃん(自称魔王の痛い子)を発見。
幼女を残してくとちょっと罪悪感をおぼえたので、連れて行くことにしたわけだが……。
「えっと、こっちかー」
分かれ道の、右を選んで進む。
「次はこっちかー」
今度は左。
右。
上……
「き、貴様……やけに迷わないな……」
アギレアちゃんが不思議そうに聞いてくる。
「まあ、正解ルート見えてるし」
「は? 正解……ルート?」
「ああ、地面に光の道が見えるんだよ」
この不思議な道を通っているおかげか、全然敵に遭遇しないのである。
「まさか貴様の目は……神眼か!」
……ああ、うん。
まあ、そういう年頃なのね。中二病的な。
『たしかに主は神だから、神眼でまちがいないな』
「神のアシストのおかげで、安全なルートでの探索ができるわけじゃな……さすがというか、なんというか……」
まあよくわからんが、便利なのでこの光の道を使わせてもらっている。
そして……歩いていると……。
「「うぉ!」」
曲がり角で、誰かとぶつかった。
なんだと思ってると……。
「ししょー! ししょーじゃないですかー!」
……げえ、勇者ブレイバくんじゃーん……。
「ゆ、ゆ、勇者だとぉおおおお!?」
え、なんでアギレアちゃんびびってるの……?
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