133.神のおわす場所
それは、俺が散歩してるときの出来事だ。
世界扉を使って近くのコンビニへ飛ぶ。
アイスを買って、散歩のついでに、歩いて家に帰ろうとしたんだが……。
「なんだありゃ?」
家の近くで、ぞろぞろと長蛇の列ができていた。
何の列だこれは……?
「すみません」
気になって近くの人に聞いてみることにした。
「皆さん何に並んでるんですか?」
「神社にお参りに」
「へえ……神社」
近くに神社なんてあっただろうか。
「どんな神社なんですか?」
「怪我病気、受験、懐妊などなど……いろんな良いことを起こしてくれる、とても素晴らしい神さまがおわすのです」
へー……そんな神が……。
「ありがとうございます。んじゃ」
神ねえ……どんなアニマルだろうかね。
俺はてくてくと自宅へ向かって歩いていく。
しかし……。
「妙だな……」
長蛇の列がずっと、続いてる。
俺と歩く方向がおんなじのようだ。
「あれ、さっきの」
さっき俺が質問したおばさんと、偶然再会した。
「おや、あなたもお参りだったの?」
「あ、いえ……」
列はドンドンと、奥へ進んでいく。
この先行っても、俺んちしかないぞ……?
案の定、俺の家がある、山の入口まで到着してしまった。
てゆーか、参道の入口んとこに……。
賽銭箱が置いてあった。
な、なんじゃこら……。
みんなここにお金入れて、頭を下げていく。
な、なんだってんだよこれ……。
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