表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
131/241

131.無意識かぐら



 人の負の念が集まり、生まれた悪しき神……荒神。

 長野に襲撃をかけたのだが……。


 長野上空に、突如として、光る犬と人間が現れた。


『フェリおどりまーす!』


 光る犬が突如として踊り出す。

 ……酔っ払っているからなのだが、荒神は何が起きてるのかさっぱりわからない。


「おいおいふぇり~。ダンスがなってないなぁ」

『ああん? 主みせてみろよ~!』

「しかたねえなあぁ!」


 フェリの上で、酔った勢いで、界人かいとがダンスし始める。


 ……それだけで。

 周囲に黄金の粒子が拡散される。


 それは、荒神がばらまいた黒い靄を吹き飛ばしていく。


(これは……神楽かぐらだ!)


 神前で踊る、神楽の舞。

 界人かいとが踊ることで、周囲に

プラスの力を振りまいていた。


(あの男……神楽を踊ることで、負の念を浄化している!!)


 荒神は気づく。

 

(やつは……神の手下なのか!?)


 断じて否である。

 ただの人間だ。


 しかし気づけば神扱いされてるだけの、人間。

 彼がテキトーに、酔って踊っている踊りが、浄化の踊りになっているのだ。


 神楽を踊っているのではない。


(そうか、わかったぞ……やつは長野神の手下だったのだ。浄化の力を持っているのがその証拠!)


 荒神は勘違いしていた。

 まさか長野神本人が、こんなあほ面さらして、酔って妙な踊りを踊っているなど、あり得ないことだ。


「そーれそれそれ!」

『おー、主いい踊りっぷりだなぁ!』


 長野の夜に、黄金の粒子が、まるで流れ星のごとく降り注ぐ。

 それは荒神にとって毒に等しい。


(ここにいたら完全に浄化されてしまう……! 一時撤退だ! 覚えてろよ、長野神! そしてその手下の人間と犬!)


 荒神が帰っていく。

 この神がいることで、日本に災害を起こすことになってしまっていたところだ。

 しかし界人かいとが、酔って踊っただけで、撃退してみせたのである。

 ……もちろん、そんなこと意図してやってないし、何だったら翌日には、何があったのかすら覚えていないのだが。

【★読者の皆様へ お願いがあります】


ブクマ、評価はモチベーション維持向上につながります!


現時点でも構いませんので、

ページ下部↓の【☆☆☆☆☆】から評価して頂けると嬉しいです!


お好きな★を入れてください!


よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 酔っ払って黒歴史をw 絶対大勢に見られてるし、動画撮られてそうだし。てか、絶対撮られてるしw
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ