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【Web版】異世界行ったら長野の神になりました  作者: 茨木野
第3章

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130/243

130.悪神は新たなる神をおそれる



 飯山いいやま界人かいとが、神々の酒を飲む少し前のこと。


 荒神はまたも、長野に災いをもたらそうとしていた。

 荒神。人間の負の念がかたまってできた、悪しき神の人柱だ。


 過去に何度も荒神は、この日本に厄災をもたらしてきた。

 大地震、大津波、噴火……。


 荒神は周期的に現れては、歴史に、そしてこの日の本の地を、傷つけていった……。


 さて。

 今年もこの地に厄災を振りまく時期となった。


 しかしどうにも上手くいかない。

 発端は、長野県東信地方にある、浅間山の噴火だ。


 あれにより多くの死者を出す予定だった。しかし失敗に終わった。

 何かの間違いだろうと思い、次は大雨による洪水を起こそうとした。


 が、これも失敗。

 ……原因は、どうやら長野神ながののかみと呼ばれる、最も新しき神の仕業であるようだ。


 なにが長野神だ。ふざけやがって。

 荒神は憤り、長野神に執着するようになった。


 人に取り付き、物理的に排除しようとした。

 しかし長野神の有する神社(に見えた)に入った途端、負の念が払われてしまったのだ。


 これはゆゆしき事態だ。

 長野神には浄化の力が備わってる様子。

 浄化の力。それは負の念の集合体である、荒神にとって天敵といえる存在。

 危険だ。


 今すぐ、長野神を消さないといけない。

 荒神は、直接排除することにした。


 そうだ。

 長野神は見ていたところ、どう見ても普通の人間だ。


 神の力を宿しただけに過ぎない人間なのだ。

 ならば直接取り付いて、支配してしまえば良い。


 先ほどの女のように。

 荒神は黒い靄となって、長野へ襲いかかる……。


 だが。

 ボッ……! と黒い靄が、突如として部分的に消し飛んだのだ。


 なぜだ!? 

 なにがおきた!?


 慌てふためく荒神が見たのは……。


「わーーーーはっはっは~! フェリ~! 踊れ踊れぇえい!」


 ……神々しい光を放ちながら、同じく神々しく光り輝く犬にまたがった……。

 飯山いいやま界人かいとだった。

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