129.神のお酒は美味しいぞい
俺は神のアニマルどもから、酒をもらった。
フェリと一緒にその酒を飲んだ結果……。
「『がははは! うめー!』」
俺たちはへべれけに酔っていた。
いやこれ、このお酒が美味いんだわこれが!
「うめーなー!」
『まったくだなー!』
「『がははは!』」
するとなぎがおっかなびっくり声をかけてきた。
「か、カイトさんやばいっすよ……!」
ああん?
やばいだぁ……。
『主よ。ほら、夜だから。近所迷惑だから』
「ああ、それな」
「あ、いや……そっちじゃなくて」
そっち?
「よーわからんが、すみません! おいフェリ! 外で飲むぞ!」
「え!? ちょっ、やめといたほうがいいっすよぉ!」
ああん?
やめといたほうがいいだってぇ?
「いきまーしゅ」
『わがはいもー!』
「ああもう! 大変なことになってもしらんすからね!!!!」
つーことで、俺はフェリにまたがって、夜の空を散歩する。
「わー!」「す、すげー!」「なんだありゃー!」
……下界がなんか騒がしいな。
「どうしたんだろうな?」
『しらーん』
「だよなガハハハ!!!!」
フェリが空をてしてし歩いていく。
空飛んでても、今は夜だ。
みんな気づきはしないだろうし。
「なにあのぴっかぴかの!」「ぴかちゅーだ!」「いいやあの光はライコウ!」
「どっちにしろすげえ! 動画動画!」
うるさいなぴかちゅーだのらいこーだのって……。
やがて俺たちは、ちょっと離れたところの山の中に到着。
長野ってちょっと離れると、腐るほど山があるからな。
酒飲むなら静かなとこがいい。
「うめうめ」
『うまうま』
「『がはははは!』」
あー……良い気分だ。
眠くなってきたなー。
「『ぐー……』」
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