125.セクモン
……俺は練能力者アーニャとともに、異世界へとやってきた……のだが。
「あひぃあ……」
バタン!
……俺は世界扉を閉じた。
「えー……っと」
「…………」
アーニャは困惑しながら、閉まった世界扉を見ていた。
「は、はは……今のは……げ、幻覚……かな?」
口元をひくつかせるアーニャ。
「そ、そうだ……そうだよ! 姉様が、あんな下品な格好で、下品な言葉をのべながら、じ、自慰をするはずがない! あんな淫魔のようなことをするはずが!」
……残念ですがアレが貴女のお姉さんです。
アーニャは事実を否認したいようだ。
「あれがイージスだ」
「か、カイト。冗談はやめてくれ。姉様はもっと思慮深く、賢い森の民で」
世界扉、オープン。
「あんあんあぁあああん♡ とぉってもだいしゅき♡ おn」
バタン!
「思慮……深く……かしこくて……」
世界扉、オープン。
「おほおおおおおおおおおお! いg」
バタン!
扉を開け閉めするたび、あのインラン女が痴態を曝している。
どうすりゃいんだよこれ!
「と、とにかく……アーニャ。ちょっと待っててくれないか?」
「え?」
頭を抱えるアーニャ。
そりゃそうだ。自分の思い出のなかにいる姉と、扉の向こうの姉の違いに頭がついていけてないんだろう。
「とりあえず、あいつを、話せる状態に治してくるからさ。ちょっと待っててよ」
「わ、わかった……」
さて……。
あいつをどうやって冷静に戻すか。
いやまあ、そんなのアレしかないんだよなぁ。
仕方ない。
「できればやりたくないんだが……」
俺は世界扉を開いて、向こう側へと渡る。
「×××ぉおおおおおおおお!」
イージスのやつが、俺に襲いかかってきた!
そして押し倒した状態で……。
「×××! ×××! ご主人様×××ほしいのぉお!」
「ああもう! 黙れこのセックス怪獣……いや、セックスモンスター!」
「×××ぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
……その後、飢えた野獣にむさぼられたのは言うまでもない。
まじでセックスモンスターだこいつ……略してセクモンだ……。
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