表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
109/241

109.異世界で、大群の鳥を倒した?



 俺、飯山いいやま界人かいとは、世界扉ワールドドアをとおって、異世界にいた。


「あー……異世界いい、最高ですわ~」


 空をかけるフェリにまたがっている。

 眼下には中世ヨーロッパ風の、のどかな田舎道が広がっていた。


『吾輩からすれば、長野もここも同じように見えるがな』


 おい長野県さんのこと、中世ヨーロッパっていうのやめろよ。

 確かにほぼ何も無いけどさ、あそこ。


「向こうだとうるさいだろ? 神だの殺し屋だの。一方で、こっちは何も無い」

『勇者は?』

「……それもありましたねえ」


 まあ少なくとも、俺の周りをうろちょろしていないからな。

 現実より幾分かましだ。


『して、主よ。今回は何を目的に異世界に来たのだ?』

「ストレス発散を少々」

『ほぅ? ストレス?』

「ああ。最近なんか、色々ダルいことが続くだろー」


 主に神とか、殺し屋とか、公安とか。

 まあ後者ふたつは、最近ちょっとうざくなくなったけども。


「だからまあ、ストレス発散に、大魔法をこう、どばーって」

『現実ではやらんのか?』

「やるわけないでしょ? 現実で大魔法なんて使ったら、余計目立つ」


 フェリがなんか『ひょっとしてギャグか?』とか言ってる。

 なんなの?


「んで、今は適当にモンスターの群れを探してるってわけだ」

『ほぅ。む? 都合のいいことに、【群れ】がいるぞ』


 お?

 本当だ……!


「なんだあれ、鳥?」


 なんか、大量の、翼の生えたモンスターがいる。

 白い羽に、ちょっと人間っぽいフォルムをしている。


 ただ人間ではないのは確かだ。

 マネキンみたいに無機質なのだ。


『む……あれは……』

「鳥モンスターだろ?」

『いや……モンスターでは……』


 俺はフェリの上に立って、右手を前に突き出す。


「そーいや、なんか魔法使うの久しぶりだな。よし、盛大にぶっ放してみるか!」


 現実と違って、こっちだと魔法が当たり前だからな。

 攻撃魔法使っても、驚かれない。


煉獄ノヴァ……」

『あ、主よ。煉獄業火球ノヴァ・ストライクは、極大魔法はやめておけ』

「え? なんで?」

『なんででもだ』


 ふぅん?

 まあいいや。


「じゃ、【火炎連弾バーニング・バレット】」


 中級火属性魔法、火炎連弾バーニング・バレットを使用。

 俺の右手に……。


「お? おお?」


 巨大な炎の玉が出現した。

 あれ……でかっくね?


 いや、中級魔法ってそういや使ったことないし、こんなもんか……?


「まあいいや、いけ」


 火炎連弾バーニング・バレットは、無数の火の弾丸を射出する魔法だ。

 炎の玉から……。


 ドパァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!


 無数の弾丸が、いっせいに鳥(仮)へむかって飛んでいく。

 その様はまるで嵐の時の津波のごとく。

 炎の弾丸の波が、いっきに鳥を飲み込んでいく様は壮観だった。

 そして、あとには何も残らなかった。


「くぅ~……きもちいい! やっぱ魔法はいいなぁ」

『そ、そうだな……しかし主よ。まさか、【あれ】まで倒してしまうとは……』


 あれ?

 鳥だろ?


 

【★読者の皆様へ お願いがあります】


ブクマ、評価はモチベーション維持向上につながります!


現時点でも構いませんので、

ページ下部↓の【☆☆☆☆☆】から評価して頂けると嬉しいです!


お好きな★を入れてください!


よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
中級魔法は使ったことあるでしょ、
[気になる点] そりゃ、ワイバーンとか、ドラゴンとかやろ?羽が無くて、人間ぽいなら素肌みたいな感じなんやろ?其れを蚊蜻蛉みたいに撃墜しまくるとか、レベルがかなり上がりそうだなぁ
[良い点] 人の話はキチンと聞きましょうw まあ、キチンと話を聞いてたら面白くないけどw また騒ぎになる予感w
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ