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104/241

104.ここは温泉宿じゃねえから!



 ……俺、飯山界人は困っている。

 ひっじょーに困ってる。


 何にって?


『いやぁ、界人ちゃんのお風呂は最高だね~』

『まったくじゃぁあ……』

『生き返るのぅ』


 現実の、俺んちの庭にて。

 神たちが、俺の家の風呂に入ってきてるのだ!


 しかも……!


「なんでおまえら、全員人間の姿してんだよ! しかも女だし!」


 色とりどりの髪の毛、動物的なアイコン(猫耳とか犬耳とか)はあれど、どいつもこいつも若い女! 女! 女!


『界人ちゃんのおかげじゃよう』

『ここの神気しんきは心地よくてなあ』

『わしらに快楽と力をあたえてくれるんじゃあ……』


 ほわー……と女神どもがうっとりした顔で言う。


「神って全員女なのか?」

『吾輩に聞かれても、知らん』


 フェリは犬の姿のママ風呂に浸かっている。

 露天風呂ができてから、フェリだけじゃなくて、神どもは毎日のように訪れてくるのだ。


「マジで来んなよおまえら……暇なの?」

『『『暇なの』』』

「ああそうですかチクショウ……」


 暇つぶしに温泉旅行ですか?

 ったく……。


『界人ちゃんのお風呂は心地よすぎてやばいのう』

『もうわしらこの風呂がないと生きていけんわい』

『まったくじゃあ』


 ……神って生きてるんだろうか。

 そもそも倒せるもんなのか?


 力尽くで追い出そうにも、勝てるかわからねえし、そもそも倒したらなんか影響が怖い。

 しかたなく、俺はこいつらを放置するしかない。


『今日もいい湯だった』

『ありがとうね界人ちゃん』

『これはお礼』


 といって、神の連中は、手を差し伸べる。

 そっから、じゃらじゃらと砂金を出していく。


 地面には結構なデカめの金が山のように積まれていく。


「あのさ……まじで要らないから」

『『『ばいびー!』』』

「聞けよ神ども……! はぁ……」


 神ご一行は去っていった。

 ……って思ったら。


『『『界人ちゃーん! お風呂入りに来たのじゃー』』』

「ああああああ俺の田舎でスローライフがぁあああああ!」


 神のせいで、最近は全然スローライフできてません!

 責任者に問いただしたい!

 誰のせいなのだこれは!!!


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― 新着の感想 ―
[気になる点] 風呂の定番の、覗きは無いんですか?w 女神様方、全員婆さんっすか?w [一言] こうなったのは、故意でないとは言え自身のせいなんだから、諦めるか引っ越すかしなさいw
[一言] 神格がどんどん上がり八百万に神まで来るようになれば、逆転移者も近づくそばから無効化されて触れる事すら出来ないでしょう。
[気になる点] もはや、異世界でのんびり暮らすしか無いのでは?現実では、スローライフは不可能w [一言] こうなったのは、作者さんの所為です!www
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