斎藤一人『変な人が書いた心が千分の一だけ軽くなる話』
どうも、そらいろさくらです。
今回はTiLA様からご紹介いただいた斎藤一人さんの『変な人が書いた心が千分の一だけ軽くなる話』の感想を書いていこうと思います。
実は私は以前から一人さんのファンで、干支一回りくらい前に一人さんの本を集めていた時期がありました。
だからTiLA様からご紹介いただいた時にはビックリしました。不思議なご縁を感じつつ、やっていこうかなと思います。
TiLA様のベストワン
斎藤一人『変な人が書いた心が千分の一だけ軽くなる話』角川書店
この本は一人さんが講演会で話した内容を元に書かれています。付録のCDにはその講演が収録されていて、TiLA様も仰るとおり、CDのほうが良いです。
ぜひ、CDもお聴き頂きたいのですが、一人さんのお話を聞くときにはコツがありまして、、
それは自分事として聞くということです。
一人さんの話に限ったことではありませんが、「いい話を聞いたな」で終わらないで、「自分だったらどうかな」と考えてみるんです。そして実践してみる。
一人さんのお話って信じられないようなことが多いと思います。一人さんは信じてくれとは言いません。信じられない方が普通だ。正常だ。とおっしゃいます。押しつけがましくない感じがとても好きです。
例えば、天国言葉というものがあります。
ツイてる 幸せ うれしい たのしい 感謝してます ありがとう 許します
のような言葉のことです。
幸せになりたかったらツイてると言いましょうという教えなのですが、実は科学的にも根拠のあるお話で、ツイてる人の特徴として自分は運が良いと思っているということが挙げられます。
ある実験では被験者を、自分は運が良いと思っているグループとそうではないグループとに分けて、決まったコースを散歩してもらいました。そのコースの途中にお金を置いておくと、運が良いと思っている人は落ちているお金に気付きましたが、そうではない人は気付きませんでした。
また、別の実験では、この新聞には”E”が何回使われていますかという質問に、ほんの数分新聞を読んだだけで答えるという難題が出されるのですが、やはり自分は運がいいと思っている人のほうが正答率が高かったようです。実は新聞の中にこの新聞には○○個のEが使われています、と書いてあったのですが、それに気付きやすいのは自分は運が良いと思っている人なんですね。
それから、ありがとうや感謝してますについても
夜寝る前に10分間感謝していることをノートにつけると貯金が増えるという実験があります。研究者の見解では、感謝の気持ちを持つとセルフレギュレーション(自己コントロール能力)が高まるのではないか、と言われています。
だから、例えばダイエットや禁煙など自己コントロールが重要なことに関しても感謝の気持ちを持つということは有効なのではないかと思います。
もちろん、天国言葉を使えばいつでも誰でも幸せになれるとは言いません。が、やって損はないですし、幸せになれる確率が高まるなら積極的にやった方がいいのではないかと思います。
本書で私が気に入ったお話を一つ紹介いたします。
以下引用です。
人間って、成功って、目と足なの。
足を使って出かけて行って、じぃーっと見てればわかるんだよ。
それで成功しない人は、出かけないの。頭で考えてるの。
(中略)
そば屋で繁盛しないとこは、必ず、休みの日にヨソのソバ食いに行かないとこなの。いろんなとこ、研究しに行くヤツは、絶対に成功するの。
(中略)
世の中に秘密なんかないんだよ。秘密があるんじゃない、研究心がないんだよ(後略)
目から鱗が落ちました。そうか私の作品があまり多くの人に読まれないのは、研究不足かと気付かされました。
確かに「小説かになろう」でもランキング上位の作品について知ろうと思えば、いくらでも調べられるんだよなと改めて思いました。
こうやって一人さんの言葉を自分のことと絡めて考えるととても役に立ちます。
こんなに素晴らしい本をご紹介いただいたTiLA様に改めて感謝致します。ありがとうございました!
次回予告です。
次回は時空まほろ様からご紹介いただいた荻原規子先生の『空色勾玉』シリーズ三部作の感想を書いていこうと思います!全部、読むのにめちゃめちゃ時間がかかりそうですので気長にお待ちいただければと思います。
あなたのベストワンはまだまだ募集中ですのでぜひとも感想欄よりお教えくださいませ!
それでは失礼いたします。
またね。