猫カフェ☆アフタヌーン ⑤
恵理「ちょっ、あはははは! マジお腹痛い!」
正樹「なぜッ!? なぜ笑う!?」
大「……おまえ可愛いなぁ」
正樹「はぁッ!? 猫だぞ!? この世の癒しだぞ!?」
大「嫌いじゃないが、いやむしろ猫は好きなほうだが、一人で行ってこいよ」
正樹「そのさ、男一人で行くにはほら、必要じゃん? 勇気とかすげぇいるじゃん?」
大「おい自称勇者……。恵理は犬が好きだっけ?」
恵理「あはっ……あ~ごめん笑ったぁ~。あたしは猫も好きだから興味あるけど、多分店内は女の子多そうだね」
正樹「そう、そこだよ」
大「どこだ」
正樹「猫好きな女のコが好んで行きたがる極楽癒しスポットとなりゃあ、恵理ちゃんがいる今がチャンスなわけだ!」
大「まぁ、言わんとすることは分かるよ」
恵理「いいよ、あたしも行ってみたくなってきた」
正樹「よぉし、決まりだな!」
大「今までコーヒー飲んでて、またコーヒー飲みに行くわけだ」
正樹「猫ォ! 猫が重要!!」
大「……動物とカフェの融合か。確かに面白そうだな。どうやって管理してるのか気になる」
正樹「……おまえいつも観点すごいな」
恵理「どうせならそこでお昼食べようよ」
大「そうしよう」
正樹「おっしゃあ! ありがとな! じゃ、行こうか」
恵理「え、ちょっと待って、あたしまだドリンクバーおかわりしてない」
正樹「!?」
大「……まぁ、言わんとすることは分かるよ」
恵理「はいっ、宜しくお願いしますっ!」
正樹「また俺が取ってこいと!?」
大「……がんばれ勇者」