怪獣、町に着く。
ここから視点が変わりレギア視点になります。
私は町に着き、宿に泊まった。人間にはカネというものがあるらしい。使い方は町についたときに覚えたのであまり生活に支障は出ていないが。
「ふむ、何をするか?」
私は何かやることを探しに歩くことにした。しかし、探しても探しても見つからない。だが、それが今の社会なのだろう。何かをするには力が必要だ。しかし、その力を手にいれるのにはそれなりの時間がかかる。そして、今の社会の力はカネというもので示され、そこに貴族という人間の階級も関わってくる。そもそもなぜ人間はこのように愚かなことをしているのだろう?同族で争い、殺し合いそしてその争いに負けた者をしたに見る。なんとも哀れで馬鹿げている。同族というのは協力し、その生態系を維持するために大量に作られ他の生物の抑止力になる。しかし、自分たちが自分たちの抑止力になってどうするのだ。それに人間は欲望に素直すぎる。そこがなんとも哀れだ。
「む?」
興味深い物を見つけた。冒険者ギルドというものだ。何でもこの冒険者ギルドに所属している冒険者というものが他の生物の抑止力になっているらしい。
「やってみるか」
私はその冒険者になってみることにした。しかし、冒険者になるためにはカネが必要らしい。今は手持ちのカネが少ない。しょうがない、少し森に狩りへ出掛けるか。人間達は下階級の生物の皮や毛、爪などを使うらしい。人間というのはよくわからん。