14姉君の恋愛事情
下ネタです。
交際を申し込む宣言をされた、友達以上恋人未満な私たち
また弟君と侍女様と4人で宰相補佐官様の私室にお邪魔しています。今日は夕食までこの部屋でいただきました。私たち人の部屋でくつろぎ過ぎ?
まったりとお茶をしながら、3つ子の一番上、姉君様の話になりました
「姉上はデカい男恐怖症だからなぁ……、誰かいい人いないかなぁと思っているんだけどね」
「うん。でもそういう人に限って、実際連れてきた男は巨漢だったりしてね~。なんだかんだ言って、お祖父様もお父様もお母様も弟たちも大好きなんだから……、あ、すごく可能性高くなってきた!!賭ける?」
さりげなく巨漢の中にお母様が入っていますが、ツッコミは止めておきましょう
そして
「何よ、笑いたければ笑えばいいのよ」
「「ははははは」」
「笑うな、弟たちっ!!」
弟集まれとの姉君の招集がかかり、できれば侍女様と私も来てほしいとの事でお屋敷におじゃましました。これはもしかしておめでたい発表ではないかと、ドキドキしながら訪問です
そして、想像通り姉君が結婚したい人がいると連れてきた男性は…………デカかった。まさかの想像通りの展開、宰相補佐官様や弟君より小さいが、充分デカい。しかも知っている人だった……
「厨房長……」
「あ~、予想外だったか?」
「いえ、想像通りでした」
「…………それは、どういう意味で?」
厨房長も騎士の家系の出身で、お強いそうです……この国は文官だけではなく、料理人までどうなっているのでしょうね!!料理が好きだから料理人になったと言う厨房長に侍女様は凄く喜んでおめでとう!おめでとう!とはしゃいでいらした
幼馴染からの祝福に感動する姉君だが、私は知っている、弟君との賭けに勝ったから喜んでいるのだと。だって弟君の顔は真っ青だ……何を賭けたのでしょうね?
しかし私が言うのもなんですが、姉君はお体が小さくてらっしゃるし、入らないんじゃないでしょうか?デカい弟たちの伴侶予定は、それぞれギフト持ちで夜の営みは楽勝……いや、実際どうかはまだわかりませんけど。実は何かのギフト持ちだったのでしょうか?
「姉上は何かギフトでも発現したのでしょうか?あれだけデカい男を毛嫌いしていたのに、厨房長は我らより小柄ですが、世間的には大柄の部類です」
おぉう、さすが宰相補佐官様!!聞きにくいことをズバリ聞く、姉君は真っ赤になって
「何もないわよ。好きになってしまったものは仕方がないでしょう……」
非常に可憐な風情で厨房長の後ろに隠れる姉君。なんて小さく可愛らしい……これは心配する。そういえば私も心配されていた、そうかこう見えていたのか。私は可憐ではないけれど、納得
「私だって将軍家の一員なのよ。デカいからって避けては通れない道よ、裂けるかもしれないけど!!頑張るけど、頑張り切れないかもしれないけど!!でも厨房長が他の女のものになるのは嫌だからっ、なんとか入れてもらうのよ」
何でしょうか、姉君は恋愛ごとに弱いタイプだったのですね。混乱しすぎて何言っているのかわからない状態です。頑張れ姉君、厨房長には愛情伝わっていますよ、愛情駄々漏れですごくニヤケています!!そのかわり身内にはポカ~ンとされていますけど
「という訳で、嫁に行くから伯爵家はあなたが継いで頂戴」
「はい、了解しました」
あっさり決まって、姉君は嫁いでいきました。ちなみに厨房長は侯爵家の嫡男だそうで、未来の侯爵夫人だそうです。色々な意味で大変そうですが、花嫁衣装を着た姉君はとても可憐で幸せそうでした。そして花嫁のブーケは凄い勢いで私に投げつけられ、思わず決闘の申し込みかと思ってしまいました
さすが将軍家令嬢です、可憐でも強肩でした。




