1ー6カトラスの村
「わ~ほんとに翔べるんですね~」
ただいまミッシェルとともに飛行中、ミッシェルは飛んでいることに驚き感動していた。
「クローダスまであと40分ていどだ、
なぁ ミッシェルはなんであんなとこにいたの?」
少し黙ったあと口を開いた。
「あのときカトラスの村から帰る途中だったんです。
そしたら森から盗賊がやってきて周りの冒険者さんも目の前で殺されました。」
「そのときお父さんも…」
「そうか…」
十路はなんといっていいかわからなかった。
「もしかしたらお父さんかもしれない人から遺言だ」
「娘をたのむってさ」
ミッシェルの目からは涙が溢れていた、十路はそれをみないようにし、好きなだけ泣かせてやることにした
親バカもこういう時くらいはありかもな
しばらくして泣き止んだので色々聞いてみることにした。
「ミッシェル何歳?」
たしかに少女とはいったもののそこまで身長が小さい訳ではない。単純な好奇心で聞くならそこだろう
十路の名誉の為に言っておくがロリコン趣味はないのでご容赦を
「16です」
「わぁお」
予想外に年が上のほうだった
読者が気になっていることだろうが十路は17である
まさかの一個違いに驚いていた。
「なんかいまとても失礼な反応してませんでした?」
マルバレであった
十路は平静を装いさっきの反応をなきものにしようとしていた。
「俺は17だよ」
「無視ですか」
そのあとクローダスにつくまで白い目を向けられる十路だった。
数分後クローダスが見えてきた(ミッシェルがそういうので間違いない)
少し離れた場所に降り立ち歩いて入国することにした。
このあといよいよクローダス入国です。ながかった …まぁそんなわけで一章完結です。引き続きお楽しみ下さい。