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龍とともに異世界へ  作者: 世捨て人
最終章 未来に向けて
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12ー4 その後の人びと

「お前の勝ちだ人間」


神はその場に倒れた。


ゆっくり十路は起き上がる。


息を吸い込み…


「人類の勝利だーーーー!」


地上に聞こえるように叫ぶ。


「さて神、光の楔を止めてもらおうか」


「貴様が勝った時点で楔は消えた」


「ならいい」


神から光が溢れる。


「なんだ!?てめえまだ…」


「止せこれはわしが消える光」


「消える?」


「存在が消えて新たな神が生まれる」


遠くのほうに光が見える。


「あの光が神そのものだ」


光が人の形になっていく。


「はじめまして百花十路我が名はアダム15代神だ少し失礼」


ペインの頭に手をかざす。


「これは…?」


「記憶の引き継ぎだこれを経て神となる」


記憶をなくしたペインはそのまま光となって消える。


「これが神の最後の役目ださよならペイン」


光を見つめていた最後の粒が消えるまで。


「さて話をしよう百花十路」


「十路でいいぜアダム」


「先代神がすまなかったね大事な家族を…」


アラストールを見て言う。


「ああもう龍の墓場にも行けないだろうって」


「その通りだあの墓はもともと神が死んだ龍の魂を静めるために作ったものだがそこに押さえつけてるだけになってしまったようだね」


「あそこに行くのだけは嫌だって必死だったなアイツ」


「十路…気付いたと思うが神とはもとは人間なのだ」


「全知であって全能じゃないこと、そして先代の神がしたことを考えれば検討は着いてた」


「そう、大昔に君と同じように異界から人間が数人やって来た、その人間たちはこの世界において絶大な力を持っていただが、ある時数人の内の一人が仲間を裏切った。それを見かねたもう一人がその者を倒したことで神になり世界を安定させることをそれが初代神だ」


「なるほどなここは別に神が作った世界じゃなくて神が形にした世界って訳か」


「その通り、だが我はこの先どうしていいか分からぬのだ初代のように神の役割を果たせるのか」


「アダムお前はひとりじゃねえ!俺がいる!

一人で抱え込んだらいつかお前も先代と同じになる」


「十路…」


「困ったときには相談しろ俺達は友達だろ」


「友達か神の記憶にはない新たな言葉だ」


アダムの表情が明るくなる。


「ならお前は今までの神を超えたんだ」


「ありがとう十路」


「おう!じゃあ行くぜじゃあなアダム」


「またな十路」


「ってあーーーー!俺もう飛べねえんじゃねえか」


重大なことを忘れていた。


「十路!これを降りていけば地上にたどり着く」


光の階段だ。


「ありがとうアダム」


十路は全速力で降りていく。







地上…



「槍が消えた?」


「十路が勝ったんだ」


二人で喜んでいると空から光の階段が降りてくる。


「何これ?階段?」


上の方から落ちるようにかけ降りてくる影が…


「あ、あれは!」


「うおおおおおおおおおおおらああああ!」


見事着地。


「ただいま皆」


「十路ーーーー!」


涙でぐしゃぐしゃになった顔で抱きついてくる。


「おっとよしよし」


頭を撫でる


カナも物欲しそうに見つめてたので


「カナも来い」


「お父さん!」


家族で抱き合って再開を喜ぶ。


そのとき瓦礫が動く。


「いや~家族とはいいものだね十路くん」


出てきたのはラオウのおっさん。


おっさんタイミング悪いなもうちょい待って欲しかった


「よくやってくれた君は人類の救世主だ」


「俺は家族を守っただけだ大したことしてねえよ、それよりすまない馬車を出せるか」


「馬車ならそこだよ」


要らないだろうというレベルで馬車が行列を作っていた。


「じゃあ少し行くとこが出来た行ってくる」


「十路どこいくの」


「ミッシェルいっしょに来い!」


「うん!」


馬車を走らせる。










龍の墓場…



「アラストールの母さんいるか」


『はいここにあら?黒龍はどうしたの喧嘩?』


冗談混じりだ。


「アラストールは死んだ」


『…そう死んだの…』


言葉も出ないようだ。


『でもそれならここにくるわよね』


「いや神の槍に貫かれて魂も消え去った」


『…』


再び黙り込む。


『そうあのこがねぇ』


「すまない俺のせいだアラストールは俺の盾になって死んだ」


『死んだことはしょうがないわ。で、最後になんて』


「ありがとうって笑って死んだあのアラストールが一生に一回笑ったんだ」


肩が震えている。


『あの子はああ見えて優しい子だから口は悪いけどとてもまっすぐだった…』


「そうか…」


『フフッ』


「どうした?」


『あの子がいない今だからこそあの子が吸収された理由を話してあげようか』


『あの子ね昔から喧嘩強かったの他の龍に負けた話を聞いたことがなかったわ

そこであるときあの子は自分に魔法を掛けた

それは、頭を殴ると殴った相手に吸収される呪いとも言える魔法、そんな時にあなたが現れた。そしてピンポイントでそこを殴ったそれであなたに吸収された

要は奢りから負けたのね』


「アイツ何が忘れただとぽけやがって」


『忘れてたのは本当だと思うわよだってそれ1500年位前の話だから』


それは忘れるな


『でもあの子が会えたのが貴方で良かったありがとう』


「俺の方こそ感謝しなきゃなアイツがいなかったら俺はここにいなかった」


『そう…あっ!一つ忘れてたわ』


墓から光の玉が出てくる。


『これは黒龍いえアラストールから預かった貴方への贈り物受け取ってあげて』


十路の手で光が弾ける。


「なんだこれ?卵?」


すると卵が割れる。


「うおっ!?生まれるのか」


「ピィピィ」


黒い龍の雛だった。


「え~と小さいアラストール?」


『あの子の子供ね大事にしてあげて』


「わかったよじゃあもう行くぜ」


『いつでもいらっしゃい』


「またな」


馬車を走らせる。






「十路また家族が増えたね」


「家族はいくら増えてもいいもんだ」


「これからどうするの」


「これから考えるかな」


笑いながら森のなかを進んでいった。





終わったあとの事後処理です。


このあと未来の話をして物語は終わりです。


短い間でしたがありがとうございました。


まだ早いよね…

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