9ー4絶望の再開 壊すもの手に入れるもの
「誰だ!貴様は」
「通りすがりの冒険者様だよ」
「冒険者だと!?」
「ああ、そうだ」
「しかし、お前の顔は何処かで見たことがある」
「俺はない」
「ふ~んどこだったか、そうだお前は百花十路か」
「!?」
急に名前を言われて驚く。
「ハッハッハッそうかお前か」
「誰だ!何故俺の名前を知っている!」
「誰だ…か、おいおい恩人の顔を忘れたのか」
みるみる何処かで見たことがある顔になった。
「お、お前は…」
「クラッド!」
「やっと思い出したか」
「何故だ!何故お前がここにいる!
お前はカトラスの住人じゃないのか」
「カトラスぅ?何処だそこは」
「何を言ってるんだ?お前は」
「カトラスってのは盗賊たちの仮設村だよ」
「なっ!?」
衝撃の事実、カトラスの村は幻想の村で、無いものだった。
「もっと言えばカトラスは俺の名前で、妻や子供はただの奴隷を使っただけ
それに、隻眼の虎は俺の配下だ」
「そうかクラッド全てに合点がいった」
「俺は不思議だった、何故あの三時間足らずの道でミッシェルの一家の馬車が襲われたのか、あれはお前たち盗賊の集団が近くにいてずっと狙ってたからだな」
「ご名答」
「許さねえ」
十路の肩が震えている。
「許して貰おうとは思ってないがな」
十路はもといた場所から消える。
「まあな、話は聞いてやるがなその前に…」
「消えろ」
十路はクラッドの目の前に現れた。
「跪け!」
「うおっ!?」
十路は地面に跪いた。
「なんだ?体が…重い…」
「ふん!」
十路は腹を蹴られて跳ばされる。
「ガハッ!」
「おいおいさっきの威勢はどうした」
「バカいうな此れからだろ」
口元の血を拭う。
「てめえの魔法は重力を操る類いの魔法だな」
「そうだ、俺の魔法は重力を自由に出来る」
「じゃあ俺の勝ちは9割固まったんだが」
「何を馬鹿なことを…」
「オーガ解放7鳳炎」
オーガは炎に包まれ鬼神と化している。
「何度やっても同じことだ」
「跪け!」
「無駄なのはどっちだ!」
十路には全く効いていない。
「どういうことだ?何故聞かない! ?」
「オーガは身体強化の一種だからな体を急激に鍛えてお前の重力変化に耐えられるようにした」
「だが、それがなんだ?勝てないわけじゃねえ忘れたか、操ることができることを」
クラッドの体が少し浮く。
「そうさ、俺の身体を軽くすれば速く動ける」
高速で飛び回る。
「重くすれば…」
クラッドは拳を振るう。
「威力が増す!どうだ100Gの拳の感想は」
「逆に聞き返すぜ、100Gの拳を止められた感想は」
「なに!?」
「今度は俺の番だな」
「だあああああ」
片方の腕で連打を浴びせる。
「ぬおおおお」
「お前がいるから、ミッシェルが涙を流すんだーーーー」
顔面に浴びせて後ろへぶっ飛ばす
「ぬああああ」
吹っ飛んでるクラッドに追い付く勢いで走り…
「お前がいるから、カナが涙を流すんだーーーーー」
横から回し蹴り。
「ぐおおおおお」
「そして、お前に苦しまされたものたち全てのぶんだーーーー」
地面をぶち抜く勢いで横たわるクラッドに渾身の一撃を与える。
「ごはっ!!」
「消えろーーーーーーー」
十路は本当に地面をぶち抜き、クラッドを地の底に沈める。
「てめえには、この山の地下という監獄をプレゼントしてやる」
「あとは、てめえか…」
「ひ、ひぃ!」
十路は手頃な石を摘まみ槍の穂先のような形にしていく
「おい、ちょっと待ってくれ殺さないで…」
十路は無視して石を投擲し殺した。
「その言葉は重みがない」
十路はその場を後にした。
盗賊編まもなく終了です。
どっかで収拾つけないとね
次回予告どうぞ
十路「まさかクラッドが…」
作者「十路くん…」
十路「あんなに顔が変わってたなんて」
作者「えっ?そこ?」
十路「次回はちゃんと街行くから楽しみにな」
作者「ここから物語はラストに向けて一直線です」
十路「終わるのか?」
作者「まだ終わらないから安心しなさい」
作者「ではそゆことで」




