6ー6ルーグ
「おらああああ」
十路は、いつも通り討伐依頼を受けていた。
相手は、
「Guuuuuuuu」
ロックネズミ…岩で出来たネズミである。
「くらえ~」
本来は刀等で斬っていいものではなく、強大な破壊魔法で倒すのだが、
案の定、刀で斬りかかっていた。
パキンと音がしたのがロックネズミに当たったとき
「あ~!折れたチクショウ」
「Gruooooooo」
「てめえはもう許さねえ」
十路は力いっぱいの拳でロックネズミの岩を破壊する
「どうしよ…これはもう直らないな」
とりあえず街に帰ることにした。
「十路さん、どうしたんですかそんな刀が折れて困ったような顔して」
「ん?ああ」
アーシェのいたずら的発言をスルーするほど落ち込んでいるようだ
「えっ?もしかして本当に刀折れちゃいました」
無言で頷く。
「はいこれロックネズミの岩」
「はい確かに」
「相当落ち込んでいますね」
「どっか刀直せるやつがいる街ないかな」
「ん~と」
アーシェが手元の資料を漁る
「ありましたスミスという街には刀鍛冶が集まっていてそこならもしかしたら」
「よし、そこだ明日そこに出発だ」
十路はもう空元気である。
ミッシェルの店…
「お~い」
「あっ十路お帰り」
「お父さんお帰り」
「その顔は…刀が折れて困ったような顔ね」
なんで皆分かるんだろう
「大正解」
「あら、当てちゃった」
「それで明日ここを出発しようと思うんだが」
「明日…分かった」
十路はミッシェルの気を察してなにも言わなかった。
ギルド…
「すみません此処にアーシェ・キャロルは居ますか」
「少々お待ちを」
受付の女は奥へと入っていき、しばらくすると出てきた。
「ミッシェル!」
「アーシェ!」
「明日ここを出発するんだって?」
「うんそうなの」
「ミッシェルなら大丈夫だよ十路さんがいるし」
「でも、アーシェと別れるの辛くて」
「私のことは心配要らないから
スミスの街は此処から東に10日程いったところだよ」
「うん」
「世界を一周したらまたルーグに帰ってきなよ待ってるから」
「ありがとアーシェ」
女同士の別れの会話
「私も狙ってたんだけどな~」
これはアーシェの独り言
とある家…
「お~い誰かいるか~」
「誰だって…十路!聞いたぜこの街出るんだって」
「早いな」
「色々世話になったな」
「いやこっちこそ」
「じゃあな」
「ああ」
カイとの会話
次の日出発の時刻…
「ミッシェル元気でね」
「うんアーシェも」
「これ持っていきな」
アーシェはネコマンマを渡してくる。
何故ネコマンマ?
「ありがとうアーシェこれおいしいんだ~」
え?食べるの?
「じゃあもういくね」
「またいつかね」
「うん!」
十路は馬車を走らせる。
ミッシェルは涙でグショグショになった顔を見せまいと十路の服に顔を埋めて泣いていた。
ルーグは今回で終わりです。
若干短くなりましたが気にしない寛容な心で許してください
次回予告です
十路「ミッシェルまだ泣いているのか」
ミッシェル「だって十路~」
「アーシェがくれたの唐辛子味なんだもの」
十路「それ味にバリエーションあったの?」
「次回は…あいつか忌々しい」
ミッシェル「誰なんだろうね」
十路「次回もよろしく…チッ」
ミッシェル「なんの舌打ち!?」




