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1ー3 カトラスの村
クラッドの家で食事をとりその日を終えた。
その日1日いろいろもなかったが、体は正直だった。
ベッドに入りすぐに寝た。
「オイ!起きろクソガキ」
突然した声に飛び起きた。
辺りを見渡す、だれもいない
もう一度寝直すことにした。
「オイ!起きろクソガキ」
どうせ幻聴だろ
「いい加減にしろコラァァ」
なんだ?
「やっと起きたかよクソガキ誰だって面してやがんな」
「俺は、黒き龍なんぞと呼ばれちゃいるが名前がねえんだ」
十路はポカンとしていた。
「なんだまだわかってねぇのかお前が殴った龍だよ」
はっ?龍?
それが十路が宿した龍との邂逅だった。