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龍とともに異世界へ  作者: 世捨て人
アグーナ
33/70

5ー5アグーナ

「一回戦から白熱した試合となりました闘技大会は二回戦へと移ります」


「一回戦ギルドマスターを破って大金星を挙げたこの男、百花十路選手

その相手は冥界から皆様を誘いに来ましたこの男

燕尾服の死神クロア=バロン選手」


「わぁーーーー」


「会えて嬉しいぜ燕尾服の死神様」


「いや~白龍から聞いていた通りの男だな

全てが規格外正に化け物と言わしめる納得の実力だよ」


「白龍ってだれだ?」


「殴り倒した方ともう一体いただろう、彼とは旧知の仲なんだよ」


(だってさアラストール)


「ふんっやつが誰とつるんでようが知ったことか」


(じゃあおれでも?)


「十路、喧嘩売ってるのかお前」


(今のは冗談だ、まずは目の前の敵だな)


「じゃあ注告だ影に気をつけろそれ以上はなにもいわん」


(どういうことだ?)


「ほら、気つけろくるぞ」


「それでは試合開始」


前の試合と同じように開始直後バロンは消えた。


「なっ!?どこだ」


「バロン選手またも瞬間移動かーー」


「後ろにいるよ」


振り向いた時には遅かった、バロンの拳が十路の顔に入っていた。


「ぐあっ」


十路が床を転がる。


「くそがっすげえなこの野郎俺に一撃くれやがったやつはお前が初めてだよ」


「それは光栄だよ、そんな余裕がいつまで続くかな」


「なんだと?」


すると、また消えている


「どこ行きやがった」


「ここだよ」


バロンは目の前に急に現れた


「今度は前か!」


十路は更にアッパーを食らう


「十路」


珍しく負けている十路を見ていられなくなったミッシェルは思わず声を挙げる。


「くそったれめ、何処から出てくるのか読まねえとこのままじゃ負ける」


「無駄だよ私のはわかっても勝つことは出来ない」


「なんだと?」


再びバロンが消える。


(また消えやがった、どうする考えろ)


ふと、アラストールの言葉が過る


「影に気をつけろ、か」


「…影?そういえばさっき俺の影は何処にあった?

いまの俺の影の位置は?」


そこで答えが出る。


「後ろかーーー」


影から手が延びている。


「おらぁーお返しだこの野郎」


「なにっ!?」


「ぐふっ!」


バロンの体は影から引きずり出され地をすべる。


「やはり気付かれてしまったか…どうやって気付いた?」


「いや、今回はチーム力の差だな。

実は試合前に助言をもらってたんだよ、俺の出来の良すぎる相棒にな」


「相棒とは君のなかの龍のことかね」


会場が驚愕の事実にざわつく。


「バロンのおっさん、正解だけど言わないで欲しかったな~」


「おっとこれは済まない軽率だった」


「んでまあさっきの続きだが、一度目に消えたときあのときお前は俺の後ろに出た

そして、二度目は前から出た、これだけならお前の秘密には気付かないが、影というキーワード、これに注目すれば、影の位地は変わってないのに出てくる場所が変わったのは」


「君の向きが変わったからだと、そういうことだね」


「ああ、その通りだ」


「そしてお前には燕尾服で隠してはいるが影がない、だから影に入った瞬間が俺達には見えない」


「そして、最大の弱点は影から出る為の時間が長いこと」


「したがって、お前は一撃で気絶させて試合が長引くことによって弱点がばれるのを防いでいた」


「と、いうわけだがどうだろう燕尾服の死神」


「なるほど頭の回転が早い、しかし十路くん…

半分正解、確かに私の魔法は影から移動することも出来るが」


バロンの様子が変わっていく


「この俺がこの程度な訳ないだろう」


「俺の魔法は シャドウ 影を操る魔法だよ」


「操るだと?」


「だからこんなことも出来る

ハアアアアアアア」


バロンの体に影が集まっていき姿を変えていく。


「シャドウ・ナイト」


集まった影は漆黒の鎧となった。


「さあ、ここからは未知の闘いとなる」


「いいじゃねえかカタハのおっさんよりずっといいぜ」


それを聞いていたカタハ…


「十路くん…それは無いんじゃないかな」


試合に戻る。


「俺も本気を出そうか

召喚・アラストール」


「GOGAAAAAAAAAAA」


「武装・アラストール・アーマード

龍騎士・ドラゴニス」


「互いに鎧の召喚ーーーこのあとの展開は神でさえ知るところではなーーーーい」


「うるあーーーーー」


「があああああ」


槍と大剣がぶつかる。


「「ぬあ」」


衝撃で互いに吹き飛ぶ。


「だああああ」


「ぬぁぁ」


武器が幾度となくぶつかる。


「いいぞもっと俺を楽しませろ」


「ふははははははは久しぶりだよこんなに熱くなるのは終わらせるのが勿体ない」


「馬鹿言え終わらせるか」


ふと、ミッシェルの顔が過る


(ああ、そうだな闘いは楽しいけど勝たなくちゃな)


「おい!クロア=バロンやっぱさっきの無しだ

勝たなきゃいけない用事を思い出した」


「ならば」


「ああ」


「「一撃で決着を就ける」」


「おっと長かった闘いに終止符を打つつもりだーーー」


「剣戰・龍牙」


「シャドウ・ファランクス」


互いに最大の技をぶつける。


土煙が巻き起こる。


「これではなかが見えない、あーーー誰か立っている」


「おらぁーーーー」


「決まったーーー勝者百花十路ーーー」


「わぁーーーー」


「負けたよ十路くん、帰って白龍のやつに伝えておくことにしよう」


「こっちこそありがとう今回は、初めてのことばかりだ」


「それは良かった、では私はこれで」


十路は静かに燕尾服の背中を見つめていた。

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