5ー1アグーナ
「おっ?あれじゃねぇかおい!起きろミッシェル海だ」
「海?わ~十路見て海、海」
「だからさっきからいってんだけどな」
無邪気にはしゃぐミッシェルを笑いながら見つめる十路と海に驚いて声も出ないカナの一行は
港町アグーナに来ていた。
「ねぇ十路海って入れるものなの」
「入れるけど飲んだらしょっぱいぞ」
「お父さんあれなに水がいっぱい」
「海っていってな川や湖の水が集まってくるとこだよ」
「お父さん物知り」
なぜかカナの俺たちをお父さんお母さん呼びが普通になっていた。
「まぁ常識だったからな海があるのが当たり前のところに住んでたんだよ」
「おっ?町だ」
門番が馬車を止めてくる。
「ようこそアグーナへ身分証明を…百花十路さま、お待ちして居りました
どうぞギルドの方へギルドマスターがお呼びです」
「ギルドマスターが俺に?」
なにか用がありそうだから行くことにした。
「初めまして百花十路殿私はこの町のギルドマスター
カタハ・メタローです」
「こっちの素性は調べ済みって感じだな」
「はい、今日お呼びしたのはドラゴンズミッドナイトのことです」
十路の眉がつり上がる。
「クローダスの国王よりあの公爵は手を焼くものだったそうで始末してくれて助かった。と礼金を渡すように通達が来ているのです」
「なら良かったミッシェルが故郷に帰れないのは困るからな」
「そちらは奥方で?」
「その前段階だ」
「なるほど、まぁそれは置いておいて礼金です」
十路は麻袋を受け取った。
「あ~そうだ十路殿闘技大会に出ていただけないだろうか」
「闘技大会?」
「ええ賞金は出ますので」
「いいぜ出てやる」
「では登録はこちらの方で」
「ああ頼む」
「ではこれにて 」
「良かったな~ミッシェルクローダスにちゃんと帰れるぞ」
「うんそうねまたいつか帰ろうカナもいっしょに」
どこか嬉しそうだった。
「よし、海いくぞ」
「待って私水着持ってないんだけど」
「あっおれもだ!買いにいくか」
水着を買いにいくことになった。
「お~色々あるな」
十路はトランクスタイプにしておく
「う~んどうしよ」
ミッシェルは割りと真剣に悩んでいた。
今悩んでいるのはビキニかちょい際どいやつかだ。
(どっちも似合いそうだけど俺としてはビキニの方がいいないろんな意味で)
「ミッシェル~カナは選んで自分で買ってきちまったぞ~」
恐るべし4歳児である。
「う~ん、決めたこれ」
と、ミッシェルが買ってきたのはビキニの方だった。
海に向かい馬車の中で着替えることにした。
いまさらだが港町なのになぜか海水浴場があった。
割りとひとがいた。
「どう?十路似合ってる?」
「おうバッチリだ」
顔を真っ赤にして聞いてくるので思ったことを口にしてやった。
ミッシェルは割りと発育が良かったのかスタイルはいいほうだ(と思う)
カナもバッチリ着替えている。
というか着替えたら真っ直ぐ海に走っていった。
俺も着替えたので海にいく。
「ミッシェルいくぞカナをいつまでもほっとけないからな」
「うん」
なぜか反応が薄いというか挙動不審だ
その理由はすぐにわかった。
「ミッシェルもしかしてカナヅチ なのか」
「だって私、水に入るのも初めてなんだもの」
「じゃあ浅いところで遊ぼう、カナ~」
「なに~」
「浅いところで遊ぼうな」
「うん」
カナが素直な子で良かった。
こうして日がくれるまで海で遊び日焼けで三人とも真っ赤になったのはいうまでもない。
はい予告通り水着回です
お見せ出来ないのが非常に残念です
次回より闘技大会編突入です。




