2ー9クローダス
翌朝 街は騒然としていた。
当然である。
城は半壊、兵士は大半死亡、上役が一人死んでいたのだというのだから。
犯人を探すために街に警備兵が配置され走り回っていた。
「うわぁどうしよ」
「どうしよじゃありませんよ」
「じゃあミッシェルに質問だ」
「このまちに居ても居心地が悪いかもしれない」
「下手すりゃお前のお母さんに迷惑が掛かるかもしれない」
「そこで二つの選択肢だ」
「俺といっしょにこのまちを出て旅をするかそれとも
ここにいるか」
「少し考えさせて下さい」
「わかったでも時間は余りないぞ」
「はい・・」
するとそこへ
「ミッシェル」
「お母さん」
親子で抱き合った
「大丈夫だったかい」
「お母さん 私 」
「何も言わなくていいから十路さんと行っておいで」
「でもお母さん・・・」
素早く指で口を塞がれた。
「いいからお母さんのことは心配要らないからもっと広い世界を見ておいで」
「うんわかったお母さん行ってくる」
「十路さんお願いします」
「よしきた」
「おばさん頼んでたものちゃんとある?」
「はいここに」
見るとかなり大きい馬車があった。
実は城に乗り込む前に用意していたのだ。
「よしじゃあ出発だ」
「娘を頼みます」
十路は無言で親指を立てた。
「ミッシェル 早く乗れ」
「お母さん行って来ます」
「行ってらっしゃい」
ミッシェルが乗ったのを確認し十路は馬車を走らせた。
ミッシェルは母親の姿が見えなくなるまでずっと窓から手を振っていた。
ミッシェルと十路の二人旅の始まりである。
はい・・ とうとう出会いと別れのクローダス編終了です。
これから色々な街にいく大義名分が出来ました。
話しはまだ始まったばかりなのでこれからですので頑張って書きます。




