2ー3クローダス
十路は、オオウチ討伐依頼のため、クローダス北の湖畔へと来ていた。
「ちとさびーな いっきしっ」
無理もないそこは真夏でも10℃を超えることがない ような極寒の大地なのだ。さらに十路は服も夏服のようなものしか羽織っていない。
普通なら風邪をひくか凍え死ぬか、なのだが十路のからだは特別なのでこの程度ですんでいる。
「オオウチがどんなのか聞いてなかったな」
これはミス、だが気にしない。便利な相棒がいるじゃないか。
「アラストール オオウチってどんなやつだ」
「そうだなお前の世界のセイウチと似たようなやつだ
長い牙が特徴だな。」
「飛んでいくのがいいかもな」
「おっし じゃああれだな」
「おい聞いているのか」
十路は地面にクレーターを作る跳躍でオオウチの巣まで飛んでいった。
「オオウチが音に反応するってこと忘れてねぇだろうな?」
「・・・忘れてた」
「んなこったろうと思った。そのまま飛行魔法を使え」
「お~その手があったかさすが俺の相棒」
「いつからお前の相棒だ?」
「いまからだよ」
飛行魔法で言われた通り音もなく接近し
一匹目の後頭部をなぐった。
「よっしゃ一匹」
二匹目は真正面から殴りつけた。頭の形が変わっていたが気にしないことにする。
三匹目からは闇魔法の練習をしてみる。
「俺の真似をして詠唱してみろ」
「オーケーやってやる」
「「闇集まるところ形を具現化せよ」」
「ダークアーチャー」
すると黒い弓が出現した。
その弓を引き抜きオオウチの体を三匹まとめて貫いた。
「おーすげぇ威力」
「闇魔法はイメージを形にしているつまりお前のイメージ力が不可欠なんだよ」
「まっとりあえず終わったからこいつら持って帰ろうぜ」
「だったら圧縮の魔法を使え、イメージでやってみろ」
「闇集まるところ全てを捕らえ縮小させよ」
すると手に黒い玉ができそのなかにオオウチが吸い込まれた。
「は~便利だな」
「よしじゃあ帰るか」
十路はクローダスへと戻ることにした。
クローダスへと戻るとギルドに向かった。
「いらっしゃいませどういったご用件でしょうか?」
「依頼の完了報告だが」
「はい、ではギルドカードを見せて頂けますか?」
「…百花十路さんですねオオウチを見せて頂けますか?」
「ほらよ」
先ほどの玉を差しだし割ってみせた。
「うにぁぁぁぁぁぁぁ」
「なにするんですか」
「見せてくれと言われたから割ってみせた」
「えっととりあえず5匹あるので依頼達成です…ぅぅ」
猫耳をへにょらせて疲れた様子だった。
「報酬が500Kですので50K引いた450Kとなります」
「オオウチはどうされますか?」
「どっか売れんのか?」
「武器屋とかなら買ってくれますよ」
「じゃあもらっていくぜ」
そういうとオオウチを縄で縛り引きずってギルドを出ることにした。
オオウチは一匹30キロあるのだがそんなことは知らずに引きずっていった。
十路は夜も遅いので宿に行くことにした。
「いらっしゃい一泊50Kだよ」
「3日分頼む部屋はどこでもいい」
「はいよ201だよあとそのオオウチしまってくれよ」
「わかってる」
そういうと圧縮魔法を使いオオウチをしまい部屋へ向かった。
早く寝たかったので、ベッドに入るとすぐ眠りについた。




