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ノルエアおとぎ王国記  作者: な(考え中)
【せかいのしょうかい】

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≪カミをあがめよう≫

≪カミをあがめよう≫


「(でかいなあ。あいかわらず)」



 ノルエア城の東がわには神殿がある。

 白くて大きな建物だ。歴史をかんじさせる荘厳なたたずまいをしている。

 いりぐちには「剣」をもった兵士たちが立ち、神殿を守護している。



(……『あの部隊』か)



 俺・ピケ・タイケのだれも所属していない、ノルエア王国兵士隊ゆいいつの部隊。



 それは────




『神聖部隊』。



 ◇


【『神聖部隊』のせつめい】


『神聖部隊』──。

 俺たち3人のなかで唯一はいってるやつがいない部隊──すなわち、4つある部隊のさいごのひとつ、だ。

 所属部隊の証明であるブローチの宝石はオパール。あれは……ま、白でいいか。じっさいもうちょっとふくざつだけど。



 神聖部隊の説明をするには、まずノルエア王国の〝かみさま〟についてのかいせつをしなければならない。



『++++≪ゆいいつ主・しんせー神〈+のるのる+〉≫++++サマ』



 これは、ノルエア王家がしんこうしているカミサマである。ノルエアにはそういうカミサマがある。

 なので、国民もみんな、そのカミサマをしんじている───



 ……わけではない。

 国民はべつに、気にしていなかったりする。そのカミサマは。

 いや、すきなやつもまあいるが。でもべつに流行ってないな。


 なぜならこれは「ノルエア王家がしんじている神」というものなのだ。

 なのでまあ国民向けというわけでないというか。あくまで王家だけのはなしで。教団があったりするわけでもなく、国民もふだんとくに意識してすごしていない。

 国につかえている俺たち兵士にもおしつけられることはない。まあ、王家がというと、ちかよりがたいとかってかんじもあるかもしれないしな。



 …………というか、むしろ。逆。

〝やばいくらい神聖にして不可侵〟とされており、くわしくはおしえてもらえないのである。

≪ゆいいつ主・しんせー神〈+のるのる+〉サマ≫については。

 王家の神だけどよくわからない。王家の神なのにくわしくは教えてもらえない。王家の神にもかかわらずどうどうとしない。

 まあ。そういうのもあるだろう。カミサマもどうどうとしたくないときがあるだろう。異常はないない。



 なのでその≪ゆいいつ主・しんせー神〈+のるのる+〉≫をしんじることは強制されていないんだけど。

 形式的に〝神に誓う〟みたいなことも、ときどきある。おまつりの開催時の宣言や、集団のなかでのあいさつなどか。

 まあ便利だからな。体裁のための文句なのだろうか。そういうときには共通の認識ってかんじででてきたりする。

 (……。なんか、しんじてるのが当たり前…ってかんじもある、気もするけど)

 で、ノルエア城の東がわには神殿があったり、城下町の東エリアには『神殿地区』とよばれる場所もあったりする。

 神殿地区は儀式がおこなえる施設などがあるおおきめの広場みたいなもので、おまつりがあるときはそこでよくおこなわれる。

 そういった儀式やおまつりをおこなう際にも≪ゆいいつ主・しんせー神〈+のるのる+〉≫の名前はでてきたりする。

 そういうのは、どことなく神秘的……神聖ってふんいきがあるかな。



 神殿と神殿地区──。

 神聖部隊はそういった神聖っぽい場所の守護と、そこで執り行う儀式。

 そしてノルエア王国のおまつりや行事の企画・遂行および警備の任務を担当している。



 なので任務の内容としては。ノルエア城にある神殿、および神殿地区の守護。国がおこなう儀式や祭事の企画・指揮。執行。そして当日の安全の確保。

「城の東に神殿がある」といったが、この神殿ではノルエア王家の儀式がおこなわれたりする。

 王家のものが生まれた直後だったり、何歳かのふしめにあったりするような。こういうのも、国民に向けたものというより王族が代々おこなっている、ゆいしょある神聖なかんじのする儀式だ。

 とくに王家のものが生まれた直後におこなう儀式は有名なのがある。≪ゆいいつ主・しんせー神〈+のるのる+〉≫の〈加護〉を受けるとかなんとか……。


 そういった儀式にたずさわったり、しんこうするのが神聖部隊だ。

 「王家」の儀式なので近衛兵っぽいが、こういうのはだいたいおこなう〝場所〟が優先される。

 「ノルエア城の神殿」と「神殿地区」が神聖部隊のうけもっている場所となる。なので。『神殿』でやるなら神聖部隊の担当となる。まあ、王族の移動があるので近衛兵も若干名ついているかもしれないが。儀式まではついていけないんじゃないだろうか。神殿はとくに警戒がきびしいし。

 神殿にはノルエア王家の大切な宝ものがまつられてるともいわれているので、いつもまもっているな。神聖が。


 ノルエアのおまつり関連も神聖部隊の担当だ。

 祭事の開催場所──だいたい神殿地区だが。その警備は神聖部隊がやる。パトロール警備隊ではない。パトロール警備隊がうけもっているのは城下町だからだ。お祭りの日の城下町の警備はもちろんパトロール警備隊がするが(ノルエアの国民はお祭りがすきなのでものすごい人出である)

 お祭りのぜんたいてきな運営や指揮もおこなっているので、なにかを発表をする行事なら進行役みたいなこともやる。

 国の行事だけではなくノルエア王国民がなにかをやりたい時…それこそおなじようなお祭り・催し物、儀式。たとえば婚礼の儀式などをおこないたいときに申請するのも神聖部隊だ。希望があれば行事の進行などもおこなってくれる。

 まあ、なので。人前ではなしたりするのがすき・とくい。ってやつに向いてるかな。こういう任務は。ちょっと舞台や演劇っぽい要素があるかんじ。ほかの部隊にはあんまないかも。

 ………というか。じっさいに演劇など披露することがある。神聖部隊は。あんまり、よくわからないが。まあ、すきなんだろう。そういうのが。

 俺は色々あっていったことないのでよくしらないが、まあ。貴族のシュミだしな、そーいうのは。



 ──信仰することは国民や兵士にもおしつけられたりしていない≪ゆいいつ主・しんせー神〈+のるのる+〉≫──(というかくわしくおしえてもらえない)

 が。神聖部隊は『神聖』って名称なくらいで、かつ国につかえているので、いろいろおしえてもらえることもあるんじゃないだろうか。神聖部隊の本部は神殿にあるし。いちおう神殿地区のほうにもあるが、メインは神殿っぽい。

 なので、そういう『神秘的なこと』に興味があるやつにはいいのかな。



 そして、政治関連。

 神聖という名前だが。政治もこの部隊の担当となっている。

「政治」と「神秘的なこと」ってちょっと、というかだいぶ、反対みたいな気もするんだけど。まあ、まつりごと。か。なにか発表するときに連携しやすいからかな。

 興味のあるやつならたずさわれてうれしいんじゃないだろうか。俺は政治はあんま興味ないので(ていうのもあれだが)よくわからないが。

「神秘的なことがすきなやつ」と「政治に興味あるやつ」は、もしかしたら内部でさらにふりわけられたりしてるかもしれない。だいぶちがうからな。と俺はおもうけど。


 衛生の次に補助っぽいかんじだな。

 ただ神殿の守護やおまつりの際の警備などもあるので武器はつかう。そこは衛生とちがうか。神聖部隊は剣をもっている。…ことがおおい。

 武器をつかわない衛生部隊をのぞいた3つの隊──神聖部隊は剣。近衛兵部隊はやり。パトロール警備隊は銃、とつかう武器がわかれているのですきな武器のところにいく……というのもあるかもしれないが、近衛兵は成績の基準があってすんなりとはいれないので、じっしつ2択だな。それだと。

 俺もパトロール警備隊にしたのは銃がすきだから、というのもある。まあ、ほかにもいろいろ、あったんだけど。色々……いろいろ……。



 ◇


 そして。

 神聖部隊にはもうひとつ、だいじな役割がある。

 というか。むしろ、こっちのほうが重要かもしれないな。

 ───とくに俺たち「兵士」にとっては。



 神聖部隊は『兵士隊内の〈神聖〉をけがさない』というのをモットーにしている。



 ……これだけきくと。なんかちょっと詩的で。なんだよくわからん。てかんじがあるが。

「神聖をけがさない」──まちがったことがないようにする。



 つまりは。

『ノルエア兵士隊内にある〝規則〟をまもらせる役割』ということなのだ。



 そう。ノルエア王国兵士隊にはさまざまな〝規則〟がある。

 せいふくの着用規則。身分証明となるブローチの所持規則、などなどこまごまとした規則がいろいろある。それらがちゃんとまもられているか。

 任務をサボっているやつがいないか。立ち入り禁止区域にかってに侵入するものがいないか。さまざまなことをチェックしている。

 そして──規則をまもっていないものをみつければ権限を行使し、容赦なく〈+罰する+〉という。


 いやおそろしいな。俺は規則をまもるのはすきな方なので関係ないな。…とおもいたいけど。

 兵舎、寮など「ノルエア兵士隊の関連施設」の見回りをおこなうのもかれらだ。パトロール警備隊ではない。パトロール警備隊がうけもっているのは城下町だからだ。

 俺たち『パトロール警備隊』が「街の平和」をまもるなら『神聖部隊』は「兵士隊の中の平和」をまもる。というイメージか。


 ……。まあ、ちょっと対。ってかんじがあるのかな。パトロールと神聖は。

 ライバル、ていうか。じゃっかんそんなかんじはあるようだ。俺も入隊してから知ったけど。

 もう国につかえて任務とかしているのでさすがに表立ってそんな険悪なこととかはない。と、おもうが。そうであって、ほしいが。そうであることを、ねがう、が。

 おまつりの際、神殿地区ではなく城下町の広場などをつかうときや、大規模な行進…パレードか。そういったのがあるときはふたつの部隊間で会議や調整などすることもあるらしいので、いろいろあるのかもしれないな。

 じっさい神聖部隊にはノルエア兵士学校の頃に俺とはなにかと対立していて仲のよくなかったやつがはいっていたりする。

(……対立というか。なかのよくないというか。一方的に突っかかってくるのだが、向こうが。……)

 そいつもまじめといえばまじめってかんじではあるんだけど。ちょっと俺とはちがうかな。まじめすぎる。厳しすぎる。ゆうずうがきかない。てかんじの。

 ……。いや。それは俺もそうなのだろうか。あたまがかたい。あたまがかたいとゆうずうがきかないは、ちがうのか。ちがわないか。

 ………あたまがいたくなってきたので、もうやめておこう。

(ほんとうに、向こうが突っかかってくるだけで俺はなにもしてないんだけど……)



 といったかんじで。

 神聖部隊は「儀式やおまつり」と「政治関連」も担当しているが、この「規則やルールをまもらせる」というのは前提としてすきなやつがはいっているだろう。

 まあ、メインの任務だな。基本的にこれと神殿などの守護をおこなっていて、儀式やお祭り・政治のなにやらがあるときはそっちもいそがしくなる、というかんじなのかな。


「ルールや規則をまもる・まもらせる」とかは俺もわりとすきなほうだとおもうので、ちょっとだけひかれるかんじがあったんだけど。

 ……………。

 でも、な……。と。

 まあ。ちょっといいかな。とおもって、やめた。

 結果、パトロール警備隊にしてよかったとおもっている。自分にあってるともおもうし。

 俺はパトロールがしたい、とおもったのもあったから。兵舎のなかより外を見回りたいって。そうおもったな。……なんか。



 なので。雰囲気も規則とかすきなかんじの、一番まじめなかんじかな。

 ちゃんとしてるっていうか。ちょっときびしそうだったり、厳格。か。パトロール警備隊とはやはりちょっとちがうかな。パトロールはわりといろんなひとがいて特にこういうかんじっていうのあんまない気もするが……でも厳格、はないな。

 ま。どの部隊もいろんな人がいるだろうしこういうのはよくないか。全体のふんいきに対しての俺の印象、偏見だ。



 ちなみに神殿の警備などの任務で神聖部隊はふだん「剣」をつかっているが、この「規則を守らせる任務」で〈+ばっする+〉をおこなう際に携行している武器はちがう。剣ではない。

 それについては別に解説するかもしれないが変更があればここで追加で解説することになるだろう(なんだよくわかりたくないかんじだな)



 ◇


【『名前のないカミ』】


 と。まあ。神聖部隊のせつめいがながくなってしまったけれど。


 ノルエア王家のカミサマは≪ゆいいつ主・しんせー神〈+のるのる+〉≫。

 じゃあ「ノルエアの国民はなにをしんじているのか?」というはなしだけど。



 …………とくにない。



 流行っている宗教とか、みんながしんじているかみさまみたいなのは、とくにない。

 くわしい理由はわからない。かみさまにそんな興味ないとかって、もともとの国民せいみたいなものかもしれない。



 ────が、おそらく。

 ノルエア王国の起こりに深くかかわっているとされている伝説。

 ある『おとぎばなし』……の影響もある、とおもわれる。

 それについて話すとながくなるのでここでは詳細は省くけど。

 とりあえず、その『おとぎばなし』の影響もあるのかないのかで、とくにきまった神さまのいない国だったのだ。

 ノルエアは。



 ……いや。

 いるやつもいる、かもしれないが。……。うーん。でも、いないやつのほうがおおいんじゃないだろうか。そもそも興味がないっていうのもあるだろうし……。

 説明がむずかしいのでふわっとしたいいかたになってしまうが、ふわっとした国だったのだ。じっさい。

 とにかく。みんながおなじようなイメージをいだいている名前と姿のきまっているような共通の神サマ、というのは とくにいない。


 それでも。おいのりなどをする、ということはまあ、あるわけで。……じゃないかな。

 なにかあればカミサマをたよりたくなることもあるだろう。………たぶん。

 そう…〝しんこうしん〟のあるやつか。そういうのはよくおいのりしたり、いいことがあると『かみさまのおかげだ』みたいなことをいう。よく。

 そういったお祈りなどするときもふわっとした「かみさま」でよくて。まあ、なんとなく大きいなにか…天にいそうな大きなそんざいを指す……みたいな。そういうのにこころのなかでおいのりする。のかな。

 かみは、名前のないただの「かみ」なのだ。そういうのは〈名前のないカミ〉といったりもする。


 なので町にある教会・修道院なんかも、特定のなにかをまつってるわけじゃない。

 まあ。こころを落ち着けておいのりなんかができる場所。集団がかりて人があつまることができたり、国民が儀式などをおこなえたり、医療施設をやっていたり。植物をそだてていることもあるな。

 あとは…学校をかねていることがおおいか。ちいさいこどもがいく学校だ。親がいないこども──孤児をそだてているということもある。

 だれかがつくった名前のあるカミサマの教団みたいのもちらほらある。新興宗教か。

 でも、その『おとぎばなし』自体がちょっととくしゅな内容だったり、別の理由で〝そういった教団の印象があまりよくない〟影響もあるようで、流行ってるのはとくにないな。

 …………いや。「なかった」か。



 まあけっきょく。

 かみさまとかのことはそこまで深くかんがえない。意識してない。とかって。そういうかんじの国民せいなのかな。

 ひとによってさまざまだが。すきなやつはすきだけど。

 なので……。

 ノルエアでかみさまっていうのは簡単にいうと『神秘的なこと』に分類されるってかんじかな。

 天使とか、占いなんかとおなじ、ふわっとしたかんじの。メルヘン。『伝説』や『おとぎばなし』もそうか。

 そういったのがすきだったりしんじているやつは「神秘的なことがすきなやつ」ってかんじになる。

 かみさまの話題とか≪ゆいいつ主・しんせー神〈+のるのる+〉≫に興味があるやつも「神秘的なことがすきなやつ」。

 まあ。たいていのばあい〝目にみえないもの〟……ってかんじだ。な。あんまり俺はとくいじゃない、かな。そういうのは。

 星や月がすき、なんかもじゃっかんそうか。それらはじつざいするし目に見えるが。空想っぽい。ロマンチック、か。星とか月は俺もまあすきだけど。目に見えるし(青い空がいちばんすきだが)

 神父とかシスター、修道女なんかもいるが。やっぱりおおまかに「神秘的なことがすきなやつ」みたいな印象になる。もしくは「〝しんこうしん〟のあるやつ」か。

 あとは「せんせい」みたいなそんざいってかんじ。学校をかねていることがおおいからな。


『しんこうしんがあるやつ』と『神秘的なことがすきなやつ』はにている……、かもしれないが。

『しんこうしんがあるやつ』がかならずしも『神秘的なこと』に興味があるわけではない、とおもう。俺のじっかんだけど。

 おいのりしたり「かみさまのおかげ」とかいったりするが、くわしいかみさまの話(〈+のるのる+〉とか)やふわっとしたものには興味ない。てこともある。

 逆はどうかしらないけれど。



 ◇


 ………そんなかんじで。

 「めちゃくちゃ流行ってる宗教」とか「みんなのしんじているカミサマ」みたいなのはないふわっとした国。

 それがノルエア王国だった。



 ───が。



 そんなノルエア王国で、さいきん急速に流行りはじめている宗教がある。

 それが………




〈聖*白いよね羽はね教*〉──(読みは「せい・しろいよねはねはねきょう」)だ。 




 ……〈聖*白いよね羽はね教*〉がいつからそんざいしているのかはわからない。

 気づいた時にはよくきくようになっていた。さいしょはまあなんか、たまにある教団のひとつかな。みたいなかんじだったのだが。妙に人気があるようだ。


〈聖*白いよね羽はね教*〉がなぜ流行っているのかは、よくわからない。

 が。

 ──じつは3年前。ちょうど俺がノルエア兵士学校にはいった頃だ。

 そのころ、ノルエア王国──それも王家で『ある事件』がおきたのだが、その頃あたりから人気になったので、国民の混乱や不安、どうようを抑えることのできるなにかがあったのかもしれない。〈白いよね羽はね教〉には。

 王家ではその前にもさまざまなことがあったようなので、こくみんももっと具体的なそんざいにおいのりをしたくなったのだろうか。まあ 異常はないが。



 こういう教団では集合しておいのりをしたりながい行列にならんだり祭具を購入したりささげものなどをして〝しんこうしん〟をささげていくのがセオリーのようだ(祭具は、おいのりをささげるちいさい像などが売っているらしい)

 が。〈白いよね羽はね教〉はどういった教団なのか、なにをしているのか、実態が謎につつまれている。

 教団の本部がどこにあるかもわかっていない。信じているやつはみればわかるので流行っていることはわかるのだが。張り紙などあるがくわしいことはかいていない。ちょくせつの勧誘で信者を増やしているのだろうか。

 ……べつの国からきたとか、アヤシイ儀式をやっているとかいったウワサもあるようだけど…。


 教祖なんかもいるのかもしれないがくわしくはわからない。よく。……なにせ俺はあまり興味がないのだから。

 なんかこう。説得力がないっていうのかな。すごいちからをもってる救世主がじっさいにあらわれた。とか、特別ななにか……奇跡みたいなことがおきてつくられた。ってわけじゃないし。いままであった新興宗教とかわらないんじゃないかっておもうけど。

 しんじるとなにか特別なご利益があるのだろうか? よほどすくわれる文言や、心を打つ教えなどをかかげているのだろうかな。

 ……「そんな口語っぽい名称の宗教はおかしい」? いや。よくわからなにが…。異常はないだろう。



 ともかく。なかなか流行っているようでノルエアではこんなふうに一つの宗教が人気になったことがないので、これからどうなるかは未知である。

 おしつけられてはいないが王家の≪ゆいいつ主・しんせー神〈+のるのる+〉≫もカミサマなわけだし、あんまり国民のあいだで別の教団が人気になって目立つと対立したりしてしまうんではないだろうか。なにせ「ゆいいつ」とうたっているくらいなのだから。


 まあ。とはいえ。

 今までが今までだったこともあって。大体のひとは、とくに神様に興味なかったり、ふわっとしたかみさまになんとなく祈ったりと、すきずきにすごしている。んじゃないかな。……たぶん。



 俺は〝流行りもの〟には興味がないやつなので、まあ。いいかな、ってかんじだな。ううん。



 ◇


 というのが。

『神聖部隊』と「げんざいのノルエア王国のカミサマ」についてのひととおり、かな。

 なんていうか、……いろいろ不安定なさなかなのかな、いまは。わからんが。

 かわっていく渦中にいるときはわからないものだろうからな。そういうのって。わからんが。



 …………。

 正直。あまり興味のある話題じゃないので、くわしくなくて若干てきとうになってしまったところもあるが。

 俺は目にみえないものはよくわからないやつなので『神秘的なもの』もあんまりとくいじゃない方だし。……、天使はちょっと、すきだけど。……。まあ、そういうメルヘンっぽいファンシーなかんじのそんざい。はきらいじゃないところも、正直あるんだけど。

「かみさま」がどうとかっていわれると………。

 ちょっと よくわからないかな。というところがあるな、正直。

 以上だ。







「(いないからな かみさまなんて)」








 ────≪カミをあがめよう≫おしまい────



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