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ノルエアおとぎ王国記  作者: な(考え中)
【じんぶつのしょうかい】

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3/12

『やばいくらい○○』(ピケ・オランタン、タイケ・ガルトナー)

【やばいくらい〇〇】


 俺の友人は〝やばいくらい〟とくちょうてきなやつばかりである。

 といっても、2人だけだけど。

 数じゃないからな。ともだちは。

 そうだな。



 紹介する。



 ひとりめ。

 ピケ。


『ピケ・オランタン』

 3月生まれ。(こうはん)

 髪色はきいろ。目のいろは……銀。かっこいいな。そこはなぜかかっこいいんだこいつは。

 髪の長さはふつう。だが。なんか……こう。はえてる。どうぶつの耳みたいなかんじで、はねてる。髪が。ある。前髪の目の上あたりから左右対称にはえている。髪が。ある。

 髪質がやわらかいような、けっこうはねてるかんじかな。かたい直毛の俺とははんたいだ。

 制服の色……も、黄色。まっきいろだな。

 あとの外見のとくちょうは……。目が、よくひらいてる、っていうのか。よくひらいている。そして黒目(銀だが)がちいさく、上下左右の白目の部分がよくみえている。ひとみが銀色なこともあって、ちょっとふしぎなかんじがあるかな。



 ピケの所属は『衛生部隊』

 所属部隊の証明であるブローチの宝石はサファイア。色は青。


 ノルエア王国兵士隊にそんざいする部隊のうちのひとつ『衛生部隊』とは。

 具合のよくないやつの看病をしたり、けが人のけがを治したり、薬草や植物をそだてたり、それらを研究しておくすりをつくったり、救急道具やおくすりなどの管理をしたり、兵士隊ではたらく兵士たちの食料を調達したり……するのがメインの部隊である。いや、おおいな。メインが。


 まあまず、衛生部隊というくらいだから具合の悪いやつのめんどうをみるのはもちろんなので、さまざまな救命行動にくわしい。ひとの状態を判断してたすけるための迅速な行動ができる。

 そして食堂で料理をつくったり(いちおう専門の料理人もいるのだが)その補助だったり、栄養素の勉強をしていたり、じぶんの開発したメニューをつくって食堂でだしてみたり(ピケはこれをやるのがすきだ)

 さらには兵舎の裏にある栽培園で薬草やら花やらさまざまな植物などを栽培したりもしており、薬草や植物をつかってあたらしいおくすりの開発……効能の発見……などなどの研究っぽいことなんかもしており──まあ、これがいちばん重要かな。

 くわえて発見したことを論文にして発表したり、講義みたいなこともしており、などなど……。

 ………なんというか。ほかの部隊とくらべて、わりとやってることの幅がひろい。かな。補助と研究の部隊だ。俺が知らないようなことをやってたりもするかもしれない。

 だいたいそんなかんじだ。雰囲気は。


 ピケは昔からそういう、植物を育てたり、料理をしたり、人のきずを癒して助けたりすることに興味があり、最初から衛生部隊にきめていたらしい。

 あいつは戦闘訓練がぜんぜんできないのだが(まあ除隊にならない程度にはなんとか訓練していたけど)衛生部隊は戦闘能力は重視されない。ノルエア兵士隊の中でゆいいつ、武器をつかわない部隊だからだ。


 ノルエア兵士隊は基本的に、ノルエア兵士学校を卒業するとき志願すれば、だいたい希望通りの部隊に入れる。ある一隊をのぞいて。それには、のちほどふれることになるだろう。

 ただ一応、適性の最終判定みたいなのはあるので、衛生以外だったらちょっと通らなかったんじゃないか。とおもう。正直。そのくらい戦闘系の訓練は苦手だった。ほかの部隊は警護や警備の要素があるからな。武器の使用は必須である。

 学術はけっこうよくできるみたいだけど。とくに薬草の専門知識などはかなり豊富らしい。


 戦闘はやっぱりだめだな。ピケは 武器がつかえない。俺がもってるような長銃も、体格にあわなくてうまくつかえないみたいだし。なんというかそもそも、武器をあつかう感覚や感性自体がまったくないというか。──…、うーん。仕方ないか。

 まあ。衛生部隊なら人のけがや病気なおしたり、いろいろ研究したり検証したり、料理つくったり薬草育てたりおくすりつくれたらいいしな。

 ……。なにより、俺はむしろ、あいつにはそういうことはしてほしくない、ってかんじる。

 なんだか。あいつには、武器はつかわないでほしい。って、きがする。


 で。戦闘はできないのだが、えいせい部隊は調査や検証、他部隊の想定訓練へのつきそいなどで医療道具やら食料やらのはいったでかくて重そうなカバン──通称『えーせーのカバン』──を担いでさまざまな場所へ移動することがおおいからか、腕力自体はありそうだ。何なら俺より腕力があるんじゃないか? とおもうこともある(まあ、それはいいすぎか)


 ちなみに。各部隊には「本部」というものがあり、任務中はそこで休息したり作業などができるようになっているのだが。衛生はそこにいることが一番おおいんじゃないかな。外でおこなう任務とかそこまでおおくないから。

 なので、でかい。本部が。けっこう兵舎のちかくにあるな。そこで日々、研究やらおくすりの調合など色々しており、さらに、ぐあいがわるいときにいく衛生室というベッドなどある軽い医療施設ともつながってもいる。なので、でかい。俺はけんこうなので関係ないな。

 ……。そして、ピケも。本部にいるより動きまわっていることの方がおおそうだから、関係ないか。栽培園に、あと城の裏手にはおおきい森があるのだが、そこでおくすりの開発につかえる植物とか木の実とかをさがしたりしていることもあるようだ。


 まあ。なんていうか、ピケに似合ってるな。っておもう。衛生部隊は。ひじょうにそれっぽい。

 ちなみに、たまに食堂にでるピケのつくる料理は……あまい。菓子ばかりつくる。こいつは。俺はきらいじゃない、というかまあすきだから、いいんだけど。



 性格は、元気だ。とても。いつも。あかるい。

 まいにちテンションが高い。

 ちょっとこどもみたいなやつだな。正直。しゃべりかたもすごくこどもっぽいし。かなり目立っている。

 俺のことを『バスターくん』とよぶのはピケだけだ。そして、今後もこいつだけであろう。

 なんというか……。はなしかたにめちゃくちゃ特徴がある。ほかのやつはしないような、しゃべりかた。

 というような。かなりとくちょうてきなかんじがあるな。ピケは。まあ俺はそういうところ、いいとおもってるけど。

 ………………。

 ………………。

 ……というか。


 こいつは。


 ピケは──。





 ちいさい。





 それも

 ものすごく ちいさい。

 やばいくらい ちいさい。



 そう──〝やばいくらい〈ちいさい〉〟のだ。ピケ・オランタンは。



 同期、いや、兵士全体合わせてもここまでちいさいやつは。いない。ぜったいに。言いきれる。

 というか、ノルエア王国の兵士の歴史上にいない。しらないけど。まったくしらべてないけど。それでも言いきれる。ぜったいいない。断言する。

 それくらいにちいさい。



 まあ、なので。そう。

 ちいさくて、かわいいかんじのやつだな。全体的に。ゆめのせかいのそんざいって感じだ。

 そんな『やばいくらいちいさい』だからかサイズがないのか制服もぶかぶかで、ほかのやつとちがうなんかよくわからないことになっていたりする。

 さらに、ピケはベルトをしていない時がある。きくずし、ってやつなのか。もちろん全体集合のときとか、ちゃんとしたときはちゃんとしているんだけど。ときどき。していない。

 制服もいちおう規則があってベルトをすることも決まっていたりする。だいじょうぶなのだろうか。とすこしおもうけど。…まあ。そんなにきつくない、ゆるめのかんじなのかもしれないな。衛生は。俺のところでやったら、すぐ「報告」されて──かんがえたくない。

(……。そんな理由なく規則をやぶるようなやつでもないとおもうのでなにか理由があるとはおもうのだが……)


 そして、さきほど衛生部隊のせつめいで、衛生部隊には『えーせーのカバン』なるものがあるといったが。ピケもこの『えーせーのカバン』を日頃よくもちあるいているな。やたらでかくておおきい。なにがはいっているのだろう、いったい。

(『えーせーのカバン』……まえに少しもってみたら、しょうじき。重くて、ほとんどもてなかったのだが。それをピケは。ふつうにかついでいる。のだが。かるがると、もってあるいている。のだが。じつに、けいかいに。ふつうの、かばんのように。

 ………。いや。きのせいだろう。記憶ちがいかな。ふか、ふかく、かんがえたくない)


 ともかくだ。この『えーせーのカバン』は武器使用のできないピケにとって、ゆいいつ使用かのうな『武器』ともいえるだろうな。ふりまわしてぶつけたり、あいてをつぶしたりできそうだ。

 あとは。おくすりとか。調理器具なんか、もか。武器じゃないが……。いや。なんか、意外といろいろありそうか、な。こーげき手段は……。

 ──なおこの『えーせーのカバン』は、それまでもっていたびょうしゃなどがとくになくともぴけはどこからかとつぜんもちだ、し──…いや。

 いやいや。そういうことをいうのは、野暮だろう。無粋というものだ。な。うーん。


(まあ。あいつはそういうことができそうな。「そういうやつ」ってことなのだろう。もっている空気とか、ぜんたいてきなふんいきとか、なにかが。

 いうなれば『こみかる』な、じんぶつ。かな)


 そんなピケは情報収集が趣味らしく、よくあちこち駆けまわって人に話を聞いたりなにかを調べたりしているな。そういうすがたをよく見かける。

 ふつうのやつがやったら目立ちそうだが、めちゃくちゃ小さいからとくにだれも気にしていない。そのおかげかさまざまな情報やうわさにくわしく、だいたい、なにかを聞いたらなにかしらの関連情報がかえってくる。

 じぶんがどうおもうか。とか感情的なものはいっさいなく。単に情報をそのまま、いう。情報やうわさが存在することじたいに興味があるってかんじか。自身の感情や判断は、ない。

(こいつのそういうところがけっこう。すきである。なんかいい)

 なんでそんなことをしているのかはよくわからんが……。まあ、趣味なんだろう。あいつの。情報収集が趣味であるのかはしらんが。それと、植物や、虫もすきだな。ちょうちょとか。

 そんな趣味にくわえて所属している衛生部隊もさまざまなことをやっているので、とにかく毎日ちょこまかとうごきまわっているな。たのしそうに。


 そんなかんじで。ピケは。

 ほんとうに『こどもっぽい』やつなのだが。

 みていていやされるような。たのしいちいさいかわいいやつなのだが。

 ……ときどきなんか、みょうに察しがいいときとかもある。

 勘がするどい。とでもいうのか。

 こんなにこどもっぽいのにどうしてなのだろうか。とおもうものだが。

 ───いや。こどもだから。なのか、な。

 ……そういうものか。



 ま。そんなかんじの。とにかくちいさい。かわいいやつだな。

 かわいいっていっても、べつにおんなに見える、ってわけじゃないが。

 なんか。そんな、せいべつをかんじさせるってわけじゃないというか。

 制服きてるの見たら、ふつうにおとこだな。とはわかる。とおもう。

 おんなの服を着てたらおんななのかな。っておもいそう、かな。ってくらいか。俺はわかるが。

 まあ。みたことないからわからん。そんなのはな。

 だいたいそんな感じか。




 まあ。





 かわいいけどな。





 以上だ。




 ふたりめ。

 タイケ。


『タイケ・ガルトナー』

 11月うまれ。(じょうじゅん)

 髪色は、銀。銀髪だ。この髪色はノルエアではめずらしい色ではなかったりする。

タイケの銀はじゃっかん暗め、かな。もうすこし明るい色がおおいか。…まあ、タイケの色のぐあいはちょっとあまりみないかんじがするかも。やっぱかっこいいな。銀は。

 かみは、肩につく……いや。肩よりすこしながいか。かなりきれいでさらさらしているかんじがする。

 で、むらさきの目をしている。ひだりめが前髪でかくれている。むらさきには赤っぽいのと青っぽいのがあるが、タイケの目のは中間ってかんじ。というかこの色は────

 ──。……いや、やっぱり。なんでもない。

 制服の色は、深緑。

 あとは。こんなこというのもあれだが。俺とおなじく、目つきが、わるい。かなり、だな。

 でも俺とは反対。たれ目だ。いや。たれてるというのか、じとってしてる目か。まあとにかく、わるいな。

 俺たちは3人とも目つきがなんかあれなのかな。いや、とくちょうがある。だ。そうだな。



 タイケは。ぼーっとしている。

 なんていうか、なにをかんがえているかわからないやつ。というかんじ。あまりしゃべらない。無口で、無表情なやつだ。

 まあ。であった時はもっとひどかったので、その頃よりはずっとましになっているけれど。

 ……なんというか。口下手だけど、ほんとうは親切なやつだ。タイケは。それが彼の性格だと、俺はおもっている。


 タイケの背丈は……うーん。

 俺の方が……。いや。どうだろう。おなじくらい……か。いや。……タイケの方が高いか?

 ……なんだかあいまいな表現になってしまう。よくいっしょにいるんだけど。とりあえずピケのように、やばいくらいなんとか。とか、日によって背丈の変化するなぞの生物だ、といったことはないので安心してほしい。まあごくふつう。ってかんじだ。



 そんなタイケの所属は『近衛兵部隊』

 近衛兵部隊のブローチの宝石はブラックオニキス。黒。


「近衛兵」……つまり、王家をちかくで警護し守る役割だ。

 城や王家の関連施設の警備をしたり、王族の警護をし、どこかへいく際にはそばについてお守りするのが主な任務。


 ──ノルエアの近衛兵部隊は、ほかの部隊とはちがう特別なそんざい。

 入隊にゆいいつ成績の判定基準がある。それを越えてないやつは、はいれない。学問も戦闘もすごくできる文武両道、ってやつしか、はいれない。

 つまり──エリートというやつだ。いわゆる。


 まあ、王家や城を近くでまもるのが任務だから、もとめるやつの基準もやはり厳しいのだろう。

「ノルエア王国の兵士」というとわりと世間から信用される感じではあるのだけど、そのなかでも、特に。もう段違いに印象がちがう。格段に。世間からの信頼感がちがう、近衛兵は。それ以外の部隊とじゃ、もはやちがう職業。……とおもってるやつもいるんじゃないかな、世間には。てくらい、ちがう(おおげさだろう。おなじだ。じっさいは。と、おもいたい。俺は)

 人気もある。というか一番人気。なりたいやつがおおいがなれない、てのがだいたいだ。

 とうぜん、もとめられる能力、成績もかなり高い。俺はもちろんむりだし(ちょっとあこがれたけど)ピケもむりだろう。学問はともかく、あいつは戦闘がぜんぜんだめだから(まあ、あいつはもともと衛生部隊ひとすじだったから関係ないな)

 学問の基準もあるのだが、近衛兵部隊は、戦闘能力の方をとくに重視している。それはそうだろう、城に不審者などあった時に迅速に処理できるやつが、ひつようだろうからな。



 ──つまり、そう。タイケは つよい。

 それも、めちゃくちゃ。〝やばいくらい〈つよい〉〟

 タイケ・ガルトナー。──タイケは つよい。



 兵士学校時代も武器や戦闘訓練の成績がひじょうによく、おなじにんげんとはおもえないうごきをよくしていた。(そんなうごき よくしないでほしいが)

 そういううごきをよくして、そして「(いま、タイケ『ものすごくかがんだ』な)」とおもったら次の瞬間なにが起きたかよくわからないことになっていた。よく。

 たぶん同期でこいつよりつよいやつはいないんじゃないか。同期どころか。ノルエア兵士隊ぜんたいでもいないと俺はおもう。いや、いないな。


 ほんとうにつよい。武器もなんでもつかえる。でも、いちばんつよいのはなにも武器もってないときなんじゃないかとおもう。いやおそろしいな。格闘、体術、みたいなの。そういうのがいちばん得意ぽい。そもそもちからがつよいから、へんになにかもたないほうがつよいかんじがする。

(……。正直、そんなちからがあるようにはみえないのだが)

 ……なんというか、体格的に。線が細いってわけじゃないけれど、がっしりしてるってわけでもないんだけどな。どこからそんなちからが、と正直おもう。

 いちおうノルエアの近衛兵は、やりが基本武器なので、よくもっているが。

 まあ、かれが近衛兵部隊にいるかぎり、ノルエア城に不法侵入などは到底不可能だろう。


 ……といっても、まだ新人なので(俺もだが)城や王族の警護だとかの重要そうな任務はまだないんじゃないかな。わからないけど。城の敷地内にでかい図書館があり、だれにでも開放されているのでいくことがあるのだが、そこでたまにみかける。やりをもって見回りをしている。そういった、関連施設の警備から、とかなのかもしれないな。

 近衛兵部隊は制服の上に黒っぽいマントみたいなのを着用していて、そういうところも特別感のある、かっこいいかんじがする。マントというか、あたまからすっぽりかぶれる、前の丈は短めで後ろは長い、そでのない貫頭衣みたいなのだが。まあマントでいいだろう。


 そして、あしもはやい。とぶのもたかい。だから。運動全般が得意。てかんじか。身体能力がたかい。こいつにみつかる盗賊にだけはなりたくない。


(ふだんはすごく。ぼーっとしてる……というか「無気力」ってかんじのやつなんだけどな)


 さきほどタイケの身長があまりよくわからない……のようにいったが。

 というのは、そうしたむきりょくっぽい雰囲気のタイケは、姿勢があんまりよくない時があるので(ていうか、だいたいだ)もしかしたらもっとたかいのかもしれないが、あらためておもうと、あまりわからん。というかんじかな。

 まあでも、おなじくらいか、俺よりちょっとたかいか。ひくいか。かな。どちらも、まあふつうってかんじの背丈だな。


 ……。姿勢がよくない、っていうのは、なんかちがうのかな……。

 どことなく、野性的、いや。でも。ふつーにしてたらむしろ『品のある』ってかんじのやつなんだが。

 ちょっと、うまくいえないな。とまってるときとうごいてるときの印象がずいぶんちがうような。なんというか正反対の要素がいっしょにあるような、むずかしい雰囲気だ。

 まあ。とにかく。けだるそうにしていることがおおい。なんかそんなようなやつなのだ。いろいろ気にしない、マイペースか。そういうやつ俺はすきだけど。

 そんなかんじだからかタイケは動物がすきで、たまに城の裏の森でどうぶつといっしょにいるようだ。趣味っぽいか。いや。どうぶつが趣味なのかはわからないが。なんか、動物からもすかれているようなふんいきがあるな。

 まあ。なんかわかる気がする。口下手だけどいいやつってかんじがよくつたわるのだろう。どうぶつには。


 で。勉学もできる。ふつうに。なんか記憶でやっているときいた。単語などを覚えることができるらしい。学問も成績よくないと近衛兵にはなれないからな。

 ……でも。記憶というけれど、ふつうにあたまがいい。てかんじもする。あいつは。あたまの回転がはやい。のような、状況からどうしたらいいか一瞬で考える。みたいなのが得意な、かんじか。最善をかんがえる。


(ぼーっとしてるのにな)


 なんでもできそうだな。文章とか、言葉はちょっととくいじゃない。みたいにきいたが。だから無口なのかな。

 はんたいに、俺は言葉や文章はすきなほうなので、いろいろ考えながらこうやってながながと解説するのはすきだ。どこに向けているのかは謎である。

 無口だけどはなさないことはないな、まああたりまえか。ぽつり、ぽつりとはなすってかんじかな。


 あと、武器をなんでもつかえるといったのだが。「銃」はなんかとくいじゃないらしい。タイケは。いちおうつかえるけど。

 狙撃の授業も、俺の方が成績よかったな。文章と銃。このふたつは、数すくない。というかほとんど、ない。かれよりもとくいな俺の分野である。といえるかな。それいがいは…………。

 あ、そういえば。馬術もあんまりだったか。乗馬。ふつうにできるんだけど、俺の方がとくいだった。

(かれより俺のほうはとくいなことはあんまりないので印象に残るだけなのである。けっして。らいばる視しているというわけではない。のである。…たぶん)

 なんか。動物はすきだけれどうまはにがてなのかな? とおもったな。理由はちょっとよくわからないが。


 りんごがすきらしく、よく食べているな。タイケは。

 それと、なんか。ものをほうるとき、うしろにほうる、くせ? というか。まあ、わりとよくするしぐさがある。

 うしろをみないで。かたてで。肩のうえからうしろに、ほうる。いや。あぶないな。まあ、うしろにひとがいないときにやってるみたいだけど。こう、興味なさげに。やっぱりなんていうかそういう……、けだるい。かんじか。

 そして、なにか考えるときにはうえのほうをみて、たまに首をひねったりかたむけたりする。ちょっとしたくせみたいなのもある。タイケは。

 ひとりでいるときもよく上の方をみてよく考えているな。なにかを。

 なにをかんがえているのかはよくわからないが。

 さらにはたまに「あぶない」とつぶやいていることがあるが……。なにがあぶないのだろう。「あぶない」のはじぶんの戦闘能力だろう。



(………。なんか、あまりよくわかりたくないような気もするが……)



 まあ。天才ってやつなのかな、たぶん。タイケは。いわゆる。うらやましいものだ。

 冷静。クールってかんじで、ぜんぜんちがうな。俺とは。


 ちなみに。近衛兵部隊にしたのは、親の意向。らしい。

 ……まあ。成績が通ってたら、のぞむだろうな。だいたいの、おやなら。

 という、そう、まあ。それくらいすごいのだ。近衛兵になれるということは。



 以上だ。



 ノルエアの兵士隊にはもうひとつ部隊があるが俺たちの中にはいってるやつはいないので、それはいまはおいておく。



 そんな

〝やばいくらい〈ちいさい〉〟やつと

〝やばいくらい〈つよい〉〟やつと

〝やばいくらい───〈ふつう〉〟な俺が

 よくいっしょにいる。というわけだな。



 彼らふたりに、共通して俺が感じてることは……。

 ひとことでいうと──





『純粋』





 かな。

 外見や性格などの方向はちょっと、ちがうけれど。

 なぜかおなじ。そんなかんじがする。

 そういうところが、なんとなくおちつくので、よくいっしょにいる。



 ふたりの共通点は、ほかにもあるのだけど。

 …………。

 まあ。今はいいか。似たようなことなのかもしれないし。

 たぶん、な。



 以上だ。








{ほそくかいせつ}


「ぴけ・おらんたん」

 やばいくらいちいさい。いつもてんしょんがたかい。はんのうにこまるよくわからないことをよくいう。


「たいけ・がるとなー」

 むきりょく、むくち、むひょうじょうだが こころのなかのこえがやたらかげき。あぶない。やばいくらいつよい。



【関連用語集:しせつへん】


・「城の裏手にある森」

 なんかよくでてくる。めっちゃ広い森。

 兵士のあそび場。


・「衛生室」

 医務室。みたいなの。病人がきたり、けがにんが運び込まれたりする。


・「図書館」

 5階建て。なんか、高い。なぞに。屋上からおちたら あぶない。

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