【はじまり はじまり ─おとぎの国の兵士たち─】
【はじまり はじまり】
これは 何千年も前のおはなし──。
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ここは へいわなノルエア王国。
草原や森や川がよくある、自然のおおい、ごくふつうの国だ。
四季もある。が、まあまあ寒いほうに位置するので、夏もそこまで暑くない。そして冬はよく雪が降る。よく。降らない日の方がめずらしいというくらい降る。
それ以外は、湿気もそんななく、基本的におだやかな気候。
天には、きれいな空色がひろがっている。
澄んだ空気のなかを、風をきって鳥たちが飛んでいる。
空には太陽がある。あかるい色の草花が咲き、その合間では虫たちがくらしている。
森にはどうぶつたちがいて、夜になれば、神秘的な色のよぞらにおおきな月と星々が瞬いている。
そんな のどかで へいわな国である。
【おとぎの国の兵士たち】
ノルエアには大小さまざまな町や村がある。その中心に王都がある。
王都の名前もノルエア。ノルエア王国王都である。
王都なので、お城がある。
──まるでおとぎばなしのようなおおきなお城に
絵本にでてくるようなかわいい家やお店たちがならんだ城下町──
お城はノルエア城だ。ここには、国を治めるとてもえらい王族がすんでいる。
そして城下町がある。おおくの人たちがくらしている。
花壇や噴水のある広場。さまざまなお店のある街中を人たちがいきかい、おおきな馬車が走ったりしている。
人々の髪と目は、いろいろな色をしている。
城下町に兵士がいる。
──ノルエア王国兵士隊の兵士だ。
城下町をパトロールして、異常がないかを確認している。
今はちいさいこどもとはなしている。なにかをおしえているようだ。
天を指さして、かるくふっている。
ノルエア王国の兵士たちは、さまざまな場所で、国をまもる任務をおこなっている。
皆、いろいろな色のせいふくをきている。
パトロールをしている兵士は『空色』の制服をきている。
髪の色は黒。
目の色も そらいろ。
色とりどりの兵隊さんたちが にんむなどして 毎日 国をまもっている。
そんなかんじの。
まるでおもちゃのせかいのような ちいさいかわいい国──。
それが ノルエア王国 なのである。
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これは
そんな
「──空がきれいだな」
へいわなノルエア王国をまもってたりして 日々すごしている
「なにも異常はない」
なんか
──『やばい』かもしれない 兵士──
(「〝かつやく〟できるっ!」)
──『あぶない』かもしれない 兵士──
(「………………」)
そして
──なにも『異常はない』兵士──
そんな 3人の兵士たちのおはなしである───。
「──以上。だ」




