グレンダイザーU全視聴感想
グレンダイザー並びに、マジンガー系列の知識は
・アニメ原作ほんのり
・上記関連映画数本
・衝撃Z編やマジンガーZ / INFINITYは視聴済み
・漫画版メインどころは大体制覇済み
・スパロボ多数
という感じなので、全体の流れやおおよその知識はあるレベルです。
その前提での感想となる事をご理解ください
久しぶりに全話見た感想などを書こうかとおもいまする
〇知らない人向けのあらすじと概略
テレビアニメ『UFOロボ グレンダイザー』のリブート作
おおよその流れは、
デューク・フリード地球に流れ着いて、兜 甲児と友人になる
↓
ベガ星連合軍がやってきたので戦う
↓
婚約者のルビーナや同胞も敵として出て来て苦悩
↓
最後はベガ星連合の基地を倒して撤退させる
と、大体、グレンダイザーの大筋ストーリーをなぞる形
ただし、話数が13話なので、ベガ星連合との決着はつかず、最後にベガ大王が少し出て終わった感じ
また、サウジアラビア資本で作った側面もあるようで、要所に舞台や衣装などに影響がみられる
〇ざっくり感想
賛否両論でそうな部分はあるけども、13話という話数を考えると、比較的まとまっており、普通。
改変はあれど破綻しない範囲でのリメイクというのが正直な感想。
ただし、おうがみじま絡みなど、漫画版に近い要素を絡めつつと少ない話数の中で、無理なく、トリプルスペイザー等を出したり、兜 甲児とマジンガー周りの部分を改善したのはよいとは思う。
〇よかった部分
・兜 甲児がマジンガーZに乗っていた
元々のグレンダイザーの方では、兜 甲児はTFO→ダブルスペイザーという流れで戦っていましたが、まあ、なんでマジンガー乗らないのってのはそのころからあったようですね。
TFOで戦う兜 甲児は元々微妙だった感じはしますし。
とはいえ、スパロボMXではTFO鬼つよだったので、よし悪しかも
・トリプルスペイザーの扱い
リメイク前のトリプルスペイザーの関連は新規機体になっていたが、そもそも技術力が違うグレンダイザーという物の強化パーツとして考えると本来破綻するはずの物が、同じ技術由来にすることで、整合性がとれるものとなった感はある。
単純なスペイザー対ダブルスペイザーを比べても速度倍違うし(分離合体のラグとか武装が使えないという部分を除けばだが)
いくらフリード星の技術供与があったとはいえ、グレンダイザーそのものはそれなりの防衛機構を備えた物なのに合体できるのも元々ちょっとおかしいと言えばおかしい
まあ、グレンダイザー改造するのは難しいから外付けしたんだろうけどもね。
そのへんは、原作アニメ版では語られていたのだろうか?
・上記の代わりにマジンガーZを強化した
スペイザーの関係とは逆にマジンガーZが強化形になったが、戦力差や技術レベルの部分を考えると本来短期間で戦力増強させようかつ、技術流用させる等の事と思うとこの考えは悪くないと思う。
そもそも技術レベルが違う物を一長一短で使えるようになる可能性は低い。
技術が分かっても解析に時間がかかる部分を考えるととりあえず分かった部分だけでも既存の物に乗せようって流れの方が自然な感覚はある。
まして、本編のマジンガーZはある程度円盤獣と戦えていたので、それを強化しようってのは自然ではある。(それにZは頭さえあればそれなりに簡単に再生できるらしいし)
ただ、装甲を変更したって情報は無かったので攻撃を食らった時の脆さは付きまといそうなのと、エンジン出力が上がったとしても、間接や駆動部が強くなったわけじゃない気もするのでそこには問題が残りそうな気はするが。とはいえ、マジンガー本編ってマジンガーを強化するって流れが結構多かったはずなので、やっぱこっちの方がいい気はする
・グレンダイザーの守護神感が前面に出ていた
グレンダイザー自身のフリード星の守護神という部分が強調されていると同時に、漫画版(作:桜多吾作)で出てきた魔神ラーガとの関係性にもつながるような雰囲気になっており、その部分はよかった様に思える。
特に暴走した際の圧倒感があってよかった。
だからこそ、コピー機のアクアダイザーやゼオラダイザーを作ろうと思ったんだろうなって説得力も感じた。
・テロンナ、ルビーナ周り
二人の三角関係を見終わった直後はなんでこうなったか分からなかったが、wikiを読んで、テロンナが原案の宇宙円盤大戦争から、ルビーナが大本のグレンダイザーから引っ張ってきたキャラであり、両方のリスペクトを感じる面はあった。
グレンダイザーのみしか知らないと分からない部分ではあったが、知ればリスペクトされて作られたのだなと分かりどちらかというとよいポイントかなと感じた。
・スパロボ等で描かれる兜 甲児とマリア、さやか周りの三角関係に似た形になっているような所は殆ど描かれていない(あったらややこしすぎた)
・メカ関係の作画(CG)がしっかりと作りこまれていてカッコよかった。
〇賛否ありそうな部分
・サウジ押し
特に前半中心にサウジアラビア押しが強く、サウジ関係ないやんって部分にもサウジ系というか東欧系の雰囲気が出ておりよくも悪くも資本出したところが強かった。
後半はやや日本に重きを置く形にはなったので少しバランスがよくなった感じもするが、もうちょいいい絡ませ方は無かったのかなとは思う。
・牧葉ヒカル周り
改変で大きかった部分の1つ目。
元々の役割は牧場の一人娘でデュークと親しい程度→一緒に戦うという流れだったので戦いに赴く動機が不十分だった感はある。
今回の彼女は巫女として、登場したのだが、若干唐突&説明不足な部分はあれど、役割としてはしっかり果たしていたし、戦うための動機付けとしてはありといえばあり。
実際、マジンガーz infinityの方の小説でも軍人として絡んでた記憶があるので、まあそういう事なんだろうなとは思う。
・カサド周り
物語の中のライバルキャラとして出したかったんだろうというのは伝わるものの、少しパワー不足感で小者感が強くただ、消えていった感じ。
スターカーという設定自体が、カサドやテロンナをちょっと特別感を出させる為に作った設定と思われるが、それだと今度はグレンダイザーはちょっと条件を満たせばだれでも乗れるという感じにもうけとれる。
このあたりが、おうがみじまと巫女あたりの所で意味深な感じで終わっただけであり、あまり役割が果たせてなかった感もある。
・マジンガーZ関係のバックストーリー
かなり疑問な部分ではある。
恐らく Dr・ヘル生きてるし、グレートマジンガー一切出てきてないし。
恐らくマジンガー周りのストーリーが殆ど進まない状態でグレンダイザーの方に移行したのかなとは推察されるが、描かれていなかった。
その割には、ジェットスクランダー付けてたけども。
別にストーリーが終わった事にしても良かった気もする。
それこそ、同じ系列で行くならば、ゲッターアークの時みたいに、昔の映像をEDで流すとかって手法取れば終わった事に出来たのでは?
まあ、それならそれで、兜 甲児というキャラが歴戦の戦士になってしまい面白味が無かったのかもしれないが。
まあ、あとひょっとしたらマジンガーZ自体、おうがみじまの古代遺跡から着想を得て作った兵器だったとか言うなら、ちょっと納得感は出てくるが、今までのマジンガー系とは完全に別物になる気もする。
〇悪く感じた部分
・逢神島関係
逢神島が結局なんなのか、そして、なぜ、グレンダイザーと関りがあったのかがさっぱり分からない(全13話なのでしょうがない側面もあり)
確かに、スペイザー周りや牧葉ヒカルの説得力は向上した一方で、これらとグレンダイザーとの関わりに大きく謎が残る結果になった。
おそらく、漫画版のラーガの関係から引っ張ってきた感じで地球とフリード星はなんか関係があった的な事を演出したかったのだろうとは感じるが、ちょっと無理がある。
宇宙科学研究所も突然埋まってたのが出てきたのも、これなら使える的になったのも、いつの時代の物やねんって感じになるし。
唐突に新しい基地が地下から出てくるは、衝撃Z編とかゲッターであったのでなくはないが、あれはあくまでそこの科学者が地下に作ってた設定なので、昔の物が使えたとは違う話。
・テロンナの最後のムーブと終わり方
結局ツンムーブでそのままいなくなってちょっとないわーってなった。
正直彼女いなくなったところで、どこに行くの?って話になる。
ベガ星連合も付近にいないし、フリード星崩壊してるのに、こいつどこ行くねん。
デュークの最後の「君はどこへ」って言葉がすべてなのよ。
妹の件があって身を引く様な雰囲気に一見見えるが、あんた託されたんちゃうんかい?
まあ、百歩譲って残党狩りとか、まだ終わってない的な流れにつなげたかったのかもしれないが、やはり説明不足に感じる。
それにしたって、一緒にいて対策練った方が効率的なのに。
補給問題どうすんねん。
あと、そのままいい顔して終わる甲児もなんか空気読めてなくてイラっとする。
まあ、甲児は少し空気読めないキャラかもしれないが、あの時彼がやるべきはデュークに追いかけろとか言う役回りでは?とは思う。
〇その他
・デューク・フリードがやや悩める主人公になった
・最後にマジンガーZ対グレンダイザーの対決になったが、ムーブがZERO対グレートマジンカイザーの様な感じでちょっと面白かった
・ボス皆勤賞ならず?(名前のみ出た)
〇総評
ざっくり感想同様にリメイクとしては、可もなく不可もなくだが、改変、オリジナルの部分でやや疑問・説明不足も残る出来のようにも感じられる。
令和のこの世にリメイクしたという所を考えれば、まあ評価としてはありかもしれない。
やはり、逢神島やその周りが唐突すぎ説明不足に終わった事が足を引っ張っている印象をやや感じる。
13話という短い話数で考えるとまあしょうがない側面もあるかと
ここらは漫画版で補完されることを切に願うものである。




