064 男同士で恋愛事情なんて起きないだろ
思いがけず先輩といい関係になって
しまったクミちゃん。。
(・.・;)
望まない恋愛事情…
なの???
『(クミ)ええっと、(´・ω・)?
なんと申しましょうか、、』
『(チバ)…なに??(・.・;)
クミちゃんは何か謝ることが
あったの??』
『(クミ)…いや、謝るべきか…
クミちゃんは悪くないのかも
しれないというか…(-_-)』
『(チバ)…?(´n`;)?』
『(楓)クミちゃんが悪くない、
ということは、(-ω-)/
久実くんが悪いってこと??』
『(クミ)さ…(;・∀・)
いやメープルさん。。。
誰がこの部屋に訪ねてくるか
わからないのですよ。。』
『(楓)…けどなんか、(´・ω・)
女声だと話しにくくない??』
『(クミ)…(/ω;\)』
ええっと、…(・n・;)
合宿三日目を終えた夕刻…
部屋に戻ったクミちゃんは、、
こんな感じです。。
ここは関東医大の研修施設。
ボクたち一年生は合宿中。
そしてここは女子部屋…
のはずの実は男(元を含む)五人
だけの…女装男部屋。。
(/ω\)
[女子枠] という差別的な制度を
悪利用して関東医大に入学した
まではよかったけど、、
色々あって女子として大学生活を
することになったボクたち。。
(;´・ω・)
入学半年たっていまだに正体が
大学の仲間たちにバレてるのは
そんな女装男五人の間だけ、、
という状況なのですが、、
ボクが悩ましくしてるのはその
女装男としての立ち位置です。
(/;ω;\)
今日の研修でボクは来年度、
第一希望だった吉田ゼミへの
所属が有力になりました。
\( 'ω')/
その理由は吉田ゼミの大学院生、
高杉先輩に気に入られたから。
女子(?)としては成績優秀なのと
吉田ゼミが女子を欲しがってる
というのが理由なのですが、、
媚びてる…(・n・;)
と言われました。。
女を利用してるとか、、
(そんなわけないのに。。
そも利用方法を知らんし…)
上目遣いだとか、、
(高杉先輩が長身だからです…
ボクがチビだからです。。)
笑顔がワザとらしいとか、、
(気に入られたい人の前では
だいたい笑顔です。(^^;))
小躍りジャンプしなくっても
交渉はできるとか、、
(…シランガナ。。。)
特に女子からそういう指摘を
受けてしまいました。(;n;)
特に極フェミの須戸さんからは
「現地妻」とまで罵られました。
(´;ω;`)ウッ…、、
…女の嫉妬は怖い。
女(?)を差別するのは女。。
それはわかってるけど、、
『(楓)…なるほど。(-v-)/
だからクミちゃんは女の子と
して悩んでるわけね。。』
『(クミ)こんな時にクミちゃんは
やめてください。。(;n;)
いつもは[斉藤さん]なのに…』
『(楓)けど…何が問題?(・n・;)
やっぱり成績優秀な男子よりも
優遇されるのが心苦しい??』
『(クミ)…それもありますが、、
女の怖さと言いますか…(;n;)
女子としてやっちゃいけないこと
やってしまったのかなって、、』
『(楓)…あのねぇ、(-ω-)/
普通の女子でもそういうの意識して
する子ばかりではないですよ。
その発想は多様性に反するのでは?』
『(クミ)…それはそうですが…
嫉妬した女は決めつけるってのは
多様性のある世の中でも、、』
そりゃ…そうです。
(/ω\)
多様性なんてのはその場にいる
全員が意識してはじめて成立する
高尚な理想論ですから。。
ボクが女を利用した。(-ω-;)/
そう決めつける女子がいる限りは
成立しえない理屈なんです。
もっとも嫉妬した女子はそうなる
って決めつけるボクがいる限り
成立しない理屈でもあるけど、、
ただそうなるとボクは…
【女が嫌いな女】ってことです。
(*ノωノ)
男なのに…(-n-;)/
そりゃ女子にモテたいとは言えない
立場ではあるけど、嫌われるのは
イヤなのは男の当然なんだけど、、
というかこんなお悩み相談を女声で
してる時点で気が変になります。。
どういう立場の悩み事??
それさえ不明では何の相談をしてる
のかも見失ってるかもだから、、
『(チバ)けどねぇクミちゃん。
それは贅沢だと思うよ。(ーcー)』
『(クミ)…チバちゃん。
ボクの何が贅沢??(・.・;)』
『(チバ)…全部は手に入らないの。。
何かを手に入れようとするのなら
必ず諦めるモノが出てくる。
そういうもんじゃないのかな。』
『(クミ)…う、うーむ。(゜n゜)』
『(チバ)私たちは医者になるために
裏道を使って医大に来た。。
その中で第一希望の人気のゼミに
入りたいというのなら、、』
『(クミ)…たしかに、(´ーωー;)
本気で吉田ゼミに入りたいのなら
これぐらいでメゲてちゃ、、』
『(チバ)それに…悪くないでしょ。
女子学生は他にはいない。
クミちゃんにとって男子ばかりの
ゼミは悪くはないはずだよ。。』
『(クミ)…うーん、(@_@)
悪くはないけど微妙だけど、、』
うーん。(-ω-)/
紅一点扱いは勘弁だけど…
言われてみれば悪くはない。。
(・n・;)
そもそも全てが自分の思い通りに
いくわけなんてないんだ。。
嫉妬さえ聞き流せばそれで希望の
ゼミに行けるのなら悪くない。。
むしろ最高。\( 'ω')/
となれば…
まずは高杉先輩に取り入る。
気に入ってもらう。
幸いにして先輩は分け隔てのない
善良な人って印象。
ならば…普通に。
友好的にしていればそれできっと
うまくいくはず。。
だけど研修になると、、
「(高杉)あ、('ω')
ここ違ってるよクミちゃん。」
『(クミ)は…はい。(#・c・#;)
ごめんなさい高杉先輩…』
「(高杉)ほら。(^v^)ノ
こうすればできるでしょ。。」
『(クミ)…(#/ω・\)』
わざとかどうかはわからない。
けど、、(*ノωノ)
高杉先輩…距離が近い。。
手取り足取り教えてくれている
のは別にボクだけではない。
男子・女子(?)を問わず同じ距離
であるはず。(/・ω・)/
ただたぶん…(ーnー;)
吉田ゼミ志望の学生の中では
ボクは一番成績が悪いから、、
だって男女で学力差のあるこの
大学では人気の吉田ゼミを女子は
希望者さえないのが通例。。
けどだからボク…(/ω\)
余計に期待されて大事にされて、、
たった一人の女子(?)のボクは
けっこう強く誘われてて、、
高杉先輩も気合が入っているのは
わかる。。
他の同期よりもボクのこと丁寧に
扱ってくれてるのかも、、
ただそれを傍から見ると…
特にフェミ目線から見ると、、
また媚びてる??(-ω-)/
セクハラ事案になる??
男女の仲ってことになる??
\(゜ロ\)(/ロ゜)/
けど…決めたから。
(`・ω・´)
女の敵は女だから。
女同士(?)の嫉妬は無視。
ただその敵意を感じているのは
ボクよりもむしろ、、
「(池輝)…大丈夫?(。´・ω・)?
なんか厳しい目線がクミちゃんに
注がれてるみたいだけど、、」
『(クミ)…仕方ないって。(-v-;)/
ボクの成績で吉田ゼミに入れたら
それこそ快挙なんだから。。
嫉妬なんか気にしてられないよ。』
「(池輝)…っていうかさ、(^^;)
ホント熱心だよな高杉先輩。。
けど女の子相手にこの距離感だと
セクハラで訴えられるかも、、」
『(クミ)…そ…そう??(;・∀・)
ボクは気にしてないというか…
何も感じてないというか、、』
「(池輝)だろうな、(;´∀`)
同じことをしたって高杉先輩なら
まず訴えられないだろうよ。。
イケメンは得ってもんだ、、、」
『(クミ)…テルくんがそれ言う??
BL好きの婦女子たちがキミたち
イケメン同士の絡みをそういう
目で見てるかもだぞ、(*'ω'*)』
「(池輝)…なんじゃそりゃ、(^^;)
ちょっと距離が近いくらいで、、
男同士で恋愛事情なんて起こる
はずもないだろうに。。」
『(クミ)…そ、(;#・∀・#)
そりゃそうだよね。。』
あらら、(*ノωノ)
それはそれで問題発言かも…
今時は男同士の恋愛もあるって
ことにしないと差別だって訴える
団体もあるんですから。。
ましてキミ…(;・∀・)
本当は男のボクに告白なんかした
張本人ですぞ。。
【037,038あたり参照】
けどその実は、、
特に当の高杉先輩は…
「(高杉)よかったよ、(#ーvー#)
今年はいい人材がとれそうだ。
これならゼミの募集人数を増やす
ことも検討しないとな。。」
「(池輝)…いや、(;・∀・)
俺こそよろしくお願いしたく…」
「(高杉)そうだな。('ω')
こちらこそよろしく池田くん。」
「(池輝)…は、はい。(#'ω'#)」
「(高杉)それと…クミちゃん。」
『(クミ)あ…はい。(#・・#;)』
「(高杉)ぜひよろしく。(^ω^)
俺はキミのこと待ってるよ。」
『(クミ)…(*ノ・ω・ノ)』
これ…どうなの??
高杉先輩はどう思ってるの??
もしそうでないとしても…
女の子は惚れちゃうぞ!!
\(◎o◎)/!
ボクは…男の子だけど…
あれ、、
どうなの???
男同士で恋愛事情は発生…
本来はしえません。。
(;・∀・)
けど人類は余計な部分の知恵が
発展しすぎたことに加え、
社会環境の複雑化により遺伝子を
残すべきという本能が根本的に
破壊されているそうです。。
本来はあるべきでない性別で
生活するともなればもう…
何が起きてもでしょうね。。
((+_+))




