表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
54/64

054 今時の大学生の合コンとは??

『(薫)…あぁ、(・v・;)

 ちょっとよござんすか??』

『(クミ)…なに。。(・.・;)

 その変な口調はモノマネ??

 ヨレヨレのコートまで着て…』


『(薫)いやぁうちのカミさんがね、、

 昨日アンタを見たってんだ。。

 たしか…港区あたりで、、』

『(クミ)それって…(・n・;)

 刑事コ口ンボのモノマネだよね。

 カオリンけっこう上手いよ。。』



『(サチ)ボン。事件はどこから

 でも起きるのです。(・ω・)』

『(クミ)…うわ、(´-C-`)

 今度は名探偵が事件を持って

 巨大な口ひげつけてきた、、』


『(サチ)モアミ、('ω')

 彼は誰かが私にもわからない。。

 このポワ口がですよ。。』

『(クミ)…彼って誰のこと??

 もしかしてサッチン…( ゜Д゜)

 昨日のデ…いやあれを見た??』



 …みたいです。

 (;・n・)


 昨日ボクが大山とデート…

 みたいなことしてたのを二人に

 目撃されたらしいんです。。


 それで…(;´ーωー)


 海外ドラマでやってる刑事や

 探偵のモノマネしながら

 ボクを問い詰めてるんです。。



 どうやら二人とも彼を…

 (・n・;)


 いや、大山をボクの彼氏だと

 疑っているようなんです。


 …それは違うと…

 小中高の同期生でただの友達、、


 ボクが男だってのは内緒だけど

 大山との関係はウソ偽りなく

 説明したんだけど、、



『(薫)…私の悪い癖だなぁ。。

 デートを見るとお付き合いして

 るんだと思い込んで…(´д`)』

『(クミ)だから違うって。(ーCー)

 たまたま東京にいたから会おう

 ってなったと言ったよね。。』


『(薫)あぁ、あともう一つだけ。。

 あたしゃあの男をアンタの彼氏

 だと思ってるよ。(^ω^)』

『(クミ)だから違うって。(ーCー)

 その点ははっきりシロだよ。。』


『(サチ)おやおや。('ω')

 ポワ口の脳細胞がグレイだと

 言ってますよ。。』

『(クミ)それ、( ゜C゜;)

 間違ってるからね。。

 事実でもモノマネでも…』



 ということで。(・n・;)

 モノマネ大会はおしまい。。


 そもそもボクら世代で名探偵と

 言えばコナソくんでしょ。


 けど…(;´・ω・)


 そこそこ頭のいい医大生には

 真実はいつも一つだなんて

 非論理的なことを言われても

 アホいいなさんなだし、、


 見た目はオカマ、頭脳は男の

 ボクにとって女子との会話には

 かみ合わないことも多い。。


 複雑に入り組んだ現代社会では

 ややこしいことになりそうで…



『(サチ)うーん。(・n・;)

 その大山くんが友達ってのは

 よくわかったけどさ。。』

『(薫)…じゃぁクミちゃんはその

 大山くんとの間には、

 男女の友情が成立すると??』


『(クミ)…そりゃ、(・n・;)

 男女の友情が成立しないのなら

 ボクらの関係っていったい…』


『(サチ)…ボクら??(・n・;)

 クミちゃんと私たちのこと??』

『(薫)…女同士の友情じゃないの?

 同性なら成立して当然かと…』



 …ええっと、(;・∀・)

 ちょっと先走りました。。


 ボクは大学では女子…


 って設定です。(-ω-)

 メープルさんにはバレましたが、

 サッチンたちにはまだバレてない

 はずです。


 というわけで…

 ここでいう男女の友情とは、、



『(サチ)…うーん。(・n・;)

 たしかにテルくんたちと私たちは

 友達だけれど、、』

『(薫)…彼らと何かあったとして、

 それを友情と…(・.・;)

 いうのかはわからないなぁ、、』


『(クミ)…友達だけど友情でない、

 とはこれ如何に??(・・;)?』


『(サチ)そりゃクミちゃんは一度

 はっきりフラれてるから友達だと

 割り切れるだろうけどさ、、』

『(クミ)…あれは、(ーCー;)

 ボクがフラれたのかな???』


『(薫)…といってもね…(;´・ω・)

 あんないい男でも一度友達って

 ことで定まっちゃうと、、

 いまさら別の関係にまでは…』

『(クミ)…うーん、?(・・;)??

 だったらテルくんたちと友情を

 育めばよいのでは??』


『(サチ)それもいいけどね、、

 やっぱり男の子との友情ってのは

 難しいと思うからさ、('ω')』

『(薫)けどクミちゃんは男の子と

 友情が成立する派だよね。。

 彼とはいいお友だちだからさ…』


『(クミ)…そこに、、?(;・・;)??

 ボクが何の関係があると???』



 というわけで、(;・∀・)


 デートが羨ましがられた上に

 男友達と友情が成立するボクは

 その特性を活かせってことで、、



 合コンのセッティングを

 命じられました。(@C@;)


 大山かテルくんのどちらかと

 何とかしろとなったから、、



「(池輝)…それで、(・n・;)

 俺に合コンの合同主催者を??」

『(クミ)…頼むよテルくん、(^^;)

 ボクたちお友だちなんだから…』


「(池輝)けどその大山って人には

 頼めないの??(・.・;)」

『(クミ)…うーん。(;´ーωー)

 そこは聞かないで欲しいな…』


「(池輝)…そりゃクミちゃんの

 頼みだから断らないけどさ、、

 俺は合コンに行ったことないよ。

 何をすればいいの??(・n・)」

『(クミ)…ボクもないよ。(ーnー;)

 誰かに相談したいんだけど、

 経験者も見つからなくて……』



 そうなんです。(・.・;)

 ある調査によると2023年度の

 大学生の合コン経験率は…


 15%未満。(´゜C゜`)


 一回生のうちに参加経験のある

 学生はその半分以下。。


 2025年現在はさらに低下してる

 そうですから相談相手なんて

 いなくて当然なんですが………



 どっかのオッサンはこの数字を

 信じ難いと言ってました。

 (;・∀・)


 少なくとも30年前の学生なら、

 合コン未経験者を見つける方が

 難しかったらしいから。。


 けどそうですから…

 (・n・;)


 テルくんには合コン経験豊富な

 ご家族が居ますからその翌日…



『(クミ)それで、(・n・;)

 30年前の学生(おとうさん)に合コンの作法を

 聞いてくれたんだよね。。』

「(池輝)…ああ。(・.・;)

 すごく丁寧に教えてくれて、

 文書に起こしてくれた。。」


『(クミ)…ありがたいよ。(^^)

 全くノウハウなかったから。』

「(池輝)…けどこれ、(・.・;)

 会費は女子3000円,男子5000円?

 なんで男の方が高いの??」


『(クミ)…どっちにしても今時の

 東京でこの予算は厳しいね。。

 というか男女の出会いの場が

 本当に居酒屋でいいの??』

「(池輝)…ってか酒はどうだろ。

 俺が集めるのは高校時代の同期

 だからみんな未成年だぞ。。」



 …そうか。(・n・;)


 女性陣(ボクを含む?)はみんな

 一浪だから20歳以上もいるけど

 男性陣はみんな年下未成年だ。


 平成なら支払いは男が多くが

 普通だったし大学生なら酒を

 飲むのが当たり前だった。


 だから居酒屋の個室が一般的

 だったし予算もその程度だ。。


 けど…令和は違うかも、、


 まぁそれは一概に悪いこと…

 どころかいいことだけどそこに

 時代の差異とかもあって、、

 (;´・ω・)


 けどボクらには30年前の文書

 しか頼るべきはないので…



『(クミ)なるほど。(・c・;)

 人数は5対5が基本なのか。』

「(池輝)…それで5人には役割の

 分担もあるのか。(・n・;)

 メンバー選びも難しそうだ。」


『(クミ)逆にボクが呼べるのは

 いつもの面々だけ。(´・n・`)

 役割分担なんてできるかな?』

「(池輝)…というか…(´-ω-`)

 それじゃ俺にだけ新しい出会い

 なしってことになるよね、、」


『(クミ)…あ、( ゜Д゜)

 ゴメンそうなっちゃうか。。』

「(池輝)別にいいよ。('ω')

 どのみち俺は進行役なんだ。

 クミちゃんと一緒にできるの

 ならそれで構わないって。。」



 なんか…(・n・;)

 変な期待されてる??


 まぁテルくんとは付き合わない

 ことで合意で来てるから、

 間違いは起きないはずではある

 のだけど、、



 そもそもいくら進行役とはいえ

 男が女の席に座って合コンに

 参加だなんてのはたぶん…


 既婚者が合コンに行く以上に

 不誠実ですから。(/・ω・)/


 その上でさらに男性陣に期待を

 させちゃサギですから、、


 ただ…(・.・;)


 誘えるメンバーが限られてる

 女性陣(?)はボク以外にも

 爆弾を抱えることになって…



「(楓)…で、(。-`ω-)

 これは断れない流れかな??」

「(久実)…スイマセン佐東さん。

 けど仲間五人で参加する約束に

 なってますから。。

 退院後すぐの上に人見知りの

 チバちゃんに断れた以上は

 他に選択肢はなく。(;n;)」


「(楓)そうなるとこれを断ったら

 サチさん達に追及された時に

 正体がバレかねない…よな。。」

「(久実)…です。(;´・ω・)

 合コンでのメープルさんの役は

 目立たない[聞き役]ってことに

 しておきますんで。。」



 というわけで、(・.・;)


 メープルさんこと佐東さんも

 参加というたぶんその…


 女性陣5人中、2人が男という

 特異な合コンとなりそうです。

 (=゜ω゜)ノ



 しかも性的少数者とかが

 変なくらいに認められてる

 現代ならばいざ知らず、、


 ボクらの合コンはたぶん…


 30年前の仕様ですからさらに

 変な予感が上積みされる

 かもしれないです。( ゜Д゜)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ