046 ソフトボール大会ーかっ飛ばせクミちゃん!
なぜか敵視されてる
須戸笛美との対戦に向け…
本気の左打席を解禁した
クミちゃん。
(`・v・´)
けど…相手も本気だぞ、、
(・.・;)
「(折幸)ふぅ、(;・∀・)
ようやっと終わったな。」
「(池輝)…たく、(ーvー;)
最終戦の審判だけでなく、
あと片付も買って出るなんて
コウは人がよすぎるよ。。」
「(折幸)それを言うならテルも
同じだろ。('ω')
大会を気持ちよく締めたいって
最後まで付きあいやがって…」
「(池輝)…ゴキゲンだな、(ーvー)
けどまだA組の女子は試合を
続けてるみだいだぞ、、」
「(折幸)…まぁでも、('ω')
さすがに優勝は無理かな。。
B組の須戸さんの投球を見たが
ありゃ男子でも打てないよ。」
「(池輝)…同感。(;´v`)
けど応援には行ってやろうぜ。
勝ち負けはともかくさ、、」
関東医大の球技大会。('ω')
ソフトボールも大詰め。。
A組男子は三チーム中
二位だったそうです。(ーvー)
一方で女子は…
A組とB組の最終戦最終回。
勝った方が優勝ですが…
「(池輝)よう正太郎。('ω')
試合はどうなってる??」
「(正太郎)…最終回の裏…(;n;)
一点差でツーアウト満塁で…
バッターはクミちゃん。。」
「(折幸)げっ、( ゜Д゜)
一打逆転サヨナラかよ、、
あの須戸笛美を相手によく
そこまでやったよな。。」
「(池輝)なのになぜ正太郎は
怯えてるんだ??(・・;)」
「(正太郎)だって、(´;ω;`)
アイツらラフプレーばかり
してるんだもん。。
もしクミちゃんまで痛い目に
あわされたらと思うと、、」
「(折幸)B組って…('c';)
酷いことしてるんだな。。」
「(池輝)…けどそれなら尚更…
ちゃんと見届けろよ、、」
「(正太郎)…えっ、(・n・;)
テルくんそれどゆこと??」
「(池輝)…クミちゃんは…('ω')
お前のお姉ちゃんは弱い者を
守る気概のある男前だぜ。
こういう場面で逃げるような
マネはしないだろうよ。。」
「(正太郎)…だね。(`・ω・´)
ならボクも応援しなくちゃ。」
色々と間違えてますが…
(;´ーωー)
大筋ではその通りです。
正直…怖いです。。
けどボクは…男だから。
(内緒だけど…(^^;))
仲間を酷い目に合わせた敵に
怯んじゃいけないんです。
(`・ω・´)
だからボクは今日…
初めて本気です。
(`・ω・´)
左打席で素振りをすると…
「(正太郎)…なにあれ、( ゜c゜)
さっきまでの右打席とは
まるで動き違う。。」
「(池輝)…すげぇな、(・N・;)
いくら野球経験者とはいえ、
女子のスイングではない。。」
「(折幸)これもしかして…(・v・)
須戸さんの速球を打てるかも。」
「(池輝)…けど相手もそれは承知。
きっと本気で勝負してくる。。
コーナーワークも変化球なども
交えてくるぞ。。(・n・;)」
…みたいです、('n';)
B組のバッテリー、
須戸さんと太鼓餅さんは
サインを確認してます。。
相手は全国高校女子ベスト8の
本格ソフトボーラー。
対するは男子硬式野球経験者で
鹿児島県大会ベスト8チームの
切り込み隊長!!(`・ω・´)
…とはいえソフトボール経験は
ほぼゼロのボクです。(;^ω^)
けど気持ちだけは負けちゃ
いけません。(`・ω・´)
まず打席に立って…
右手で持ったバットを立てて
左手で右肩を触るルーティンを
見せるのがボクの流儀。。
そうボクが…
そも右投げ左打ちを始めたのは
檜風呂の影響ではありません。
阪紳ファンだけど憧れたのは
サトテルでもトリさんでも
ヒーやんでもありません。。
イチ□ーさんです。('ω')
けどいざ構えたら…
少しだけジャージの下が
ズリ落ちました。(#・n・#)
これをたくし上げて…
バットの位置が少し定まらなく
なったから一度両手で持って
見上げてトップを確認して、、
ついでにヘルメットのズレも
触って直しといて、、
右手で数回バットを回し…
腰をキュッと締めて構える。
ってしたら…あれ??
(;・n・)
「(池輝)…さすが、(;・∀・)
クミちゃん阪紳ファンの鏡、
あれはミスタータイカーズの
ルーティンではないか、、」
「(折幸)…なるほど、、
クミちゃんの憧れの選手って
あのV戦士なのか、(・C・;)」
「(正太郎)じゃぁ、('ω')
応援の仕方も決まったね。」
「(池輝)…だな。(^ω^)
みんな知ってるかな??」
あれれ??(・n・;)
なぜこのルーティンを見たら
みんな揃って…
[♪こ.こまで 飛.ば.せ~、]
って応援歌になるの??
(/・ω・)/
まぁ…いいけど、(^^)
B組男子から応援してもらえ
てない須戸さんムキになって
ものすごい球を投げたけど、、
『(薫)…うわ、(; ゜C゜;)
私ら相手に投げてた時より
明らかに速いじゃない。。』
『(チバ)…けど、(・n・;)
クミちゃんはもっと凄いよ。
あんな速い球を初球から
フルスイングなんて、、、』
『(薫)…たしかに、(・n・;)
野球経験者ってみんなあんな
スイングできるのかな??』
『(チバ)…けど…( ゜n゜;)
空振りしちゃったね、、
打って欲しいんだけど…』
みんなができるかは…
知りません。(;^ω^)
ただ…(・n・;)
女子のスイングではないとは
わかってますから。。
けどそれでも…
あのライズボールはそう
簡単には打てない。。
想定以上の浮き上がり方を
していましたから、、
けど一方で須戸さんの側も
気持ち悪いみたい。(・n・)
自信満々に投げた決め球を
初球から強振されたら
ピッチャーは怖いですから、
だから二球目は…
やはり、('ω')
「(正太郎)こらぁ!(;`C´)ノ
危ない球を投げるなぁ、、」
「(池輝)…ブー、(;´ε`)」
『(須戸)…ちっ、(; ・`n・´)
男って口が悪いから嫌い…』
『(クミ)……どの口が言ってる
のやら、、(;´C`)』
二球目は予想通り…
厳しいブラッシュボール。
('ω')
けど…これくらいは大丈夫。
野球の硬式級はもっと速くて
もっと硬くて怖いから。
ボクは充分よけられるから。。
そしてこれで…
配球は読めたかも。(・v・;)
内角で腰を引かせておいて、
次は外角にシュート系の
速い球でストライクをとる。
けどそんなセオリー通りの
攻めは野球少年には文字通り
狙い球になるわけで、、
『(笛美)…げっ、( ;゜C゜;)
ブラッシュの後であそこまで
外角に踏み込んでくる!?』
『(太鼓餅)…読まれてれた、、
見事な流し打ち…(;・∀・)』
読んでました。('ω')
完璧に打ち返しました。
が、(・.・;)
ソフトボールって見た目より
重たいんです。。(;^ω^)
レフト線を狙って打ったのに
少しだけ差し込まれてて…
「(折幸)おしい、(*´C`*)
あれがラインの内側だったら
ホームランだったのに、、」
「(正太郎)…すごい。('ω')
やっぱりボクのお姉ちゃんは
カッコよすぎる。。」
「(池輝)…そうだ。(; ・`n・´)
あの流し打ちこそ我らが主砲
ミスタータイカーズを彷彿…」
「(折幸)…けど…(・n・;)
これでツーストライクだ。
クミちゃん打てるかな??」
…そうです。(;´・ω・)
惜しかったですが、、
これでカウントは、
ワンボールツーストライク。
はっきり不利です。。
けど…(; ・`n・´)
仲間を意図的に傷つけられた
仇をボクは討ってません。
ならばせめて…
ここは打たなきゃ。。
(`・ω・´)
幸いにして球筋は見えてる。
配球を読めてる。
次はたぶん、、
「(審判)ボール、('ω')」
予想通り。
外角への誘い球。
さっき外角を打たれたから
この誘いは読み通り。
となると次は…
内角。('ω')
となればおそらく速球、、
始動を早めて狙い打ち。
ピッチャーの須戸笛美さん
思い切り腕を振ってきた。
…と思ってたら次の球は
内角には来たけれど…
『(クミ)…げっ!?(;・C・)
低目のチェンジアップ!?』
やられた、(;・∀・)
と一瞬思ったけど、、
止まった、、(/・ω・)/
内側に意識が向いてたぶん
スイングを止められた、、
その結果、、
「(池輝)…あぶなぁ、( ゜Д゜)
あれ普通は振っちゃうぞ。」
「(折幸)たしかに、(・C・;)
彼女ら…なんてレベルの高い
勝負をしてるんだ??
これ俺らも応援しないと…」
「(C組)よし、('ω')
それなら俺らもA組を応援
させてもらうよ。」
「(池輝)…えっ、(・.・;)
でもなぜC組がウチを?」
「(C組)だってウチの女子…
B組に好き放題にやられて
悲しんでたから、(・v・)
あの須戸笛美を打ち負かせる
娘がいるなら応援するよ。」
「(池輝)よし、('ω')
なら一緒にやるか。。」
「(B組)だったら俺らも一緒に
やらせてくれよ。('ω')」
「(折幸)…おいおい。(・n・;)
なぜB組男子が対戦相手の
A組を応援するんだ??」
「(B組)だってなぁ、(ーvー)
アイツらが勝手な主張ばかり
するせいでウチのクラスは
常にギスギスしてるし……」
「(折幸)…それ、(;´・ω・)
話し合いで解決すべきでは?」
「(B組)活動家相手に会話など
成立しないだろ??(ーOー)
アイツらは自分の思想分野で
俺らを敵視するだけ、、
ただ無視するしかないよ。」
「(折幸)…それは、(・n・;)
そういう空気は俺らA組の
隣で感じてるよ。。」
「(B組)それが今回うまいこと、
ヤツらの得意分野で、、
鼻っぱしを折れそうなんだ。。
クミちゃんいい娘だし…
ここは勝っといてもらう方が
一年生全体に良いだろ??」
「(折幸)…たしかに、('ω')
それでB組が上手くいくのなら
俺ら全員が医者を目指す上で
いい結果になるだろうな。。」
「(正太郎)じゃぁ皆で、(・v・)
<かっ飛ばせ、クミちゃん>で
いきますよ!!」
「(全員)よし、(`・v・´)」
たしかに、(・n・;)
まぁ色々と間違えてますが…
フェミニストなどの活動家が
周囲を辟易とさせることで
全体効率を下げることはよく
あること、、
いまの一年B組…
いや、女子枠のある関東医大
全体がそうなってると思う。
(;´・ω・)
その鼻っぱしを…
得意分野で黙らせるのは
必要なこととは思う。
けど、(・.・;)
本当の意味で卑怯なのは
実はボクの方、、
少なくとも良い娘ではない。
男が卑劣してはいけない。
(´-ω-`)
けどそれでも、、
ここは…期待された以上は
打つしかないだろうな、、
一年生ほぼ全員からの、
<かっ飛ばせ、クミちゃん!>
の大声援には、、
漢としては応えるべき…
なんだろうな。(*ノωノ)
思いがけずに学年全体の
期待を寄せられたクミちゃん。
(・.・;)
男は手加減すべきだけど
ここは打つべきだけど……
そもそもフルカウント、、
本当に打てるの??
(・n・;)




